スポンサーリンク

高齢者にとっての安全な暖房を考えて母の部屋のエアコンを買い替えた

先日、母の部屋のエアコンを買い換えました。
1年前から、そろそろ石油ストーブでは危ないなぁと思っていたので、寒冷地向けの暖房性能に強化したエアコンにしました。

今年の冬は、エアコン1台で母の暮らす部屋の暖房を賄いたいと思っています。

スポンサーリンク

ストーブは炎が見えるほうが好き

実家の母の部屋の暖房機器は、FF式石油ストーブで輻射タイプのものです。

寒冷地では、FF式石油ストーブを使っているお宅も多いと思いますが、外に設置している大型の灯油タンクからストーブに給油されるしくみになっているので、電源スイッチを押すだけで母でも簡単にストーブが点けられます。

▲実家のFF式輻射型ラウンドタイプのストーブ

もう何十年も前から、実家の暖房器具はこのタイプのものを使ってきました。

ちなみに我が家のストーブは、コロナのアグレシオ。

▲コロナFF式暖房機アグレシオ

ストーブの前面に大きな遠赤外線パネルを搭載し、その下には燃える炎が見える小さな窓がついています。
薄型で場所をとらず、ヤケドしたりする心配もないので、私はこちらのほうが好きなのですが、母は断固としてラウンドタイプのストーブにこだわりました。

ストーブは炎が見えないと温かさが感じられない」からだそうです。

スポンサーリンク

炎が怖い

ところが、このストーブの炎を、昨年から母が怖がるようになりました。
もう何年も使ってきた、母にとっては使い慣れたストーブなのに、「赤く燃える炎が怖い」といって、母がストーブを消してしまうようになったのです。

真冬は日中の外気温が氷点下になることもある雪国秋田。
ストーブを消せば、たちまち部屋の中は冷えてきます。

母のところへ週3回来るヘルパーさんの日誌にも「ストーブを消しており、お部屋が少し肌寒く感じました」と書かれるようになりました。

どうやら母は、日中に何度もストーブを点けたり消したりしているようなのです。

そしてついには「ストーブがおかしいから見に来て」と、たびたび私を呼びにくるようになりました。

ストーブがおかしいのではありません。
寒い日は、一生懸命部屋を暖めようと必死で燃えているストーブです。

その赤々と燃える炎を、母が怖がるようになってしまったのです。

何十年と、このストーブで冬を過ごしてきたというのに、状況が理解できなくなってしまったのです。

母は、認知機能が少しずつ衰えてきていますが、人間歳をとると、知性よりも本能的な部分があらわになってくるのかもしれません。

▲赤々と燃えるストーブ

炎を怖がるなんて、まるで動物的ではありませんか。

高齢者にとって安心安全な暖房機器

母に何度も言い含めながら、なんとか過ごした昨年の冬。
しかし、日中一人で過ごす高齢の母にとって、一番怖いのは火の取り扱いです。
また、炎が怖いと言ってたびたびストーブを消してしまうようでは、今度は室内の低温も心配です。

もう母には石油ストーブの取り扱いは無理だと判断し、先日母の部屋のエアコンを買い換えました。
これまでのエアコンは、12畳の居間に対して6畳用の小さなエアコンでした。
主に夏場の冷房用として使うために設置したものです。


▲ダイキンのエアコン 寒冷地用のスゴ暖

新たに設置したエアコンは、寒冷地向けの「スゴ暖」というエアコン。
居間に隣接している寝室も暖められるよう、18畳用のものにしました。

実際に使ってみると、スゴ暖というだけあって、スイッチを入れてすぐに部屋が暖かくなります。
我が家のFF式のストーブよりも早く、部屋が暖まります。
暑すぎず寒すぎず、まさに快適な部屋の温度が保たれます。

これならば、真冬でもエアコンひとつで暖房が賄えるかもしれません。

気になるのは電気代ですが、灯油も値上がりしている今、エアコンの自動運転を利用して上手に省エネで稼働できればいいなぁと思っています。
なにより、電気代云々よりも、母にとって大切なことは安全第一なのですから。

また、母の部屋にはスマートリモコンを設置していて、私のスマホから遠隔操作ができるようにしています。

朝は〇時になったらエアコンの電源をONにする、夜は〇時になったら電源をOFFにする、という設定の他、日中の室温が〇℃以上になったらエアコンをOFFにする、〇℃以下になったらONにするというような自動設定もしています。

出先でもスマホから母の部屋の室温がチェックできるので、石油ストーブよりもはるかに便利で合理的な使い方ができています。

ただし、今困っていることは、母がこのエアコンの仕組みを理解できず、毎日「暖房ついてる」「暖房消して」と言いにくること。
まぁ、安全な暖房が叶えられるならば、何百回と母に説明しても、かまいませんことよ。(本当はシンドイけど)

そして母の姿は、自分の将来の姿でもあるので、我が家の安全な暖房についても考えていかなければならないと思っています。

 

コメント

  1. みちみち より:

    こんばんは。
    いつもお母様の事を考えて頑張っている空花さん、尊敬します。
    安全性が高いのが何よりですよね。
    ところで、関東に住んでいる私は寒冷地仕様の暖房があるのに驚きました!
    スゴ暖!何だかとても暖かそうなインナーのようなネーミング。一つ知識が増えました。

    • そらはな より:

      みちみちさんへ♪
      CMでも、数年前から寒冷地用のエアコンが出るようになりましたねー。
      メーカーによって、スゴ暖とか、ズバ暖とか、そんな名前が付けられてますよー。
      本当に火事だけは怖いので、安全第一です。