私の周囲の50肩経験者のお話を聞くと、みんな口をそろえて「1年くらいしたらある日突然治ってた」と言います。
なので私の50肩もいずれ治る日がくると信じておりました。
そしてとうとうその日はやってきました。
ついに私の50肩は治ったのです。
ただし私の場合、ある日突然治ったのではなく、徐々に回復に向かっているなぁというのが自分でもよくわかりました。
50肩が完治するまでに要した期間は1年2か月でした。
50肩初期症状
50肩の原因はよくわかっていません。
50歳代を中心に起こる肩関節周囲炎ですが、明確な定義はされていない上、個人差もあり、治療法もさまざまです。
私の場合、50肩の始まりは突然やってきました。
51歳の誕生日を過ぎて間もなくのことでした。
■起床時から左肩が痛む(前日まではなんともなかった)
■痛む場所は肩から上腕にかけてジンジンする痛み
■動かさなければ痛くない
■左腕を真横に挙げていくと、ある一定の高さで腕が痛くなりそれ以上挙がらない。
■腕をひねると痛みが増す
■左手でペンを持つと痛くて持てない
50肩の急性期は、とにかく安静にすることが大事だというので、なるべく腕を動かさないように努めました。
50肩が左手側だったことも幸いし、上記の症状は2~3日でいったん落ち着きました。
ところが2か月経ったころから、徐々に50肩の症状がひどくなっていきました。
50肩ピーク時
50肩の症状が最もピークだと思った時期が、発症から6か月経った頃。
左腕は明らかに可動域が狭くなりました。
前習いのように腕を前に挙げるのは90度までしかあがらない。
真横に挙げるのはさらに可動域が狭く、30度程度しかあがらない。
後ろ側にはまったく手を回せなくなったので、衣服の着脱には苦労しました。
腕をこれ以上挙げると痛いとわかっているので、挙げなければ痛くはないのです。
しかし、不意に腕を動かしてしまう時って、日常生活動作の中で必ずあるんですよね。
例えば、落ちてきたものをとっさにキャッチしようと腕をあげてしまう時。
反射的に腕を後ろ側にひねった時は、声も出ないほどの悶絶ぶり。
痛みが治まるまでの1分くらいは、激痛でその場にしゃがみこんでしまい動けないことも多々ありました。
50肩の痛みと可動域制限がピーク時は、夜中も痛みで目が覚めるということがしばしばありました。
ズキズキとした痛みではないのですが、重くだるい痛みで目が覚めるのです。
1週間くらいは、痛み止めを飲みながらなんとかやり過ごしたといった状態でした。
しかし、このようなピーク時でも、腕を一定以上挙げたりひねったりしなければ痛くはないので、料理も作れたし庭仕事もできました。
一番支障が出たのは、背中が痒いときに自分の手でかけなくなったことと、ブラのホックが止められなくなったこと。
解決策は、「孫の手」を常備することと、ブラをやめて下着をカップつきキャミソールに変えたことでした。
50肩回復期
「あれ?もしかして50肩も治ってきている?」
そう感じるようになったのは、50肩を発症して9か月が過ぎた頃から。
前よりも確実に腕は挙がるようになってきていたし、夜も痛くて目が覚めるということはすっかりなくなっていました。
ちょうどこの頃、劇団四季アラジンを観たのですが、カーテンコールで役者さんたちに向かって手を振っている自分の腕が、びっくりするほど上に挙がっていて驚いたものです。
その後、少しずつ腕は挙がるようになっていきましたが、私が確実に回復に向かっていると確信したのは、腕が後ろに回せるようになったということでした。
ピーク時には、左手で自分のお尻にさえ触ることができなかったのですが、だんだんお尻から腰、そして背中と手が届くようになりました。
50肩完治
さて、50肩完治を確信したのは、左手で右側の肩甲骨に触ることができるようになったということ。
自分の腕だけで、背中全体に手が届くようになったので、もう孫の手を借りずに自分の手で背中を掻くことができます。
50肩を発症してから約1年2か月目で、私の50肩は完治いたしました。
ただし、肩甲骨に手が届くようになったとはいえ、無理をするとまだ左手の上腕は痛みが出ますので、少しずつやっていきたいと思います。
50肩の治療方法は、積極的にリハビリや体操を勧める方もいますし、特に何もしなくとも自然に治るという方もいます。
私は、50肩に良いとされる体操や運動もやってみましたが、痛みが和らぐということが直接感じられなかったので、継続してやることはありませんでした。
