昨年ほとんど花をつけなかった紫陽花が、今年は見事にたわわに咲きました。
強剪定した紫陽花は、2年の時を経てきれいな花を咲かせたのです。
手をかけた分だけ、花は正直に咲くものなんですね。
初めての紫陽花の剪定
▲2年前の10月に撮影
2年前の夏は、心にまったく余裕がありませんでした。
なので庭の紫陽花もご覧の通り。
夏が過ぎて花が完全に枯れて茶色くなっても、私は放置していたんですよね。
10月になってから、これではいかん!とようやく重い腰をあげました。
この時の紫陽花の剪定が、私の庭師としてのデビューとなりました。
強剪定するつもりで剪定したのですが、本当に大丈夫かと不安になり、ここまでしか切れなかった。
本当は根元からバッサリ剪定したかったのですが・・・。
紫陽花強剪定から1年後
▲昨年7月撮影
そして強剪定してから1年後の昨年。
紫陽花は花をほとんどつけませんでした。
葉っぱだけはワサワサと伸びてきたのですけどね。
紫陽花は、根元から伸びた枝に1年めは葉っぱだけがつき、その1年枝に花芽がついて翌年花を咲かせます。
つまり紫陽花の花は2年がかりで咲くのです。
わかっていて剪定したのですが、花が咲かない紫陽花も寂しいものでした。
強剪定2年後の紫陽花
そして今年の紫陽花。
たくさんの花が咲きました。
背丈も私よりも大きくなりました。
紫陽花って、本当に生命力が強い。
また、葉っぱの内側をすかし剪定することも覚えたので、今年の紫陽花は風通しがよく、葉っぱも変な斑点がありません。
紫陽花の枝をよーく見てみると、1年目の枝はやや茶色っぽくなっていて、そこから今年の枝が2本出ています。
花から2枚めの葉っぱの少し上で、剪定すると花芽が残るので、来年もきれいな花を咲かせます。
早くも花芽らしきものが出ているので、剪定するときはここを残すと花が咲きます。
木質化した紫陽花を根元から切ると
別の場所に生えている紫陽花は、あまりにも巨大化して風通しも悪かったので、根元からバッサリと切ってしまいました。
といっても、もはや木のように太く固くなっていて、中央の太いものはこのくらいで断念。
その紫陽花は、今年は葉っぱだらけで花はひとつもありません。
でも、来年はきっときれいな花を咲かせてくれることを、私は知っています。
こちらの紫陽花は、昨年花芽を残して剪定したもの。
きれいな花を咲かせてくれました。
植物っておもしろい。
自分が手をかけると、その通りに育つんですよね。
時には、想定外のことも起こるけど、失敗もまた経験値となり、次に生かせます。
子育てと一緒だなぁ・・・なんて思いました。
紫陽花テラスをつくりたい
紫陽花の剪定の仕方や花の付き方が一通りわかったことで、今年新たにやりたいことがあります。
それは、紫陽花を挿し木して「紫陽花テラス」を作りたいのです。
▲昨年8月撮影
2年前は、栗の木や柿の木が鬱蒼と生い茂り、草ボーボーとなっていた手つかずの土地。
▲昨年8月撮影
栗の木はシルバー人材センターに依頼して伐採してもらい、柿の木は自分でチェーンソーを使って半分に切りました。
そして2か月かけて平板ブロックを敷き詰め、ようやく草取りから少し解放されました。
そして今年は、この場所に紫陽花を挿し木して紫陽花を増やしたいのです。
鎌倉でみた紫陽花のように、一斉に咲き誇る姿がみてみたい。
そんな風景になるには、まだ数年かかりそうですが、無理せず少しずつゆっくりと。
うん、庭造りも子育てもやっぱりおんなじだ。
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