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50代の暮らし方 子どもが家を出るとこんなにも身体が楽になります

この春、3番目の子どもが大学進学で家を出ました。
同じ敷地内には母が一人で住んでいますが、夫と2人暮らしが始まりました。
3人の子どもたちが全員家を出たことで、寂しさや虚無感、いわゆる空の巣症候群に陥るのでは?なーんて心配は、実は想像すらしていませんでした。

子どもが家を出ると、暮らし方はこんなにも楽になり、体力的にも衰えてきた50代にとっては、ちょうどよい生き方ができるようになりました。

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一日のタイムスケジュール

3人の子どもたちが家にいたころは、私の起床時間は5時30分。
お弁当を作って、子どもたちに食べさせる朝食を準備して、後片付けをしながら合間に自分の出勤のための身支度をして、時間があれば掃除機をかけ、雨の日は子どもたちを車で学校へ送り、大慌てで出勤する・・・そんなバタバタな毎日を送っていたものです。

さて、この春娘が家を出てからの私の起床時間は1時間も遅くなりました。

6:30 起床
   インコたちのゲージの掃除、水替えなど
7:00 自分のお弁当作り(基本残り物を詰めるだけなのですぐ終わる)
   掃除機がけなど
7:30 コーヒーを飲みながら身支度
8:10 出勤

18:00 帰宅・時に買い物をしてから帰る
18:30 夕食準備(夫の帰宅が遅いので、自分の夕食は作りながらの立ち食い)
20:00 洗濯・入浴など
21:00 以後終日フリー
24:00 就寝
誰に邪魔されるわけでもなく、自分だけの都合で自分だけの時間を自由に使える気楽さといったら、こんなに楽なことはありません。
いつも子ども中心で動いていた自分の時間が、本来の自分の時間に戻っただけなのですが、長男が生まれる前の25年前のことは、すっかり忘れておりました。
そういえば、子どもが生まれたとたん、すべてを子どもに合わせて動かなければならず、そんな毎日にイライラしたこともありましたが、いつしかそれが当たり前となっていたんですね。
だからこの春、突如訪れた自分だけの時間が新鮮で、うれしいやら楽しいやら。
夜9時以降は、主婦業は閉店。
帰宅した夫は、自分が食べた食器は自分で洗って片付けますし、お風呂から上がるときはきれいに掃除をしてくれます。
あぁ、50代は更年期真っただ中で、気力も体力も衰えてくるのに、子どもの成長と独立が体を楽にしてくれるんですね。
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子どもが家を出てから変わった日常生活

娘が家を出たことで、以前のようにやらなくなったことがいくつかあります。

1.ご飯を毎日炊かなくなった

子どもが3人いた頃は、朝炊いたご飯が夜にはなくなって、1日に2回もご飯を炊くことがありました。
今は週に1回程度ご飯を5合炊いて、1食分ずつラップに包んで冷凍保存しています。
夫も私も各自好きな時に自分で解凍して食べるといった具合。

2.朝食は各自

元々、夫も私も朝食はコーヒー程度で済ませていたので、子どもたちがいない今は、自分のことは自分でやってもらいます。

3.洗濯を毎日しなくなった

50代夫婦なんて、そんなに着るものが汚れませんので、毎日の洗濯ものは下着や肌着くらい。
なので、ある程度たまってから洗濯機を回すようになりました。
長男や次男がサッカーをしていたころは、1日2回も洗濯機を回していたのにね。

4.買い物は仕事帰りに週1回

以前は週に2回程度、私の休日にまとめ買いをしていましたが、今は週に1回で充分です。
たまに足りないものを買い足すことはありますが、仕事帰りに買い物をするようになってからは、自分の休日を買い物に充てるのがもったいないと思うようになりました。
夫婦2人分の食材は持て余すようにもなったので、保存方法の工夫や買い物の量を考えながらしています。

5.休日はすべて自分時間

子どもを迎えに行く時間など気にする必要がなくなったので、終日フリーとなりました。
もっとも、休日は母の薬をもらいにいったり家族の所用もありますが、晴れた日には庭に出て、雨の日は家の中の片づけをします。
そしてたまには友達と出かけます。

 

お子さんがまだ小さくて毎日大変な方もいらっしゃると思いますが、子どもはいつか必ず親元を離れる時がきます。
こんなに体が楽になる日が必ずやってきますから、大丈夫ですよーということを、伝えたかったのでした。

空の巣症候群ってなに?

