今年はアジサイの花がわずかしか咲きませんでした。
昨年、バサバサと根元から思いっきり強剪定したからです。
背丈が伸びすぎたアジサイだったので、来年は花が咲かなくてもとにかくスッキリ仕上げたいと思ったのですが、やっぱり花が咲かないと寂しいものですね。
そんなわけで、今年は早くもアジサイの剪定をしました。
来年、たくさんきれいなアジサイが咲きますように。
アジサイをバッサリ剪定した結果
昨年、アジサイの剪定にとりかかったのは10月のこと。
たくさん咲いた花が枯れていても、私はそれをなんとかしようという気持にすらなれず、放置していたのですが、さすがに茶色のアジサイを見るに見かねて、ようやく剪定を始めたのです。
これが昨年の10月のアジサイ。
こんなにたくさんの花を咲かせたのに、こんなに茶色くなるまでほっといて、それくらい心の余裕がなかったのですよね。
アジサイをコンパクトにしたくて、バッサリと強剪定しました。
翌年、花は咲かないかもしれないとわかっていましたが、とにかくスッキリさせたかったのです。
このアジサイの剪定が、私の庭師としてのデビュー作となりました。
そして今年のアジサイ。
あんなにバッサリと切ったのに、こんなにモリっと葉っぱだらけになりました。
なのに花をつけたのは4~5本の枝。
あとはぜーんぶ葉っぱだけ。
昨年、ことごとく花芽を切ったんだなぁ・・・。
わかっていたけど、やっぱり花が咲かないと寂しいものです。
花をつけなかったアジサイの剪定
来年花を咲かせる花芽は、8月にはもう出てきます。
この花芽は、今年花をつけなかった枝から出てきます。
つまり私が昨年根元からバッサリ切った木のようになった枝から、1年枝として今年葉っぱだけの枝が伸び、この1年枝からこれから伸びる枝(2年枝)に来年花を咲かせるというわけなんです。
花がつかなかった枝は、剪定しなくてもいいのですが、形を整えるために上から2節めで切りそろえました。
この切った下の部分から花芽が出てくるそうです。
すかし剪定が大事なわけ
アジサイの下側にある細い枝や古くなった枝も切りました。
葉っぱが込み入ってきて日当たりや風通しが悪くなると、どうしても下葉は枯れてきますし、虫がついたり病気になりやすい。
木々を剪定するようになってからわかったことですが、病気や害虫にやられないようにするためには、とにかく風通しをよくすること。
込み入った枝葉はスッキリ切ったほうが、残った枝葉が生き生きしてくるんですよね。
すかし剪定をするには、枝葉の下から覗きこんでみて、葉っぱにお日様が届いているか見てみるとよくわかります。
ちなみに昨年のアジサイの葉っぱには、わけのわからない気持ち悪い斑点。カビの仲間(糸状菌)によるものだと思われます。
今年は今のところ、葉っぱはきれい!このまま病気にならないでほしいなぁ。
アジサイの剪定でわかったこと
アジサイの生命力はとても強いので、どんなに根元からバッサリと切っても、葉っぱはどんどん伸びてきます。
しかし、強剪定をすると翌年はほとんど花が咲きません。
そしてアジサイの季節に、葉っぱだけのアジサイというのも、なんだか寂しいものだなぁ・・・ということが、今年はよーくわかりました。
ちなみに昨年、ほとんど剪定しなかったアジサイは、今年も鮮やかな花を咲かせました。
ただし、枝葉は伸び放題で下の方へウネウネと曲がって伸びている花もあります。
一度に理想のカタチになるのは難しい。
愛情を持って、少しずつ手をかけていくほうが、結果美しい花を咲かせるんですね。
急ぐことなく気長にゆっくりやっていこう。
来年は、たくさんのアジサイが咲きますように。
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