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母が炎を怖がるようになって考えた 高齢者にとって安全な暖房器具とは

最近、母のことで少し困っていることがあります。
それは、母が真冬の寒さでも、ストーブの電源を途中で切ってしまうことなのです。

日中の最高気温が氷点下になることも多々ある北国の冬では、ストーブを途中で消してしまうなんてことは、まずありません。

母に問うと「暑くて(ストーブを)消した」と答えるので、最初のうちはそれを鵜呑みにしていました。
ところが、母がストーブを消してしまう理由は、他にあったのです。

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ストーブは炎が見えるほうが好きだ

実家でも、我が家でも、暖房機器はFF式石油ストーブで輻射タイプのものです。

FF式とは、”Forced Draft Balanced Flue”、直訳すると”強制通気調節燃焼装置”。
部屋の壁に穴をあけて、そこから燃焼後の排ガスを外へ出し、外からは燃焼用の新鮮な空気を強制的に取り込む方式の暖房機のこと。

寒冷地では、FF式石油ストーブを使っているお宅も多いと思いますが、外に設置している大型の灯油タンクからストーブに給油されるしくみになっているので、電源スイッチを押すだけでストーブが簡単に点けられます。

また、輻射式ストーブは輻射熱を利用するので、室内にホコリが舞ったり乾燥したりしないのが特徴です。

そして、2年前に買い替えた我が家のFF式輻射タイプのストーブは、アグレシオという薄型で非常にシンプルな形のもので、とても暖かく気に入っています。

 

コロナFF式暖房機アグレシオ

ストーブの前面には、大きな遠赤外線パネルを搭載し、その下には燃える炎がチラチラと見える小さな窓がついています。

対する実家のストーブは、同じ輻射ストーブでもラウンドタイプと呼ばれるもので、ストーブ前面に赤々と燃える炎が丸い筒の中に見える形のものです。

FF式輻射ストーブラウンドタイプ

このストーブは、母が「ストーブは炎が見えるほうが暖かさを感じるから好きだ」という理由で選んだものでした。

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炎が怖い

このストーブの炎を、母が怖がるようになりました。
もう何年も使ってきた、母にとっては使い慣れたストーブなのですが、今シーズンの冬は「赤く燃える炎が怖い」といって、すぐにストーブを消してしまうようになったのです。

この真冬の寒さの中、ストーブを消せばすぐに部屋の中は冷えてきます。

週に3回来るヘルパーさんの日誌にも「ストーブを消しており、お部屋が少し肌寒く感じました」と書かれていました。
どうやら母は、日中に何度もストーブを点けたり消したりしているようなのです。

そしてついには「ストーブがおかしいから見に来て」と私を呼びにくるようになりました。
母の部屋へ行くと、そこには赤々と燃えているストーブの炎。
外は氷点下の気温ですから、ストーブも一生懸命部屋を暖めようと必死で燃えているだけなのです。

セーブ運転機能もあるので、設定温度に部屋の中が暖まれば炎も小さくなるというのに。
昨シーズンまで母は、そうやって冬を過ごしてきたというのに。

母は、認知機能が少しずつ衰えてきていますが、人間歳をとると、知性よりも本能的な部分があらわになってくるのかもしれないな・・・と、ふとそんなことを思いました。

炎を怖がるなんて、まるで動物的ではありませんか。

高齢者にとって安心安全な暖房機器

FF式石油ストーブは、寒冷地のお部屋を暖める大型暖房機としては、最適だと思っていました。
ストーブ本体に給油の必要もなく、スイッチひとつで瞬時にお部屋が暖かくなります。
お部屋の空気が汚れることもないので、快適です。
燃料が灯油というのも、コスト的には一番安いかもしれません。

ただし、外にある灯油タンクが空にならないように、定期的にチェックは必要です。
数年に1度はストーブを分解掃除するメンテナンスも必要となります。
また、火事にならないように適切な使い方をしなければなりません。

そんなことを考えると、また、母の姿を見ていると、高齢者にとっての安心安全な暖房機器は何がいいのだろう?と考える今日この頃。

私の理想は、オール電化でセントラルヒーティング。
高齢者はヒートショックにもなりやすいので、家の中での温度差はなくしたいものです。
また、オール電化にすることで、火事の危険からも遠ざけることができます。

家の中が常に快適な温度に保たれていれば、ストーブを点けたり消したりしなくても済みますしね。

オール電化は、停電時に致命的という声も聞きますが、灯油を燃料とするFF式石油ストーブも、電気がなければ点火することはできません。
つまり、停電になったら使い物にならないのです。

というわけで、我が家でも停電時に備えて反射式ストーブは持っているのですが、オール電化になっても反射式ストーブは必要です。

いずれ実家をリフォームしたいと思っていますが、暖房機器を含め高齢者にとって暮らしやすい家づくりというのを、考えていかなければならないな・・・と、母を見て思いました。

母の姿は、自分の将来の姿でもあるので、母の言動にいちいち嘆くのではなく、そこから学べることを見出していきたいものです。

コメント

  1. でぶねこ より:

    そらはなさん、大変お久しぶりです! でぶねこです^^
    今年はとても寒いですね!!!
    大阪でも寒いのですから、寒冷地にお住まいの方々はさぞかし寒いのでしょう~~

    高齢者にとっての暖房設備、それはやはり家中どこも同じ温度が理想でしょうか。。。
    定期的な換気が必須の石油やガスに比べ、電気はそれほど換気にうるさくなる必要がなく、便利な反面、皆が使用する時間帯は使用率が100%なんてことがあります。

    お母さま、炎が怖くなったんですね、それも自然のことかもしれませんね。
    我が家は寒冷地ではありませんから、ずっとエアコンですが、廊下や寒い玄関に石油ストーブを使っています。義母を留守番させておくときは、石油ストーブを消して出かけます。以前、ストーブの上に脱いだ手袋を置こうとしたのを見て、危険だと判断しました。
    エアコンもリモコンを隠してずっと1日中、同じ温度で付けっぱなし。リモコンがあると、寒いからと言って27度に設定、そして暑くなると消してしまい、寒い寒いと。。。
    リモコンを隠してからは、暑い寒いを言わなくなりました。
    もう操作ができなくなっているのでしょうね。
    年末にはトイレ内で転倒し、慌てて手すりを手配しました(介護保険を使いました)

    家中が温かい家にリフォームできたら、快適な老後生活が過ごせそうですね!
    私ももしお金に余裕があれば、オール電化、自家発電、蓄電器を備えた家にしたいところです。

    • そらはな より:

      でぶねこさんへ♪
      お久しぶりです!(^^)!
      ホント、火事だけは心配です。
      今後も、いろいろな問題が出てくるでしょうけど、その都度対応していくしかなさそうです。
      オール電化にするのなら、自家発電、蓄電器のことも考えなければならないのですねー。
      勉強になりました。
      いずれにせよ、エネルギー源は複数考えておかなければなりませんね。