「雪国の暖房は石油ストーブが効率的で、灯油のほうが電気よりも安い」と長い間思っていました。
しかし、実際にエアコン暖房だけで過ごしてみると、意外にもコストはほぼ同じであることがわかりました。
石油ストーブからエアコン暖房へ
以前は「寒冷地でエアコン暖房だけでは厳しいのでは?」と疑問に思っていましたが、昨シーズンからFF式石油ストーブをやめ、エアコン1台のみで過ごしています。

冬もエアコン稼働中
今年も変わらず、リビングの暖房は寒冷地仕様の富士通ノクリア1台のみです。
先月(1月)のエアコンの電気代は8,928円(1日平均288円)。
昨年の同時期とほぼ変わらず、灯油代と比較してもそれほど差がないことがわかりました。
結論として、雪国でもエアコン暖房だけで快適に過ごせることを実感しています。
エアコン暖房のメリット
1. 部屋全体がすぐに暖まる
FF式石油ストーブでは、部屋全体が暖まるまでに30分ほどかかる印象でした。
そのため、寒い朝はストーブの前から離れられず、動き出すまでに時間がかかってしまいました。
一方、富士通ノクリア(寒冷地仕様)は低温環境でもしっかり動作し、エアコンをつけると10分ほどで部屋の隅までほんのり暖かくなります。
これにより「暖まるまでじっと待つ」時間が大幅に短縮され、朝の準備もスムーズになりました。
2. 遠隔操作ができて便利!
スマホアプリでエアコンのスイッチをオン・オフできるので、外出先から消し忘れをチェックしたり、帰宅10分前にスイッチONにして暖かい部屋に帰れる点が非常に便利です。
▲遠隔操作できるアプリは便利!
特に帰宅前のリモート操作は、「一度使うと手放せない!」ほどの快適さ。
ほんのり暖まった部屋に帰ると、思わずホッとします。
3. 灯油代とほぼ同じコストで済む
以前はFF式石油ストーブで1ヶ月に約100Lの灯油を消費していました(LDK約20畳)。
灯油代は1Lあたり110円(今シーズンの宅配灯油は120円)で、毎月1万円以上かかっていた計算です。
一方、今シーズンのエアコン暖房の1月の電気代は約9,000円。
灯油代とほぼ同じか、灯油価格が上がるとエアコンのほうが安くなる可能性もあります。
これにより、エアコン暖房が経済的にも十分選択肢になると実感しています。
4. 霜取り運転の影響はあるが許容範囲
寒冷地ならではの問題として、朝は1時間に1回ほど霜取り運転があります。

朝は霜取り運転が作動しやすい
その間、エアコンが約5~10分間止まり、一時的に肌寒く感じることもあります。
とはいえ、朝はバタバタと動いているため、「寒くて困る!」ということは少なく、霜取り運転が終了するとすぐに暖かさが戻ります。
灯油を使わないことで、灯油の残量を気にせず過ごせる点も大きなメリットです。
冬のエアコン暖房、満足度高し!
乾燥しやすいため、加湿器の併用は必須ですが、全体的に見ると寒冷地でもエアコン暖房だけで快適に過ごせることがわかりました。
湿度管理を意識することで、より快適に過ごせると思います。
これまで「雪国の暖房=灯油ストーブがベスト」と思っていましたが、寒冷地仕様エアコンを導入することで、エアコン暖房だけでも十分であることに気付きました。

2年以上使っていない石油ストーブ そろそろ撤去したい
もちろん、石油ストーブの輻射熱の暖かさも良い点はありますが、今後は灯油の取り扱いや火の管理が大変になりそうです。
そのため、我が家の冬の暖房はエアコンで十分かなと思っています。
昨シーズンに続き、この冬も灯油なしで過ごせるか、引き続き様子を見ていきたいと思います。

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