3年前、雑草対策のつもりで平板ブロックを並べ、小さなガーデンテラスを作りました。
ところが今年、その半分以上が緑に沈んでしまいました。
雑草を防ぐために敷いたはずのブロックが、今では庭の景色の中で浮いて見える。
そんな変化に気づいたら、平板ブロックを撤去する気持ちが固まりました。
雑草だらけだった庭の一角
この場所は、畑にも花壇にもできず、ただ草を刈るだけのスペースでした。

3年前 ただ黙々と草刈りをしていた場所
父がいた頃はチューリップが咲いていた気もするし、枝豆が実っていた気もします。
でも、その記憶はもうぼんやりしています。
手が行き届かず、庭の中で少しだけ取り残されたような場所でした。
「おしゃれなテラス」を夢見て
少しでも雑草の生える面積を減らしたくて、平板ブロックを並べました。

2023年3月 ガーデンテラス完成!
ここでBBQをしよう。
パラソルを立ててお茶を飲もう。
そんなことを考えていたのに、結局一度も使いませんでした。
それでも、庭に小さなテラスができただけで十分うれしかったのです。
夫は草刈り機や耕運機の刃を洗う場所としてよく使っていました。
派手ではないけれど、暮らしの中でちゃんと役割を持っていた場所でした。

緑に飲み込まれていくテラス
1年もすると、ブロックのすき間から草が伸び始めました。
土の上に置いただけなので、少しずつ沈み、輪郭も曖昧になっていきます。
そして3年目。
気づけば、テラスの半分近くが柔らかな緑に覆われていました。

2026年8月 テラスの半分が雑草に飲み込まれてしまった
雑草が嫌で敷いたブロックだったのに、今ではその雑草が地面を覆うグラウンドカバーになっていたのです。
撤去した日のこと
先日、このテラスを撤去しました。
3年前に1枚ずつ並べたブロックを、今度は1枚ずつ剥がして運び出します。
あの時はあれが正解。
今はこれが正解。
そう心の中でつぶやきながら、黙々と作業しました。

自分で敷いたブロックを自分で剥がす
二世帯住宅を減築リノベーションし、庭の一部は造園業者さんに整えてもらいました。
環境も暮らしも、そして自分自身も少しずつ変わってきました。
気持ちが変われば、家も庭も変わっていく。
テラスは、その役目を静かに終えたのだと思います。
緑が広がるための余白
ブロックを取り除いた場所。

あーあ、ハゲ散らかっちゃったよ
まるでなにかの発掘現場?とも思えるそこは、庭の緑がもう一度広がるための静かな余白です。
来年には周囲と同じように柔らかな緑でつながっているかもしれません。
急がず、庭の時間に任せてみようと思っています。


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