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紫陽花を根元からバッサリと切ると自分の中にも別の感情が芽生える

 

伸びきった庭の枝が気になるようになり、10月に入ってからボチボチと剪定なんぞを始めました。

これまで実家の庭木の手入れはすべて父がやっていたので、私にとってはまるで未開のジャングル。

そのジャングルにようやく目がいくようになったということは、気持ち的にも余裕ができてきたということなのでしょう。

父が遺した庭の財産を、これから私はどうやっていったらよいのだろう。

雑草は伸びるし、虫はつくし、いっそのこと木はすべて伐採して、庭一面にコンクリートなり砂利などを敷き詰めてしまったら、どんなに管理が楽だろう。

そんなことを考えながら、伸びきったあじさいの剪定を始めました。

 

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紫陽花の剪定

我が家の地植えの紫陽花。

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花はとっくに枯れているというのに、誰も手入れをする人がいないまま放置状態の紫陽花。

 

地植えの紫陽花の場合は、剪定はしなくてもよいそうですが、そうなると丈夫で成長の早い紫陽花はどんどん大きくなって広がり放題となってしまいます。

また、葉っぱが密集すると風通しも悪くなり、病気にもなりやすい。

 

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もーーーー。

なんだかわからないけれど、葉っぱに気持ち悪い斑点。

 

それまでも、こういう斑点は見たことがありますが、父に任せていた時はまーったく気にならなかったのに、いざ自分が管理しなければならないとなると、やたら気になる。

 

なので。

 

 

紫陽花は、今年強剪定をすることにしました。

 

通常の剪定は、紫陽花の花の下の葉っぱ2~4枚めの部分で剪定をするそうですが、強剪定は根元からばっさりと切り落とすこと。

紫陽花の根元の茎は、もはや茎というより枝。

 

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しっかりと地面に根を張っているのがわかります。

 

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花はすでに枯れているのに、枝には新しい芽がたくさん出てきていました。

 

根元からばっさりと強剪定をすると、来年は花が咲かない可能性が大きい。

けれども紫陽花はとても丈夫な花なので、1~2週間ですぐに新芽が出てくるのですよね。

生命力の強さを感じます。

 

強剪定をすることで、病気を防ぎ株を丈夫にし、いずれ美しい花を咲かせるわけですから、今年は庭木をリセットするにはちょうどいい時期なのだと思いました。

 

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紫陽花の古い枝は、中が空洞になっていて、触れただけで簡単に折れてしまいました。

役目を終えた枝は、若い枝に次を託して自然と朽ち果てていくのですね。

 

なんだか父が、「これからはおまえに頼んだからな」と言っているような気がしました。

 

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剪定終了。

根元からバッサリ切るには、なんだか勇気がなくてできず、さりとて新芽を意識して残したかと言われれば、そうでもないという、とても中途半端な剪定・・・。

 

これが私の庭師としてのデビューとなるのだからいいのです。

誰だって、最初は失敗するもんですからね。←失敗前提

 

 

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だけどね・・・。

中途半端な剪定から1週間も経つと、ちゃんと新芽が出てきたではありませんか!

 

すごい、すごいよ紫陽花!

 

私はこんな生命力のすばらしさを知らずに50年も生きてきたんだなぁ。

 

庭木の手入れなんて、私にはできっこないよ!と放り投げていた1か月前とは、あきらかに違う感情が、私の中にも芽生えつつあります。

 

 

 

切れ味のいい剪定ばさみがほしくなりました(笑)。

 

コメント

  1. ルリネコ より:

    そらはな 様
    庭の手入れは、大変そう。私は、一人になったら、どこかに頼むかな?どうして良いのかわからない。でも、前に住んでいた団地は、自主管理でしたが、それはそれで大変でした。人も環境も今のほうが気楽です。なんとかなるさ~

    • そらはな より:

      ルリネコさんへ♪
      おっしゃる通りです!(^^)!
      なんとかなる、なるようにしかならないのですよね。
      自分で管理ができなくなったら、管理できるように庭を変えていけばいいのですもんね。
      苦痛なことは極力避け、今後の人生はなんでも楽しんで暮らしていきたいです。

  2. えりあまま より:

    庭師デビューおめでとうございます

    やり出すとハマるんですよね、なんか無心になれる感じですよね
    新しい芽に愛情が湧きますね

    うちはめっちゃ切ったけどすでにモリモリです

    • そらはな より:

      えりあママさんへ♪
      私を庭師と認めてくださるのですね・・・?
      たしかに、枝を一生懸命切っているときは、無心になってやっていて、それはそれで楽しいということに気が付きました。
      自分が手をかけたものは、なんだってかわいい。
      子育てと一緒ですね。
      子どもから手が離れると、今度は植物に目がいくようになるんですねー。

  3. ちかちか より:

    そらはなさん、なんか、あわかります〜〜。自分で切ると違うんです。去年私は紫陽花のそばの名前のわからないのをバサバサと切ったら葉の落ちた紫陽花もかなり短く切ってしまったようで今年は咲かなかった。枝がないんです。毎年咲いてたのに、と思うと寂しかった〜〜。
    もう一ヶ所の紫陽花は気をつけて剪定したので来年は大丈夫そうです。今日は夫に手伝ってもらい浜木綿の虫食いで枯れたのを根元からノコギリで切ってもらいました。通り道がすっきりしました。アロエは鬼のようにうじゃうじゃ出てくるし、庭じゅう雑草だらけですが、義父がどうとかでなく、もう自分でやるしかないんだと思うと不思議と何とかしたいと思い始め、二人で年取ったら庭仕事も楽しいかも、と思ったりして。大きい木は職人さんに根元から切ってもらい、庭をできる範囲まで小さくして何とか維持したいなと思ったりしました。はっきり言って庭は贅沢です。お金かかるばかりで何も産み出さないと思うけど、光合成してくれるし、春にはウグイス?メジロ?も来る。庭仕事で健康になるかも。年金暮らしになったらそんな余裕ないかもしれないけど、何とか、頑張りたいな、とも思ったのでした。そらはなさんもそんな心境ですか?年のせいかしらね?

    • そらはな より:

      ちかちかさんへ♪
      紫陽花に浜木綿にアロエ・・・。すばらしいお庭でしょうね。
      とはいえ、手入れをしないとあっという間に草ボーボーになるのは、よーくわかります。
      私も、これから少しずつ庭木の手入れをしていこうと思いました。
      もちろん自分の時間がとれる範囲で、ですので、やれるところは限られているんですけどね。
      いろんな小鳥がくるのも、やっぱり和みますよね。
      ちかちかさんと同じ心境です。
      気負いせずに、自分が楽しんでできる範囲で、やっていきたいと思いました。

  4. とも より:

    そらはなさん、こんばんは。
    お庭の手入れ、ご苦労様です。

    さてさて、我が家には大きな銀杏の木があります。そうです!この時期から恐ろしい香りが漂い始めます。そして、紅葉は美しいのですが、びっくりうんざりする葉っぱとの格闘です。

    春夏秋冬、誰に言われるもなく、木々は同じことを繰り返してますね。そういう風にあるがままに生きたいな〜と感じるこの頃です。

    秋田はもう紅葉は始まってますか?

    • そらはな より:

      ともさんへ♪
      わぁーーーーー!!銀杏!!!!
      ギンナン、大好きですが、恐ろしい香りは、確かに恐ろしい・・・(^-^;
      銀杏の紅葉は美しいですね。秋の青空に映えますね。
      でも、落葉も半端ないでしょうねぇ・・・。
      そっかぁ・・・。
      誰に言われるでもなく、毎年同じことを淡々と繰り返す。
      そんな風に自然体で生きるのが、一番ストレスなく暮らせるのかな・・・。
      秋田の山間部は、紅葉始まりました。
      紅葉も、散るからこそその一瞬一瞬が美しいと感じるんですよね。