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劇団四季が大好き!なので4回目のアラジンを観た感想をややシビアに書こうと思う

劇団四季アラジンを観るのも今回で4回目となりました。

2015年5月24日 電通四季劇場海で開幕したアラジンも、もうすぐ丸2年。
つまり私は、半年に1回はアラジンを観にきているわけで、あぁ、ハマるって怖いわぁ・・・と自分で自分に失笑したりもするわけです。

さてさて、大好きなアラジンですが、今回は4回目ということもあり、ややシビアに感想を述べたいと思います。

 

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劇団四季アラジンキャスト

舞台は生ものです。
当日演じる役者さんたちによって、感想がガラリと変わったりしますから。

で、今回観たアラジンのキャスト。

ジャファー以外のキャストは、今まで観たことがある方たちばかり。

そうそう、笠松アラジンは前回観たときは、まだアラジンに抜擢されたばかりで、歌いながら息切れする様子や、感情の込め方などがちょっといまひとつだったのです。
でもね、声質はアラジンのイメージ通りだし、きっときっと時間をかければ成長するにちがいないと思っていたので、今回もお目にかかれてうれしい限り。

まるでわが息子の成長をみるかのような目線にもなっております。

今回観た座席は、1階14列目。
前の座席の方が小柄な女性で、ほっとしました。

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4回目のアラジンの感想

アラジンは、幕が開くと同時にアグラバーの世界へトリップします。
歌もダンスも衣装も舞台も美術も照明も、艶やかに造りこまれた最高のエンターテイメントショーだと思っています。

初めて観たときは、ジーニーの存在感に釘付けになり、タイトルは「アラジン」ではなく「ジーニー」なのでは?と思ったりもしましたが、そうではないのですよね。

劇団四季の何が好きかって、主役とか脇役とかそういったくくりは存在しないってところ。
出ている人すべてが主役であり、誰一人手も抜くことなく(あたりまえだけど)全身全霊で演じるところが大好き。
だから私は、アンサンブルと呼ばれる周囲で歌ったり踊ったりする方たちが一番好きなのかもしれません。

アンサンブル無くして、劇団四季は語れない!と思ってます。

そして、正統派のアラジンやジーニーも、対する悪役であるジャファーやイアーゴのすばらしさがあるからこそ、引き立つというもの。

タイミングよく流れる音楽や照明の暗転、舞台装置の転換や配置、早着替えや手品的ショーなども、舞台を効果的に魅せるためには必須。

だから舞台は生ものであり、そこに関わるスタッフ全員が息をピッタリ合わせて作り上げるからこそ、感動が生まれ、高いお金(チケット代)を払ってでもまた観にいきたい!と思わせるのです。

ああ。
ちょいと鼻息荒く劇団四季について語ってしまいました。

そうそう、アラジンの4回目の感想でした。

アラジン良かったところ

■アラジン(笠松さん)
期待通り、成長しておりました。

まずね、最初に登場したときに目がいったのが、大胸筋。←どこ見てる
前回観たときよりもめちゃくちゃマッスルになっていてびっくり!
これは相当鍛えたなぁ・・・というのがよくわかりました。

なので最初の見せ場である「逃げ足なら負けない」も、軽快に飛んだり跳ねたりしながらも、今回は息切れしてない!
よかったね、がんばったんだね・・・という温かい母目線でみておりました。

舞台の中で何度か繰り返される「自慢の息子」も、歌声に伸びがあって、それでいてどこか初々しさが抜けていない。
もう半年以上もアラジンを演じているのだから、そろそろ熟した感じになってもいいのかな?とも思ったのですが、舞台が進めば進むほど、アラジンの初々しさが際立って、むしろこのほうが本当のアラジンっぽいではないですか。(本物のアラジンって知らないけれど)

アラジンの年齢は、17~18歳だと何かでみたことがありますが、だとしたら笠松アラジンの初々しさはピッタリなのです。

で!気づいたのですが、もし笠松アラジンの初々しい演じ方が計算されたものだったのなら、これは相当すごいことなんじゃ?笠松さん!・・・と思ったわけです。

■ジーニー(瀧山さん)

言うまでもなく、すばらしい!
さらにセリフに磨きがかかったおり、さらに早口でまくしたて、お姉系のセリフと男らしいセリフの緩急のつけ方が最高です。

■マブダチ3人

カシーム・オマール・バブカックの3人組が大好き。

バブカックの白瀬さんだけはずーっと変わらず見てきましたが、カシームとオマールはちょいちょい役者さんが変わってます。
でも、いつみても3人の息はピッタリ。

■ジャスミン(岡本さん)