「動かさないと、後で関節が固まってしまう」という説もありますが、日常生活レベルの動きをしていれば、特に50肩のための運動はしなくても、関節が固まるということはなかったです。
痛いときは痛いのだから、痛くなるような動きはしない。(ピーク時はせいぜい1週間)
温めたり冷やしたりというのも、自分が心地よいほうを選択する。(私は温めたほうが気持ちよかった)
痛みが我慢できないときは、痛み止めに頼るのもアリ。(私の場合はロキソニン。漢方薬はあまり効果が感じられなかった)
腕の可動域制限で日常生活で困るようなときは、道具に頼る。(孫の手やカップ付きキャミソール、湿布など)
そして50肩はいつか必ず治る。(私は1年2か月)
万歳!50肩完治です。
もちろん、50肩だと思っていても他の病気が隠れている場合もあるので、おかしいなと思った場合は受診するという策も必要です。
ところで、私の周囲の50肩経験者は、その後反対側も50肩になったという人がほとんどです。
さて、私の右側の50肩はいったいいつかしら。
もはや50肩になるのを待ち望んでいるかのような気持ちになっています。
コメント
そらはなさん、治ってよかったですね〜〜。晴れ晴れとしますよね。
私の場合、左に1年かかり整体に行きました。一回四千円を8回。肩の高さ、足の長さも違ったのをまっすぐにしてもらいました。自分が今まで傾いてたのが正しい位置になってすごく楽になりましたが、肩はなかなか治らず。肩こりが自覚してなかったけど施術者の指がツボに入らないくらい硬くてほぐすだけで3回くらいかかりました。首や肩が凝ってるから腕にくるんだと言われました。
やっと治ったのに、今度は右に。朝起きたら首が右に回らない。右腕を伸ばすと痛い。猫のケージの掃除で右腕を伸ばして、気をつけていてもうっかりするとしばらく動けなくなる痛みに襲われました。整形外科にかかり、リハビリをして体操を教わり途中でやめましたが、治るまで1年半。去年の半ば、気がつくと痛くない。嬉しかった〜〜。ところが11月に左腕の肘から指にかけて筋肉痛のような痛みが4ヶ月。やっと治りました。今度は医者に行かずに、温めてさすることで様子見て、ようやく治りました。このまま治らなかったらどうしよう、この痛みとずっと付き合うのかなと暗かったです。身体が自分の思うよりもどんどん老化して行くのかと思うと嫌ですが、変化を受け入れつつ無理せず、まだまだ鍛えて、大事にしていかないといけないんだなあと思うこの頃です。
五十肩、もうならないといいですね。膝とか腰とか他のところもね。
ちかちかさんへ♪
整体も回数を重ねるとお金がかかっちゃいますよね。
朝起きると、体のどこかが痛かったりして、もう若くはないのだと自覚させられますねぇ。
病気ではなく、老化からくるものであれば、今後はそれらの不調と上手に付き合っていかなければならないのですよね。
私も鍛えねば!(口だけ)
おめでとうございます〜
思い切り万歳したり、ぶんぶん両腕を回したり、満喫してくださいね〜*\(^o^)/*
ピラティスも!
右腕、ならないかもしれませんよ?
身内含め私の周囲では四十肩五十肩って聞かないんですよね〜
なんでかしら?
私は空花さんより少しお姉さんで
おつきあいのある方はさらにお姉さんも多いのですけど。
私、寝るとき万歳してること、あります。ソレ? まさかね(笑)
TM♪さんへ♪
50肩になる人って、割合的には3割以下だと聞いたことがあるので、ならない人のほうが多いんですよね。
私も、まさか自分がなるなんて思っていませんでしたが、母も姉も50肩になったそうなので、遺伝?とか骨格の形?とか、そういうのも関係あるのかなぁ?
なにはともあれ、今後は夜寝るときは、万歳して寝ます(@^▽^@)
こんにちは。
五十肩卒業?おめでとうございます(^^)痛みに終わりがあるとわかれば、希望がわいてきます。
右肩の痛みに我慢できず整形外科で診てもらうと、四十肩といわれ逆に喜んだ?去年の私。病名は年齢をさば読めても、体は年なりに痛い。服を着るときは右袖から通すよう気をつけていながら、つい忘れて曲げられない角度に腕を動かしたときの激痛といったら…。これも、あと少しで終わりにできるのですね。頑張ろ!!春は明るく笑顔で行きたいおばさんです(o^^o)
ルイコさんへ♪
わかります~!
自分が50肩、いや40肩だと自覚していても、服を着るとき、つい忘れて腕をひねっちゃった時の悶絶!
つまり、ふだんは痛くないから、ついうっかり動かしちゃうんですよね。
ルイコさんも、早く治るといいですね。
春は颯爽とお出かけしたいものです。