横浜中華街にはあまりにもお店がたくさんあるため、どこに入っていいのか悩んでしまいます。
今回利用した菜香新館では、とてもおいしいと評判の飲茶コースをいただいてきました。
なるほど、評判になるにはワケがあるということに納得しました。
横浜中華街 菜香新館
数ある中華街のお店の中で、菜香新館を選んだ理由は、知人から「おいしいお店」と聞いていたから。
調べてみると、菜香新館では香港から招いた料理人が腕をふるう本格的な点心や広東料理が楽しめるとのこと。
特に飲茶コースは人気であり、お店のおススメの料理が食べられる上に、単品で頼むよりもかなりお得というので、菜香新館で飲茶コースをいただくことにしました。
飲茶コース全10品 3,000円
1.野菜の甘酢漬け
大根、キュウリ、人参を棒状に切って甘酢漬けにしたもの。
最初に出てきた一品ですが、写真撮り忘れ。たぶん、よっぽどお腹が空いていたのでしょう。
サッパリと甘酸っぱい野菜のポリポリした食感が、さらに食欲を増進させてくれました。
2.餃子
メニューには、「パクチー入り元宝ぎょうざ」とありますが、パクチー苦手な人のために、エビ入り餃子も選べます。
こちらがエビ入り餃子。
私は、プリプリのエビが入った餃子にしたのですが、ほんのりとオレンジ色に透けて見える餃子の皮が美しいですよね。
パクチー入りの餃子は、それほどパクチーのクセはなく初めてでも食べやすいとのことでした。
3.スペアリブ黒豆みそ蒸し
黒豆の味はあまりわかりませんでしたが、骨付き肉ってうまみがギュッと濃縮されていて、おいしいですね。お肉もやわらかくてほろほろと骨からはずれます。食べるとそんなに油っぽくないのですが、お皿に残った油はすごかった。
こんなの自分では絶対に作れませんから、これぞお店で食べる醍醐味ですよね。
4.大根もち
見た目、なんだこれ?と思いますが、すっごくおいしい大根もち。
しっかり味がついているので、このままパクリといただけます。おいしくて何枚でも食べられそうですが、残念ながら一人1枚です。
5.肉汁あふれる小籠包
中華街に来たら絶対食べたい小籠包。
お箸で上をそっとつまんで、レンゲにのっけて千切り生姜と一緒にいただきます。
口の中で広がるスープが絶品。
6.エビのウエハース巻き揚げ
春巻きじゃないんですよね。ウエハース巻き揚げ。
サックサクであっつ熱で、超おいしい。一口目はこのままガブリ。二口目はマヨネーズをつけていただくと、またちがったおいしさ。中にはエビがゴロゴロ入っています。
7.具だくさん春巻き
とにかく出来立てアツアツで、皮がパリパリ。
これ食べたとき、なんて丁寧に作られている料理なんだろう!と感動しましたもんね。
8.季節の健康スープ
この日のスープは、豚肉と山芋、オニバスの実、蓮の実の健康スープ。
大きなツボのような鍋に並々とスープが入っていて、一人で3杯くらいおかわりできちゃいます。
豚肉はプルプルでコラーゲンをいただいているって感じですが、決してくどくないやさしい味のスープ。
1杯めはそのままいただき、2杯めはラー油や豆板醤などお好みのものをプラスしていただきました。
9.福建風あんかけチャーハン
とってもおいしいのですが、このあたりでもうお腹いっぱいに。
大満足です。
10.フルーツとタピオカ入りココナツミルク
今までココナツミルクはあまり好んで食べなかったのですが、このお店のココナツミルクは本当においしかった!
お腹いっぱいなのですが、別腹でペロリと完食です。
温かいプーアル茶はサービスでついてきます。
ポットに入ってくるのですが、おかわり自由です。
飲茶を単品で頼むと
飲茶コースは全10品で3,000円(税込)。
もしも単品で頼んだ場合
餃子1個170円、小籠包1個210円、エビのウエハース巻き揚げ1個290円、スペアリブ600円、チャーハン1,260円、健康スープ(小)1,500円などなどで、4,000円は超える計算になります。
もちろん一品の量のちがいはありますが、少しずついろんな点心を楽しみたい場合は、とってもお得。
飲茶コースは2名から頼めるそうなので、おススメです。
料理が運ばれてくると、お店の方がきちんと説明してくださり、お皿に取り分けてくれますが、接客もとても心地よいものでした。
中華料理って、ともすれば味が濃かったり辛かったりでごまかされてしまうものもありますが、菜香新館の飲茶はどれも素材を活かしたやさしい味で、しかも丁寧に作られているなーというのがとってもよくわかります。
11人分の料理が一度に運ばれてくるのですが、どれを食べてもアツアツのおいしさ。お店側のおもてなしの心が伝わってきました。
飲茶でこんなにおいしいのだから、他のメニューも食べてみたくなりました。
中華街に来ることがあれば、また寄りたいと思ったお店です。
コメント
シーバスといい、菜香といい、
よいアドバイスをおもらいになりましたね!