岡本ジャスミンは2回目です。
ジャスミンは演じる方によって、気の強いジャスミンだったり、かわいらしいジャスミンだったりと、雰囲気が変わるのがまた楽しい。

岡本ジャスミンは、ちょっと気の強いジャスミンですが、イメージとしては一番ピッタリかも。

言いたくないけどあえて言う ここがガッカリだったよ今回のアラジン

失礼を百も承知で言います。
今回のアラジンでとても残念に思ったところがありました。

それが・・・ジャファー。

今まで観てきたジャファーは、声質やセリフの間の取り方などなど、すべてイメージピッタリで、まさに悪巧み大王をよく表現していました。
ところが今回観たジャファーは・・・ジャファーじゃない!

ジャファーって、陰でこそこそ悪巧みをするのがジャファーなのですが、今回のジャファーは、正々堂々と豪快に悪さをする悪役といった感じ。
セリフの間の取り方も、ちょっとズレていて、いつもなら思わずふふっと笑えるところも、笑えない。

ジャファーとイアーゴの掛け合いも最高に楽しくて大好きなのですが、今回はそれすら合っていないので、まるでイアーゴの良さがわからない。

観ている最中に(イアーゴ、かわいそう)と思ってしまった。

アラジンが終わって、娘の第一声。
「ジャファーが、イマイチだったね」でした。
嗚呼、私と同じ感性を持つ娘だからかもしれませんが、やっぱりあのジャファーはいただけない!
笠松アラジンのように、次の成長に期待して!という気持にすらなれない。

劇団四季ファンだからこそのシビアな感想です。
これも、アラジンを4回も観たことによるウンチクなんですけどね。

でも、ここがイイとかダメだとか、あれこれ語れるのも一回限りの生の舞台だからこそ!
だから劇団四季は辞められません!
次はどんな舞台を魅せてくれるのか、楽しみです。
今年中に、またここに戻ってくるぞーっ!

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コメント

  1. T M ♪ より:

    舞台にしろ何にしろ 鑑賞を重ねるうちに目は肥えていきますね。
    そうするとまたさらに楽しくなる♡ やめられません♪─O(≧∇≦)O─♪

    お金を払って観るお客さん全てがその舞台を支えているんだけれど
    リピーターの目の肥えたお客さんは、成長もさせてくれるもの。
    芝居通で目の肥えた人のことを“ 見巧者(みごうしゃ)” と呼ぶそうなんです。
    見るのがうまい…うふふ(^ω^)

    舞台はナマモノっていうとき
    舞台に立つ側がよく仰るのが 観客によってパフォーマンスは変わる ってこと。
    わざと手を抜くとかじゃなくて!! 精一杯のパフォーマンスをするって大前提ですから。
    人は 相手によっても出る面が違ってくる…まさにその延長上です。
    舞台と客席とで 感情の交流があるってことなんですよね。
    気持ちが一つになったとき、想定をはるかに超えた 異次元的高みに行く、と。
    何も見巧者揃いだからよくなるとかではなく、
    いいものを見たい楽しみたいという純粋な気持ち、これに優るものはないでしょう。
    ( その結果の批評は 当然 あり!です )
    まさに、空花さんのようなお客さんですね!

    私もね、次元を超えたような演奏に出くわしたうれしい経験、あるんです♪
    なにしろ、体調悪いのに 大奮発のチケット代惜しさに這うようにして行ったところが
    ( しかも、一人で(笑) )
    帰りには元気になって 鼻歌混じりにスキップしちゃった(笑)
    明かりがつき、アナウンスが流れても拍手が鳴りやまず、
    舞台に向かって歩く人と 後ろを振り返りながら出口に向かう人と…
    とうとう指揮者が舞台に出て挨拶しました。感極まった表情で。
    またあんな瞬間に出逢えたらなーと夢見ています。…演劇系ではまだですから、テヘ。

    ところで、私、何かのテレビ番組で見た記憶があるんですけれど
    演出家の意図から外れたり力量不足の場合、結構シビアに降板させられていたような…
    役者の勝手は許されないはず。 四季の舞台の品質を保つため、でしょう。
    この度はどうしたことなんでしょうね? 役作りそのものが齟齬をきたしているんですものね?
    何か新しい演出の意図、への途上????
    あの演技は何か意図があってのことかと質問してみるのもいいかもしれませんよ。

    ところでところで(笑)
    4/9(日) 朝9:00〜 『題名のない音楽会』http://www.tv-asahi.co.jp/daimei/
    ぜひ録画予約入れてお時間あるときご覧になって! 見て損はないはず〜〜!!

