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大きくなりすぎた紫陽花をコンパクトにして来年も花を咲かせる剪定の仕方

我が家の紫陽花は大きくなりすぎました。
私の背丈はとうに超えています。

大きすぎるので、もっと小さくコンパクトにするために、毎年あれこれチャレンジしてきて、ひとつわかったことがありました。

大きくなり過ぎた紫陽花を、来年も花を咲かせるための剪定の仕方について、まとめます。

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紫陽花の一般的な剪定の仕方

最初に断っておきますが、私は庭師でもなんでもありません。
素人が、見様見真似で自分の庭にある紫陽花を剪定しているので、これが正しいやり方かと言われたら、目が泳ぎます。

しかし、自分で紫陽花を剪定するようになってから早3年。
自分なりにちょっとしたコツがわかってきました。

これから紫陽花の株を大きくしたい場合の剪定の仕方

紫陽花は、花のすぐ下の葉っぱを1節、さらにその下の葉っぱを2節と数えますが、紫陽花の一般的な剪定の仕方は、2節めと3節目の中間地点で剪定すると良いとされています。

花のすぐ下の赤いラインの部分が1節目。
花芽は、2節目と3節目の矢印部分から出てきます。

 

写真は、前年に花のすぐ下、つまり1節目の上で切った紫陽花ですが、1年後にはその下に6本の花芽が出て、すべてに花がついているのがわかるでしょう。

なので、これから紫陽花の株を大きくしていきたいと考えるならば、花のすぐ下でカットする方法がおススメです。

このまま維持したい場合は、2節目と3節目の間で切るのがベストでしょう。

花芽がどこにあるかわからない場合の剪定の仕方

しかし、初めて紫陽花の剪定をする場合、2節目だの3節目だの言われても、果たしてそこで切って来年も花が咲くのだろうか?と不安になることもありますよね?
私がそうでしたから。

紫陽花の剪定は、花が終わったらすぐに行いましょうと言うけれど、ちょっとくらい遅れても全然大丈夫です。

なぜなら花が終わって茶色くなってくると、2節目や3節目から花芽が出てくるからです。
その花芽を確認してから剪定しても大丈夫です。

さずがに、ここまでほったらかしにしておくと、見栄えが悪いばかりか、病気にもなりやすいのでご注意を。

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木質化した紫陽花を強剪定する

紫陽花は何年も経つと、枝が木のように太く固くなってきます。

見てください!
少なくとも20年以上は経つ紫陽花の根元は、直径10cmを超える頑丈な幹となりました。

 

紫陽花の強剪定は、根元から30cmくらいの高さでバッサリ切るのが望ましいのですが、中央の幹があまりにも太かったので、通常の剪定鋏では切ることができず、中途半端な感じで断念いたしました。

このように強剪定すると、花芽は当然全部落としていますから、翌年は花が咲きません。

 

予想通り1年後には、葉っぱだけがワサワサ状態となります。
この葉っぱだけの茎に、花芽がつくのです。

 

翌年には、このように花がたくさん咲きました。

大きくなりすぎた紫陽花をコンパクトにかつ来年も花を咲かせるための剪定の仕方

さて、ここからが肝心のお話です。

私の背丈はとうに超える大きくなりすぎた紫陽花。
強剪定してコンパクトにしたいけれど、来年も紫陽花の花は見たいなぁという場合の剪定の仕方です。

 

まずは、2年前の紫陽花です。

前年、強剪定して花芽を全部切ったので、花はほとんど咲きませんでした。
なのに葉っぱは勢いよく出ています。

 

そして昨年の紫陽花がこちら↓

前年に、花の下2節と3節目の中間地点で剪定した紫陽花は、たくさんの花を咲かせました。
しかし、背丈はやっぱりどんどん伸びて、やはり私の背丈を越しました。

全体的にもモッサリしていて、風通しも悪そうです。

 

そして今年の紫陽花がこちら↓

背丈は同じくらい伸びましたが、非常にコンパクトでスッキリと見えませんか?
それでいて、紫陽花の花もたくさん咲いています。

昨年剪定する際に、上部の枝は花芽を残すよう2節目と3節目で剪定し、下半分はすべてのわき芽と枝葉をカットしました。
名付けて「頭でっかち剪定」です。

こうすることで、紫陽花のすかし剪定にもなり、風通しがよくなりました。

 

さらに、株元からは新しい枝葉がワサワサと出てきています。

そして思ったのです。
この株元から出た枝葉に、今年は花芽がつくと思うのですよ。
この株元の枝葉をこのまま残しつつ、今度は上部の花がついた枝を株元までバッサリ剪定したらどうだろう?と。

来年は、株元の枝に花が咲き、再来年は中心部の枝に花が咲く。
この計画、なかなか良いと思うんだけどなぁ。

紫陽花の枝葉の勢力はとても強く、どんなに剪定しても背丈はどんどん伸びて大株になってしまう・・・と、これまで思っていましたが、2年かけてこういった剪定を繰り返したら、株も小さくコンパクトに仕立てられるのでは?

来年は、この紫陽花がどうなっているか、楽しみが増えました。

 

こちらの紫陽花も、今年は頭でっかち剪定をしてみることにします。

 

コメント

  1. う~りぃ より:

    そらはなさん、こんにちは。

    実家の紫陽花が大きくなりすぎて悩んでいたのでとても興味深く読ませて頂きました。

    毎年、私なりに大胆にカットしているのに株はコンパクトにならず、しかも花がワサワサ咲いてくれてました。
    今年のカットは
    そらはなさんの記事を参考にしてみますね。

    • そらはな より:

      う~りぃさんへ♪
      紫陽花は、どんなにジャンジャン切っても丈夫で必ず花芽が出てきますから、自分なりに好きなようにやっても大丈夫です。
      私も試行錯誤しながら、今年も剪定をしようと思います。

  2. himawari より:

    はじめまして

    青森在住です。2年前の記事をこの度拝見しました。
    頭でっかち剪定に興味を持ちました。

    父が育てていた紫陽花が大きくなりすぎてしまい(父は7年前に他界)
    2,3年前より、ネット検索で知った花の下2節目カットをしてきました。

    でも年々大きくなり、強剪定も考えましたが、やはり全く花が咲かないのも
    さみしく実行できないでいました。

    この頭でっかち剪定でなんとか株の縮小化と毎年の花を両立できそうです。

    早速、試してみようと思っています。

    • そらはな より:

      himawariさんへ♪
      こんにちは。
      紫陽花って、本当に大きくなりますよねー。
      だから紫陽花寺とか紫陽花公園とか、剪定が大変だろうなぁ・・・と、ついついそういう目線で見てしまいます(^^;)
      やっぱり紫陽花が咲くと、夏がきたなーという季節を感じられますから、お花も咲いて欲しいですよね。
      アタマの方を残しつつ、株元を透かし剪定するだけでも、ずいぶんスッキリすると思います。