子どもが家を出たり独り立ちした時に、親が陥りやすい「空の巣症候群」があります。
今まで子どものためにあれこれやってきたことが、子どもの巣立ちで急に心にぽっかり穴があいたようになり、虚無感や孤独を感じ何もやる気がおこらないというもの。

子育てに熱心な親ほど喪失感が大きく、空の巣症候群になりやすいそうですが・・・
えっ?私?
ごめんなさい。空の巣症候群って何?

私もそれなりに子育てをやってきたと思うのですが(←たぶん)、子どもがみんな家を出たら、こんなに自由で楽な生活が待っていて、きゃっほー!って感じで喜んでいるのは、おかしいのかしら。

今はLINEという便利なツールもあり、子どもたちとはすぐに連絡をとることができるし、例えすぐに返事が来なくとも、既読になればそれで安心します。
子どもたちが自分の人生を楽しんで生きていってくれれば、それが一番私にとっては幸せです。

わざわざ電話をするようなことでもないけど、一方的にLINEを送って「ジャーマンアイリス咲いたよー」なんてメッセージを読んでくれれば満足で、それに返事があればもっとうれしい。
遠く離れた子どもたちも、LINEのおかげでいつも身近に感じられるものです。

そして、私にはまだまだやりたいことがたくさんあります。

人生100年時代へ

人生100年と言われると、そんなに長生きしなくていいよ・・・と思ってしまいますが、与えられた命は最期まで大切にしたい。

50代は人生の折り返し地点となりますが、これからの生き方は、生活条件や経済的なことに影響されるよりも、考え方や物事のとらえ方が大きいと思うのです。
暮らしの中で、当たり前の毎日をいかにおもしろがるかは、自分次第ですもんね。

老後資金には、3,000万円が必要だとか5,000万円が必要だとかマスコミでは煽りますが、他所のお宅と比べてもしかたがないこと。
限られたお金の中で、身の丈に合った暮らし方をし、その中でできる楽しさを見出していくことができればいいと思います。

そして、今の私にできることは、可能な限り働いて年金保険料を納めること。
子どもたちを全員社会にお返しするまでは、経済的にも精神的にもバックアップすること。
年金額から年金生活をイメージし、今から暮らしをコンパクトに移行していくこと。

そのためにも、無駄を省いた暮らし方、よりお得にする手段は、常にアンテナを張り巡らし、情報をキャッチしていきたい。
知識や情報は、どんなにあっても無駄になることはないからです。

そして、人生100年あるとするならば、どういう暮らしをしたいかよりも、どういう生き方をしたいのか、それを見出すことができれば、人生はもっと豊かになり、自分に与えられた運命も素直に受け入れられると思っています。

今年もジャーマンアイリスが咲き始めました。来年は別の場所に移動したいと思っています。

 

コメント

  1. しっぽ より:

    そらはなさんは空の巣症候群にならなかったんですか? 子育てに思い残すことがないからなのかな?

    私は口では「子供は出て行くもんよ」なんて言いながら、しばらくはやっぱり寂しかったですねー。

    老後資金。
    うちは既に嘱託ですから、もう年金生活カウントダウンです。私も夫も今後も細々でも働くつもりです。

    昔株で大損したので投資には不安があったのですが、マイナス金利時代、目減りするばかりの預貯金を少しずつでも増やすべく、苦手ながら投資信託を検討中です。

    食わず嫌いになりすぎず、勉強してみたいと思っています。

    • そらはな より:

      しっぽさんへ♪
      子育てに思い残すことはたくさんありますが、振り返ってもしょうがないかなぁ・・・なんて思ってしまいます(^-^;
      子どもがいない寂しさよりも、自分の自由のほうが勝っているんでしょうね、きっと。
      年金生活はどうなっていくかわかりませんが、働けるうちは働く方が賢明かなぁと思っています。
      しっぽさんは、すでに以前から株をやっていたんですね。
      私が投資するのはNISA枠で買える範囲と、毎月コツコツと投資信託です。
      何事もやってみなければわからないことがたくさんありますからねー。
      私もまだまだ勉強せねば(;’∀’)

    • ゆみ より:

      そらはな様
      初めてコメントさせて頂きます。

      長女は家から大学に通っていますので、来春の長男の進学が初めての子どもの巣立ちになります。これからの私の生活に役立つことばかりで、教科書のように読ませて頂いています。

      4月からは息子の予定をカレンダーに書くことも、お弁当作りも無くなり、家族揃っての年越しはもしかしたら最後かもしれないと、息子がいない寂しさと、自分の時間が増える喜びをいったりきたりしています(^^;

      こういう思いを経て子離れしていくのかと

      これからも読ませて頂きます。

      • そらはな より:

        ゆみさんへ♪
        こんにちは(#^^#)
        「4月からは息子の予定をカレンダーに書くことも、お弁当作りも無くなり」
        ・・・って、とってもよくわかり懐かしい気持ちになりました。
        そういえば私も3人の子どもがいた頃は、カレンダーに予定をびっしり書いて、飛び回っていたなぁ・・・と。
        子どもの巣立ちはたしかに寂しいものですが、元気で楽しく暮らしてくれればそれでよし!と、親の方も慣れるものです。
        そして、今のゆったりした自分の時間は、本当に楽しいです。
        楽しく年を重ねていきたいものです。

  2. るり玉 より:

    こんにちは。

    わかるわかるー!
    今は長女と二人だけど、こちらがスケジュールを合わせることはないのでお気楽。
    このままお一人様になっても、さみしいなんて泣いてるヒマはないのよ。
    花育ては一年中忙しいの。
    忙しい趣味を持っててよかったわ(笑)
    これからは、いかに豊かな時間を過ごしていくかが大切、
    そして楽にシンプルにして足取りも軽く進みたい。
    親も子供もお互いが自立した付き合いになっていくのって、
    とっても心地よいものよね。

    • そらはな より:

      るり玉さんへ♪
      お元気でしたか~?
      お義母さんの介護でお忙しいのかなーって思っていました。
      そうそう、確かに畑に花育ては忙しい。
      忙しくて、子どものことも忘れてしまうほど(^-^;
      お互いが自立した付き合いってとっても心地よいのだということが、よーくわかりました。
      それは夫婦であってもね(^-^;

  3. とも より:

    こんばんは。
    同感です。子育て中は、まず子供の予定、次に仕事、夫、最後に私の予定をパズルを組み合わせるように段取りしてましたね。
    夫と二人暮らしになって早や3年。
    時間に余裕があるのは楽なんですが、私の性格か、まあ時間あるしまだいいか。と、ダラダラになってます。
    空の巣症候群。私も全く無かったです。
    それなりに世話は焼きましたが、心のどこかで、子は子、私は私と思っていました。
    たぶん、自分が親の言う通りにと思いながら成長した反動だと思います。
    危険なことと、人に迷惑をかけることには口出ししましたが、自分で決めて好きなように過ごしてくれればいいかなと思ってました。
    子供であれ、夫であれ、相手を尊重することはそっと見守ることなのかな。難しいですけどね。

    • そらはな より:

      ともさんへ♪
      あぁ、わかるなぁ。パズルを組み合わせるように、まさにそんな感じですよね。
      子どもは、いつまでも子どもと思って接したらダメですよね。親元離れたら、一人の社会人として尊重もしてあげねば。
      これが難しいから、なんたかんだともめるんでしょうけどね。
      親ももっと自分の人生を楽しまなくては!