飲茶って、いわゆる広東料理の地域の習慣だったと思うけど
このごろは中華街もいろーんなお店が濫立してワケわからなくなっている中
長く愛されている確かな広東料理のお店で、特に飲茶が〝売り〟です〜。
以前は 確か市場通りだったかなぁ?ちーっちゃなお店で
香港ブームとともに飲茶も注目され 人気が出てからは
2時間くらい行列しないと入れないときもありました。
大きなきれいなお店になっても、味が落ちないってステキです。
空花さん御一行様にもご満足いただけてよかった(*^_^*)
久しぶりに行ってみようかなって気になりました。
このお茶、プーアル茶でしたか…色がなんとなく…烏龍茶っぽい???
プーアル茶特有の かびくさい味は、してました?
飲〝茶〟なのでお茶も気にかかります〜(^_−)−☆
TM♪さんへ♪
ああ、やっぱり菜香新館、ご存知だったんですね。
今度、横浜方面へ行くときはTM♪さんに聞けばいいですね(#^^#)
20代のころ、初めて中華街へ行ったのですが、当時はまだネットもない時代。頼りになるのは旅のガイドブックだけで、それに載っていたお店へ行ったら、大行列でした。
しかたがないので、他のお店を探したのですが、ガイドブックに載っていないお店はどこに入っていいのかもわからず、結果、その辺の適当なところを選んで入ったのですが、また来たいと思えるお店ではなかったですねー。
数日前、会合があり中華料理を食べたのですが、菜香新館とは雲泥の差でした(失礼だけど)。
また行きたいなぁ。
あ、お茶ですが、私が勝手にプーアル茶だと思っていただけで、よーく考えたらジャスミン茶を頼んだような気がしてきました。
かび臭くもなく、飲みやすいお茶でしたので・・・、でも自信がないなぁ・・・。ごめんなさい。
私も20代で、初中華街です(^o^)/
そのとき地元の人(=山手の喫茶店のイケてる感じのおねえさん♪) にオススメのお店を聞いて「ずいぶんムチャな質問ですよ〜」と言われながらも教えていただいたうちの一軒が 菜香 でした。
そういえばガイドブックも用意しなかった(~_~;)
その後、私は縁あって横浜に住むことになり、勤め先が中華街の近く!
毎日ランチに出かけた時期もあり、少しばかり詳しくなりました。
が、それももう20年近く前のこと…
栄枯盛衰じゃないけれど、ずいぶん変わりました(。-_-。)
中には、ワケわからない食べ放題やら、
安価で粗悪な素材で料理を提供して利幅を大きくしているお店やら…故周富徳さんも嘆いていたものです。
そうやって成り上がって店を大きくしていくという一面もあるのですがね。
菜香は、30年以上 地元の評判落としてないってことで、スゴイです〜♡
日本人にはあまりピンとこないところだけれど、
飲〝茶〟では お茶はとても重要な要素。
香港でよい飲茶屋さんは、よいお茶を出します。(英国式アフタヌーンティーも同様です)
ん?飲茶屋さんじゃなく、茶室が点心を供してる場合に よいお茶なのかな?(*゚∀゚*)
よいお茶はおいしいし、
少々食べすぎたり脂っこさに負けそうなときにも
胃をスーーーーっと流してくれます!
中でもプーアル茶は〝胃を削るお茶〟といわれるくらいだそうで、
油物の後をスッキリさせてくれます。
慣れれば おいしい(笑) かびくさくとも。
おいしいお茶=高価とも限らないのですが、やはりそこそこの対価は必要。
日本ではお茶に力を入れ費用をかけてもお客さんが喜ばないだろうから、
サービスできる範囲で提供するんでしょうかね。
各国にチャイナタウンってあるけれど、
基本はその国居住の中国人同胞のためのもの。
横浜のは観光客向けの経営に切り替え繁盛している、稀有なチャイナタウンらしいですよ。
載せてくださった地図の範囲に、中国茶荘が入っています。
飲茶はやってないですが、
中華街の中ではその場で飲めるお茶屋さんとしては定評のあるお店です。
気が向いたら試してみてくださいね〜(^o^)/
それから
菜香はどうだったか今記憶にないけれど、
中華街にはテイクアウトの大根餅もあります!
