季節が夏へと向かう6月。
私の心も少しずつ、次のステージに向けて動き出しているのを感じます。
この6月は、「ありがとう」をたくさん伝えながら過ごしたい。
そんな思いで、やりたいことを10個、リストにしてみました。
① 長男夫婦をねぎらう
この春、長男夫婦に赤ちゃんが生まれました。
夫婦ふたりで試行錯誤しながら、毎日懸命に子育てをしているはずです。
私にできるのは、ただただ、ねぎらうこと。
「本当にがんばってるね」「えらいね」「寝てる?(たぶん寝てないよね…)」と、温かい言葉をかけて、褒めちぎりたい。

2人の肩の力がふっと抜ける時間をつくれたらいいなと思います。
② 孫を抱っこする
そして…はじめて会う、はじめての孫。
この腕でぎゅっと抱いた瞬間、「おばあちゃんになったんだなあ」と、ようやく実感が湧くのでしょうか。
ふにゃふにゃで、あったかくて、小さな命。
願わくば、抱っこしてすぐに泣かれませんように。(切実)
③ 伊勢神宮参拝
孫を抱っこしたあとは、伊勢神宮へ行く予定。
命の誕生を見届けたあとに、神様へ報告する旅となりそうです。
「ありがとうございます」と、ただ静かに手を合わせてきたいと思います。
でも心のなかでは、健康とか長寿とか、ちょっとだけ欲張ったお願いもしちゃうかも…。
④ 名古屋城にいく
せっかく伊勢まで行くので、名古屋にも足をのばしてみようかと思っています。
目当てはもちろん、金のしゃちほこ。
初めての名古屋城は、きっと私の記憶にも鮮明に残るでしょう。
そして、名古屋では味噌カツにするか、ひつまぶしにするか、ただいま絶賛悩み中(真剣)。
⑤ 羽田の天空の湯に入る
旅のしめくくりは、自分へのご褒美タイム。
羽田空港にある「天空の湯」で、空を眺めながらお風呂に入ってきます。
飛行機を見上げながら、心も体もふわっと軽くなるひとときになればいいなぁ。
⑥ 実家の粗大ごみを出す
毎月のことながら、少しずつ実家の片付けを進めます。
父が亡くなって9年。
母は今、施設で穏やかに暮らしています。
家の中のことはもうすっかり忘れてしまいましたが、だからこそ、わたしが引き受けていく番なんだと思っています。
出番を終えた家具や家電たち。
「長い間ありがとう」と声をかけながら、少しずつ外へ運び出していきます。
⑦ 実家のケース入り人形を処分
実家の床の間には、ずらりと並んだガラスケース入りの人形たち。
贈答品が多く、いただいたときの背景も、私にはわかりません。
長いあいだ「そのうちに」と見て見ぬふりをしてきましたが、今年こそ、感謝とともにお別れを決めました。

分別や処分は、思っている以上に体力と気力がいりますが、これもひとつの供養と思って、丁寧に向き合いたいと思います。
⑧ ポタジェガーデン用の花の種まき
我が家の「ポタジェガーデン」。
今年も花と野菜の共演を目指して、花の種をまきます。
マリーゴールドやナスタチウムなど、見た目も可愛くて、虫よけにもなる優秀選手たち。
「芽が出たらほめて育てる」――これが私の園芸モットーです(笑)
⑨ 学生時代の友人たちと会食
定期的に続けている、学生時代の友人とのランチ会。
今月はお互いの都合がつかず、夜ごはん会になりました。
学生時代の苦楽を共にした友人たちと、あーでもないこーでもないと笑い合う時間は、今も変わらず宝物です。
⑩ 親友と遊ぶ
そして、なんといってもこの奇跡。
40年来の親友が、今年わたしの住む街に引っ越してきました。

まさか、こんなタイミングで、こんなに近くに住むことになるなんて!
まるでドラマみたいな再会に、今でもびっくりしています。
「いつか」はわたしたちの年齢になると、ちょっと不確かだから。
「今会えるなら、今会っておこう」が合言葉です。
人生の節目を、ていねいに味わう6月に
こうして書き出してみると、どれもが「今だからこそ、やっておきたいこと」ばかり。
新しく始まる命と向き合い、
役目を終えたものに別れを告げ、
古くからの友と再び笑い合う――
6月は、そんな人生の節目を、ていねいに味わう月になりそうです。
少ししんみり、ちょっぴり笑って。
心の奥のあたたかいところが、ふっと動くような、そんな日々を重ねていきたいと思います。
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