カゴメとコメリが共同開発したというミニトマト「あまぷる」。
これまでのミニトマトとは一線を画す超薄皮トマトだというので、収穫するのをとっても楽しみにしていました。
ところが、育ててみてわかった欠点もありました。
超薄皮トマトの苗を買う
家庭菜園で一番育てやすいトマトは中玉トマトだと思っています。
もちろんミニトマトも育てやすいのですが、やっぱりある程度の大きさになる中玉トマトのほうが、使い勝手が良くて好きなんです。
なので、ミニトマトの苗は買わないつもりでした。
買わないつもりだったのですが、今年は買ってしまいました。
だって、そのネーミング!
まるでさくらんぼのような食感の超薄皮ミニトマト「あまぷる」ですって!
「食べてみたい」という誘惑に打ち勝てず、すぐに買ってしまいました。
そして勢いついでに、同じくカゴメの薄寒トマト「ぷるるん」も。
5月中旬、透明マルチで地温を上げたところに、苗を定植しました。
↑これが、あまぷる。
↑こちらは、ぷるるん。
「あまぷる」と「ぷるるん」を育てる
超薄皮トマトのあまぷるとぷるるんは、大玉トマトや中玉トマトと比べると、成長はゆっくりでした。
途中から2本仕立てにしたせいもあるかもしれません。
また、成長点の枝葉がまっすぐ上に伸びているのをみて、追肥も2回ほどしています。
あまりにも地面がカラカラに乾いている時には水やりもしました。
その甲斐あってか、あまぷるもぷるるんも順調に実をつけました。
まだ青いのに、これまでのミニトマトとは明らかに皮の透明感が違うのがよくわかります。
そして7月。
徐々に実は赤くなり、いよいよ収穫の時期を迎えました。
もうちょっと赤くなるまで待ったほうがいいかな?
でも、薄皮だから雨が降ったら破裂しそう。
というわけで、ひとまず収穫してみることにしました。
薄皮トマトの欠点
実は、収穫を決断させたのは、友人からのLINEもあったからです。
同じくあまぷるを育てている友人が
「あまぷるは、傷がつきやすくて、そこから穴が開いて腐ってくる」と言うのです。
えええええっ?そうなの?
と、すぐに畑へすっ飛んで行き、とりあえず赤いものを収穫してきたのですが、、、。
画像ではわかりにくいですが、確かにあまぷるもぷるるんも、傷がついていました。
おそらく支柱や枝葉に当たって傷がついたのでしょう。
穴は開いていなかったけれど、これじゃあ売り物にならないじゃんー!(売り物にはしていません)
その後の調べで、あまぷるなとの薄皮トマトは、市場のスーパーなどには出回らないということがわかりました。
理由は、出荷搬入で傷がつきやすいからなんですって!
つまり、家庭菜園で育てた人にしか、あまふるやぷるるんを味わうことができないんですってよー!
そうそう、それともうひとつ。
あまぷるも、ぷるるんも、7月になって雨が続いたあと、葉っぱにうどんこ病が出始めました。
中玉や大玉トマトは全然大丈夫なのに。
というわけて、超薄皮ミニトマトの欠点は、皮が薄いがゆえに傷つきやすい。
うどんこ病に関しては、たまたま我が家のものが、そうなっただけかもしれませんが、成長が緩徐なことや追肥が必要だったことを考えると、それだけデリケートな品種であるのかもしれません。
でも!
肝心のお味は、とってもおいしかった!
あまぷるよりもぷるるんのほうが、皮は薄い。
しかしあまぷるは、ぷるるんよりも甘かったです。
これは、来年も育てたいおいしさだなぁ。
来年は、さらに新たな品種が出るかもしれませんが、自分で育ててみたからこそわかった、超薄皮トマトでした。
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