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断捨離と収納の鉄則 実家で30年以上前のファミコンを発見して思ったこと

新年早々びっくりするものを発掘してしまいました。
実家から、30年以上前のファミコンと、10年以上前の未開封のサラダ油が出てきたのです。
なんでこんなものがこんな場所に?と、ただただ驚くばかりなり。
そして、思いました。

モノをしまう時の収納の鉄則と、断捨離の在り方について。

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SHARPツインファミコンは30年以上前のものだった

ツインファミコンって記憶に残っていますか?
私は、実物をみてもまったく思い出せなかったほど、その存在を忘れ去っていました。

1986年、シャープが発売した任天堂ファミコン互換機であるツインファミコン。
カセットゲームとディスクゲームの両方がプレイできるゲーム機で、当時の定価は32,000円と高額でした。

父はロールプレイゲームが大好きで、定年後の生活スタイルは、晴れた日には畑を耕し、雨の日には読書したりゲームをしたりという生活をしていたのです。
・・・ということを、このゲーム機を見て思い出しました。

晩年の父は、居間のソファーに座って読書をしているか、パソコンに向かって町内会の文書を作ったりネットで調べものをしている姿が印象的だったのですが、そうえいば定年退職後は、テレビに向かってゲームに興じていたっけなぁ。

「村人の話を聞いて謎を解くのがすごく頭を使うから、ロールプレイっていいなぁ!」
楽しそうに話す父の笑顔が蘇ってきました。

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実家の簡易キッチンの戸棚

実家は築40年近くになります。
私が中学生だった時に新築したのですが、西側の6畳間の隣には小さな簡易キッチンがありました。
両親は、いずれ年をとったらこの西側の部屋での隠居生活を想定していたのでしょう。

しかし、姉も結婚し実家を出ました。
私も結婚し、数十年後に実家に戻った時には、私たちの居住空間を新築し二世帯住宅としました。
実家の西側の6畳間はフローリングへリフォームし、娘の部屋となりました。
そして隣の簡易キッチンのあるスペースは納戸と化し、キッチンは単なるオブジェとなっていました。
なので、そのキッチンの下の戸棚に何かが入っているなんて、想像すらしていませんでしたし、開けてみることもなかったのです。

この簡易キッチンの下の戸棚から、ツインファミコンとサラダ油が出てきました。

COOP一番搾りキャノーラ油。
特に古臭さは感じられませんので、これ使おう!とばかりに裏面を見てみると・・・。

なんと10年以上前に消費期限が切れていました。
なんでこんな場所に保管していたんだろう?
謎が深まるばかりですが、今となっては誰にもわかりません。

収納の鉄則

収納の鉄則は、使うものを、使う場所の近くに、見えやすくわかりやすく収納することだと思っています。

1.使うものの収納

今現在使っているもので、これから先も使うもの。
これらをしまうことを収納と言い、今使わないもので、これから先も使うことは考えられないというものをしまっておくのは、収納ではなく、ゴミ置き場。

しかし、どうしてもゴミと判断することができないというものが、思い出の品なのでしょう。
思い出の品は、場所を決めて一か所に保管しておく。
そして年に1度は確認し、再度処分するか否かを判断すればよいのです。

2.使う場所の近くに収納する

キッチンで使うものは、キッチンに。
洗面所で使うものは洗面所に収納するのが理想的です。
収まりきれないよ!という場合は、適正量を検討する必要があるのかもしれません。
ストック品をしっかり管理できれば、余計なものは増えずに、家の中も散らかりません。

3.見えやすくわかりやすく収納

家族の誰がみても、どこに何があるかわかるように収納するのがお互いのためですよね。
夫に「アレ無くなったよ、コレどこにある?」と言われて、私がわざわざ出動しなくても、夫が自分で出せばいい話です。
これは、たまに帰省する子どもたちにも周知したいものです。
いつか私や夫が亡くなって、子どもたちが遺品整理をするときにも、どこに何があるかわかってれいば、本当にやりやすいと思うんですよね。

思い出の品も自分自身で断捨離する時がくる

父も母も昭和一桁生まれ。
戦争を経験し、今日食べるものもないような戦後の貧しい日本を生き抜いてきた世代です。
だから、どんなものでも大切に使い、そして壊れて使えない状態でなければ捨てられない。
そんな気持ちもよくわかります。

しかし、大量のモノを残して亡くなった時に、本当に困るのは、遺品整理をする子どもたちなのだということも、私は身を持って学びました。
父の思い出の写真や手書きの旅行記、収集した専門書や雑誌やレコードの数々。
父の気持ちや思いが詰まっているモノは、当人ですら捨てられなかったというのに、子どもの私が捨てる決断を下すのはとてもとても切ないものです。

だからこそ。
自分の思い出の品も、いつかは自分自身で断捨離するのが一番良い方法なのだと思います。
子どもに伝えたい、子どもに知ってほしいという気持ちももちろんありますが、子どもたちも今を生きているのです。
親の生き様を、生きている間に言葉や態度で子どもたちに伝え続けていくことが、子どもたちに遺す何よりの財産なのですよね。

そんなことを思った新年の始まりでした。
昨年は、父の遺品整理も気持ちがしぼんでしまって、ほとんど手を付けず終いでした。
今年は少しずつまた踏み出していこうと思います。

だからツインファミコンを大事にしまっていたのか

余談です。

私はロールプレイゲームが大好きで、就職して最初のお給料で買ったのが任天堂ファミコンだったという、今では笑い話のようなゲームバカでした。
平べったい2D画面で、世界中を謎解きしながら旅をするドラクエにハマり、休みの日は徹夜でプレイしたこともあります。
ゲームを終了する時は、ランダムに表示されたとてつもない長いひらがなの羅列をノートに書きうつし、一文字でも間違って書きうつすと、ゲームの続きから始められず「あああああああっー!」と大打撃をくらう・・・という・・・、こんなマニアックなお話も、今では懐かしい思い出です。

長男を産む時、里帰り出産をしたのですが、その時実家にファミコンを持ち帰りました。
私がやっているドラクエのゲームを見た父が、「これは頭の体操になってとてもいいな!」と、大変気に入り、その後父も自分でファミコンを買うことになりました。

その後ファミコンのソフトもどんどん様変わりを続け、カセット式からディスク式へと進化しました。
父は、中古でロールプレイゲームのソフトを買ってはゲームを楽しんでいましたが、最新のディスク式のソフトも、これまでやってきたカセット式のソフトも両方プレイできるツインファミコンを、父にプレゼントしたのが私です。

そうです。
このツインファミコンは、私が父にプレゼントしたものだったのです。
30年以上ぶりに見たツインファミコンをしげしげと眺めているうちに、ようやくここまで思い出しました。

私がプレゼントしたゲーム機だったから、捨てることができなかった父は、丁寧に箱に入れてしまっていたんだろうか・・・。

そんなことを考えたら、ちょっと泣けて、ちょっと切ない平成最後の年明けとなりました。

コメント

  1. よっちぃ より:

    はじめまして。とても懐かしい(^O^)/お父様が大事にして使ってらしたんですね。
    箱付きですからもしかしたら高値が付いて売れるかも?笑笑

    • そらはな より:

      よっちぃさんへ♪
      はじめまして(#^^#)
      懐かしい・・・ということは、よっちぃさんも使っていたんですね?
      私はすっかり忘れていましたが、思い出しましたよー。
      埃をきれいにして、動作確認をして、売りにいこうかなぁ・・・(^-^;