次回、お土産にしてご家族にもぜひ!
イヤイヤ、来春 お嬢さんのお祝いを、
中華街で ご家族で円卓を囲んで…っていうのも、あり!ですねo(≧▽≦)o
ハマっ子も、どうやらそういう特別な時に食べに行くものらしいです、中華街には♪
TM♪さんへ♪
菜香新館の他にも候補のお店はあったのですが、私が菜香新館を選んだのもなにかのめぐりあわせでしょうかね(#^^#)
横浜に住んでいて、勤務先が中華街の近くだなんて!どうりでお詳しいはずです。
中国茶荘チェックしてみますね。
まだはっきりわからないのですが、もしかしたら12月に再び横浜方面に出向くかもしれません。
山手西洋館エリアでは、世界のクリスマスイベントが開催されていますが、これは一見の価値ありでしょうか?
うーん。行くことができないかもしれないので、わかる範囲であれば情報教えていただけたらうれしいです。
個人の趣味嗜好もあるので一概に言えませんが、
クリスマスイベントそのものを目指して行くほどのものではないと思います。
飾りつけを担当なさる方は一所懸命なさってて、おうちの装飾に関心のある方にはそりゃもう垂涎のもの。
そういうこと含めて、山手エリアを散策したいな〜と思っている方ならば、二重の魅力ある時期でしょう。
12月も初旬であれば、秋バラの名残りがあって庭園もきれいだと思います。
山下のイチョウ並木はもう落葉してしまってますかね〜。
東京在住のお友だちをご案内したときは、ものすごく喜ばれました。
その方たちも子どもの頃やお若い頃、ドライブがてらに何度も訪ねてらっしゃるんでしょうが、
年齢によって嗜好の変化やわかるようになる味わいもあるのでしょうね。
どこぞのテーマパークとは違い、
実際に使われていた建造物をできるだけそのままに保存するよう努力したものですからね。
移築してきたものもありますが、往時の雰囲気を少しでも…という、横浜市のがんばりを評価していただきたい(笑)!
しかも入場料はタダ!
土日なら、サロンコンサートを催している場合もあります。〝ハイソ〟な気分になれますね(笑)。
みなとみらい線 元町・中華街駅からサッとアメリカ山に上がって、
港の見える丘公園とガーデンを見てから、
右手に外人墓地、左右に洋館を見ながら通りを歩いて、
エリスマン邸くらいには入って見て、
イタリア山に向かい、外交官の家をじっくり見てからJR石川町駅に下りて横浜駅に向かう…という最短ルートですと、滞在時間が2時間もあれば楽しめると思います。
お茶でも…と思うと、土日ならば行列必至です(苦笑)
山手は明治以来ハイカラなよい住宅地として知られていますが、その名残はまだ少し残ってます。
よい住宅地って住民あってのもの…
田園調布などと同じく、高齢化や代替わりなどで邸宅の維持は難しくなっており、
今のうち、機会があるなら よい住宅地の雰囲気をそぞろ歩いて味わってみるのもまたオツかな…と思います。
ご参考になれば幸いです。
TM♪さんへ♪
めちゃくちゃ詳しい情報、ありがとうございます!
ぜひぜひ参考にしたいと思います。
空花さんの記事に触発され、
友人とのランチを菜香新館にしました。ホントに久々でした。
普洱茶、ちゃんとした普洱茶でした(笑)
お見それしました、と心の中で詫びてきました。
友人(笑 東京在住)の都合に合わせて日曜日に行ったら
もちろん大混雑。
「なんでこんなに人多いの?!」と本気で言う友人に
「…そりゃ一応(日本有数の)観光地だから…」と答える私。
興味ない人にはソンナモノね(苦笑)。ブタに真珠?
TM♪さんへ♪
うほほほほ(^^♪
菜香新館、行かれたんですね。
私の友人も先日行ったそうですが、ランチの時間は外まで長蛇の列だったと言っていました。予約するに限るですね。
今度行ったら、飲茶じゃなくて広東料理を味わいたいな・・・。