北側の仏間だった部屋は、リノベーション後、ゲストルームになりました。
以前は少し暗く、どこかかび臭くて、できればあまり立ち入りたくない場所でした。
それが今では、家の中でも好きな部屋になっています。
「朝日がまぶしくて起きちゃった」
先月、帰省した長女がこの部屋で眠った日のことです。
起きてくるなり、にこにこしながら言いました。
「朝日がまぶしくて目が覚めたよ。明るくていい部屋だね」
北側の部屋なのに朝日?
私は思わず驚きました。

リノベーション後のゲストルーム
リノベーション前に抱えていた“冬の不安”
我が家の北側には、二階建てのアパートがあります。
冬になると屋根から落ちた雪が家と家の隙間に高く積もり、隣の窓を壊してしまわないかと、毎年ひやひやしていました。
その不安を減らすため、リノベーションでは北側の一部を減築しました。
ただ、隣との距離を少し空けたかっただけでした。

減築して初めて気づいた“予想外の光”
リノベーション後、暮らし始めてから、思いがけないことに気づきました。
隣家の二階の窓に当たった朝日が反射し、その光がゲストルームのの窓へ届いていたのです。
設計図には描かれていなかった、静かな“光の巡り”でした。
部屋の中の壁に落ちる四角い光は、まるで太陽が直接差し込んでいるような明るさでした。

窓からの光が室内の壁に映し出される
——ああ、娘はこのことを言っていたんだ。
そう思いながら、しばらく部屋の中に立ち尽くしました。
すがすがしい朝の空気が満ちていて、以前の仏間の重たい気配はもうどこにもありませんでした。
「減築してよかった」と思えた朝
暗くて少し重たかった仏間は、今では朝、自然に光が入るやさしいゲストルームになりました。
隣家の窓に映る朝日を眺めながら、私はしみじみと思いました。
減築してよかった、と。
家というのは、図面を見ているだけではわからないことがたくさんあります。
実際に暮らしてみて初めて見える景色があるのだと、この部屋が教えてくれました。

仏間のあった場所ははゲストルームになりました
仏壇はここに置きました⬇️



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