    • そらはな より:

      TM♪さんへ♪
      見巧者!なんて、初めて知りました。
      へぇぇ。私はまだまだ見巧者と言われるまでには程遠いです。
      でも、いつか見巧者になりたいなぁ・・・。
      おっしゃる通り、たしかに客席の反応って、ものすごく感じのいいときと、しらっとしているときがありますよね。
      反応がよければ、役者さんたちもきっと演じやすいでしょうし、ノッてもきますしね。
      演者と役者は一体なんだなぁ・・・。
      で、純粋にそれが好きなら、もう一人でも観に行っちゃいますね。実は私も劇団四季は、過去に1人で行ったのが2回ほど。
      もう自分がよければそれでいいのだ!って感じです(^-^;
      私も、劇団四季は調子が良くなければたとえ主役でもすぐに外されると聞いたことがあります。
      ただ、今回観たジャファーの方は外部の役者さん。劇団四季の団員さんではないのですよね。
      劇団四季も役者不足だと聞いたこともありますから、当然すべての演目でパーフェクトな日はなかなか難しいのかもしれませんね。
      それでもやっぱり応援したい♡
      題名のない音楽会、録画しときます(#^^#)

  2. T M ♪ より:

    劇団員以外の出演もあるんですか!! 知りませんでした〜〜(゚o゚;;
    エッと思いなんとなく浅利慶太氏を調べてみたら、既に四季からは 退かれてたんですね。
    時代は変わったのですな〜〜…しみじみ。
    にしても、人員不足?…まぁ、退団する方もいますからねー
    それこそ話題にした『題名のない音楽会』石丸幹二氏も 四季 出身(^ω^)
    が、もしも 同じお代をいただいて質は維持できないのだとしたら、由々しきことですね。
    応援の気持ちは気持ちとしても、興行側としてはね、そこに甘えられるもんでしょうか?

    やっと『ラ ラ ランド』を観まして、
    ひっさびさに いいハリウッド映画 を観たわ〜〜しかもミュージカルで♡とゴキゲンです。
    主役がミュージカル俳優ではなく映画俳優であること、大いにイミがありました!
    ( バリバリのミュージカル俳優が演ったら それはそれで楽しめたでしょうけど )
    でも、群舞のシーンは圧巻。うまい! そして、舞台にはない映画ならではの演出です。
    ここはPCモニターやテレビサイズでなくスクリーン大画面で見ないとモッタイナイ!!
    またどうやら意見が分かれるのだそうですが、
    これはストーリーを云々するのでなく、
    表現を、そこから湧き起こる自分の感情を、味わう作品だと思いました。
    細かいところもクゥ〜ッとくる演出小ワザ ♪(´ε` ) 色彩もすばらしい!
    なにげにオススメです。

    • そらはな より:

      TM♪さんへ♪
      そうなんですよー。四季では時々外部からのオーディションもやっているんです。
      ジーニーのオーディションに、お笑い芸人の芋洗坂係長も挑戦してました。
      「ララランド」良かったですか?なんだか賛否両論があったので、どうなのかなーって思っていましたが、作品が有名になればなるほど、否定的なコメントを言う人もいますもんね。
      要は自分が実際にそれを見て、自分で感じ取り自分で判断することが大切ですもんね。
      「ララランド」観たくなりました。
      題名のない音楽会、予約しましたが、なんだかワクワクするような内容です。
      教えていただき感謝です。

  3. とかちか より:

    間もなく二度目のアラジンを観にいくんですがジャファーが気になって仕方ありませんw
    う~ん。。。。選べないから仕方ないですねー。

    ノートルダムは余りの素晴らしさにJRに電話して二回目の観劇しました。
    フロローは芝さんが好きです。
    2018年は横浜に行きたいと思っています。友人を巻き込んでw

    ララランドはお勧めです。
    ムーンライトは観てませんが、私の中ではこれがアカデミー作品賞ですw
    思い出してもウルウルします。

    • そらはな より:

      とかちかさんへ♪
      ひゃーっ!
      ノートルダム、早くも2回観たんですねー!
      アレ、一度観るといろんなところが気になって、また観たくなりますよね。
      毎日、ノートルダムのCD聴いて、想像を膨らませています。
      アラジンは、阿久津ジーニーが観てみたい!どんな感じかなー。行く度に役者さんが変わるから、そこがまた楽しかったりしますよね。
      ララランド、よかったですかー。うーん、見たいなぁ。でも、今1番見たい映画は美女と野獣かなっ♪