文鳥の「むぎちゃん♀2歳」は、毎朝元気にさえずり、ご飯をよく食べます。
そんなむぎちゃんの姿を見るのが私の日課となっていますが、昨日から様子が少し変で、心配になりました。
文鳥の気になる症状
普段なら、餌を交換するとすぐに夢中で食べ始めるのに、この日はまったく手をつけず(いや、クチバシすら近づけず)、ケージの外にも出たがりません。
さらに水ばかり飲むのです。
しばらく観察していると、ウンチが水っぽい、鳴き声も少ないなど、気になる症状がいくつも出てきました。
体重激減に驚愕
体重を測ってみて驚きました!
いつも30gほどあるむぎちゃんの体重が、なんと26gになっていたのです。
体重の10%以上も急に減るのは、危険なサイン。
私もさすがに慌てました。
小鳥は体調が悪くてもそれを隠し、元気なふりをする習性があるため、「様子がおかしい」と気づいたときには、すでに手遅れ…なんてことも少なくありません。
初めての動物病院
心配になり、むぎちゃんを動物病院に連れて行くことにしました。
むぎちゃんにとっては人生初の病院です。
突然キャリーに入れられ、初めての場所に連れて来られたむぎちゃんは驚いて大暴れ。
先生は丁寧に話を聞き、むぎちゃんの様子もくまなく診てくださいました。
そして、むぎちゃんの体調不良の原因は寒さによるものでしょうと、先生がおっしゃいました。
そういえば、2日前から急に寒くなり、最高気温が10℃以下、最低気温が5℃と冬並みの気温が続いていました。
ケージ内は保温対策をしていたので大丈夫だと思っていましたが、先生によると「室温にも気を配る必要がある」とのこと。
夜間や不在時は暖房を入れていなかったため、ケージ内の温度も十分に保てていなかったのでしょう。
文鳥はインドネシア原産の小鳥で、寒さにとても敏感です。
そのため、急激な温度低下は健康に深刻な影響を与えることがあります。
日本の寒い冬には特に注意が必要だと改めて感じました。
自宅に帰ってからのケア
自宅に帰ってすぐに、サーモスタットの設定温度を上げ、ケージ内をこれまで以上に暖かく保つようにしました。
さらに、処方された整腸剤を水に溶いて与えました。
すると…
夕方になるとむぎちゃんが自らご飯を食べ始めました!
まるで、今までの分を取り戻すかのように、ずっと食べ続けています。
その後、羽繕いも始め、動きも活発になりました。
夜、体重を測ってみると28gまで回復。
元気そうなむぎちゃんと遊びたくなりましたが、ぐっと我慢して早めに就寝させました。
夜間の寒さ対策
夜は水浴び用の容器をケージから外し、透明カバーと安眠カバーでケージ全体をしっかり覆うようにしました。
また、ケージの下にフリースを敷いて、底からの冷気が伝わらないよう工夫も追加しました。
日中のケージ内の温度にばかり気を取られていましたが、むしろ夜間の温度管理こそ重要なんですね。
今回のことで、文鳥が本当に寒さに弱い鳥であることを再認識しました。
むぎちゃんにとっては初めての秋田の冬が快適に過ごせるよう、今後はさらに気をつけていきたいと思います。
ちなみに、オカメインコの「ハナ♂13歳」は、相変わらずとても元気です。
余談ですが…
病院では飼い主の苗字に、ペットの名前を付けて呼んでくれます。
仮に私の苗字を「空野」とすると、病院のスタッフの方は「ソラノ ムギちゃーん」と呼びます。
で。
待合室で待っていると
「ヤマダ ニャンコちゃーん!」と呼ばれている猫がいて、思わず(そのまんまやないかーいっ!)と心のなかでツッコミながら、その「ニャンコちゃん」を目で追ってしまいましたよ(笑)
病院でほっこりした瞬間でした。
コメント
昨日まで急に寒かったですもんね〜{{{{(;>_<)}}} ついに初雪観測しましたもん。
そして、今日から、またちょっと暖かい(朝晩は寒い)
むぎちゃん、熱帯出身ですものね・・・熱帯植物を考えると、最低13℃以上は保ちたいところでしょうか。
そうそう、熱帯植物植物は(むぎちゃんは鳥だけど、同郷ということで、似た環境を好むかと)、最低最高の温度差が大きい(10度以上)と参っちゃうことが多いんですよ。だから、夜間の保温、大事かと。
おっしゃるとおり、室温も大事だと思います。人間もヒートショック注意と言われるけど、むぎちゃんも、暖かいケージから出たときに温度差あると、よくなさそう。
そういえば、夏はエアコン24時間つけっぱなしのほうが電気代がお得という話もあるけれど、冬の暖房運転はどうなんでしょう?
エアコンは設定温度まで上げ下げするのに一番エネルギー使って、それを維持するのはそうでもない、とするなら、真冬は暖房つけっぱなし、のほうがいいのかな?
にゃんこちゃん(笑)
名付け親はお年寄りかしら、可愛がられてるんでしょうね(^^)
白雪さくらさんへ
そうそう!動物も植物も、そして人間もみんな一緒ですよね。
環境に適応できるよう、人間は衣類や居住を整えますが、特にか弱い小鳥は対応できないですよね~。
そして花や野菜も!
冬は、むぎちゃんのケージの設定温度を上げてなんとか対応したいと思っています。
お察しの通り、にゃんこちゃんの飼い主は、私よりは一回り以上年上の女性でした(#^^#)