今シーズンから、高齢の母の部屋の暖房はエアコンでまかなっています。
以前は石油ストーブだったのですが、安全・安心を考えてエアコンに切り替えました。
当然のことながら、電気代の高騰は想定内。
先月、我が家の電気代は過去最高額を記録しましたが、今月はそれを更新しました。
そこで、暖房にかかる灯油代と電気代を比較してみました。
高齢の母の部屋の暖房をエアコンにした理由
実家の母の部屋には、FF式石油ストーブがついています。
もう何十年と使ってきたものですが、1~2年前から母がストーブの炎を怖がるようになりました。
例え寒くても頻繁にスイッチを切ってしまうのです。
そこで、寒冷地用のエアコンに買い換え、冬の暖房もエアコンでまかなうことにしました。
母は認知症ではありますが、私やヘルパーさんの手助けにより、現在も自分の身の回りのことはなんとか行えています。
しかし、日中一人で留守番をしている母の安全面を考えると、この先火が出るストーブは使わない方が良いと判断しました。

母がエアコン暖房に慣れるまで2週間ほどかかりました。
しかし今は「全部自動でやってくれるし、部屋は暖かいし、便利だねぇ」と話しています。
▲スマートリモコン
母の部屋にはスマートリモコンを設置しており、エアコンがちゃんと作動しているか、室温は快適に保たれているか、私のスマホからチェック&遠隔操作ができるようにしています。
電気代と灯油代の比較
そしてやっぱり気になる電気代。
母の部屋にエアコン暖房を導入したタイミングでの、日本全国電気料金値上げとくれば、果たしてこれでよかったのかと、経済面でも気になります。
▲実家のFF式石油ストーブ
そこで、石油ストーブの灯油代と、エアコン暖房の電気代を比較してみました。
ちなみに我が家は二世帯住宅であり、光熱費は折半しておりますが、請求は一緒なので、ここでは二世帯分の灯油代と電気代を表示しています。
まずは、2年前の2021年と今年2023年の1月、2月の灯油代です。(端数切捨)
灯油代 | 2021年 | 2023年 |
1月 | 41,500円 | 26,600円 |
2月 | 27,500円 | 23,900円 |
灯油は、タンクに給油するタイミングで月ごとの請求料金も変わってきますが、2か月分の平均額でみると、9,250円/月減っています。
母の部屋の石油ストーブを使用しなくなったので、減った分はほぼ母の部屋の灯油代ということになります。
続いて、電気代です。
電気代 | 2021年 | 2023年 |
1月 | 15,200円 | 30,600円 |
2月 | 18,700円 | 39,400円 |
電気代も2か月分の平均額でみると、18,050円/月の増額です。
これも、2年前と違う点と言えば、母の部屋のエアコン暖房なので、増えた分はエアコン稼働にかかった料金ということになります。
▲寒冷地エアコン ダイキンのスゴ暖
単純に比較すれば、灯油から電気に変えたことで、光熱費は月に9,000円の増額ですから、石油ストーブのほうが断然安いということになりますよね。
しかし、2年前と比べ電気料金の値上げは明確です。
そして灯油料金も値上がりしています。
ならば・・・と。
今年も母の部屋で石油ストーブを使っていた場合と、エアコン暖房を使った場合を比較してみました。
今年の灯油代と電気代の比較
ストーブもエアコンも、朝6時にスイッチON、夜21時にOFFとしています。
母の部屋の1日あたりの灯油消費量は、6L。(過去のデータによる)
現在の宅配灯油代は、1Lあたり105円。
6L×105円×30日=18,900円/月
電気代は、2年前の2月と比較して、単純に増えた分をエアコンの電気代とします。
39,400円-18,700円=20,700円
となると、灯油料金と電気料金の差額は、1カ月あたり1,800円。
1日にすれば、60円の違いなんですよね。
毎日60円で安全安心をお約束
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まるでどこかの生命保険のCMじゃぁないけれど、今月の電気代の請求が39,400円で過去最高額であっても、視点を変えることで、もうしょうがないじゃん!と割り切ることができます。(←強引)
高齢者の暮らしでもっとも怖いのは、火の元でありますから、家に帰ったら火事になっていたではシャレになりませんしねぇ。
ストーブのスイッチを切って、部屋が寒くて風邪をひき、ひいては肺炎になって入院。
ストーブの上にはヤカンをのせているので、そのお湯でヤケド。
ストーブの上になんらかのモノが落ちて、出火。
などなど、いろいろな危険が考えられましたが、毎日60円でそれらが回避できるのであれば、充分ではないですか。
エアコン本体の買い替え費用もかかりましたが、これも母の安全のための投資と思って割り切ることにします。
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