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月桂樹の剪定のお値段 自分でやると絶滅危惧種に出会える貴重体験

庭木の剪定をプロの業者さんに頼むと、どれくらいかかるのかしら・・・?ということを考えるようになりました。

というのも、休みの日でお天気がよければ、とりあえず庭に出て剪定をしたくてウズウズしている私。
こんな楽しみ、お金を払って業者さんに奪われてなるものか・・・と思えるほど、庭師に化している今日この頃。

今回は、月桂樹の剪定を行うことにしました。

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月桂樹の剪定

父が生きていたころは、庭木の手入れはすべて父まかせにしていました。
なので、剪定作業なんてものはしたことがありません。

というより、庭木の枝を切ったり整えたりする剪定が必要だなんて、思ったこともありませんでした。

しかし、父が亡くなって半年が過ぎると、月桂樹の枝がモッサリしているのが非常に気になるようになりました。

 

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月桂樹は、伸びる勢いが強いので、ある程度刈り込んで好きな樹形に仕上げることができるといいます。
月桂樹の剪定は、庭師初心者にはもってこいの木なのです。

3Mくらいに伸びてしまっていたので、手の届く2Mくらいの高さのコンパクトな木にしたいと思いました。

 

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木の内部には、枯れた枝や葉っぱもあるので、こういったものはすべて枝元から切っていきます。

 

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木の下から覗くと、枝がとても混み入っているのがよーくわかります。

これじゃあ風通しも悪しし、中のほうには日も当たらないから、病気にもなりやすい。

 

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幹の一か所からたくさん出ている枝は、車枝(くるまえだ)。
樹冠内部が密集して風通しが悪くなる原因にもなるので、1~2本を残して根元から切る。

 

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下垂枝(かすいし)は、下向きに伸びる枝。

これも枝のバランスが悪くなるので切る。

 

幹から直接生える弱々しい枝は幹吹き(みきふき)。
いずれここに枝を作りたい場合を除いて、すべて切る。

 

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樹冠の先端に伸びる枝は、飛び出した枝を深めに切っていきます。

先端部の三つ又の枝の勢いのある真ん中の枝を切り落とし、透かし剪定をして風通しをよくします。

 

dsc04163

それにしても!
月桂樹の葉っぱって、けっこう硬いのですが、それでも虫に食われるのですね。

外側の葉はみんなきれいなのですが、木の内側の日のあたらない部分の葉は、枯れたり虫に食われていたり・・・。

いったい、どこのどの虫がこんな硬い葉っぱをかじっとるんじゃい!!
と思っていたら・・・。

 

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ミノムシがいた!!!!

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ミノムシは絶滅危惧種?

月桂樹の葉の内部に、ミノムシを4~5つほど見つけました。

日本列島に広く生息するミノムシですが、近年外来種のヤドリバエによる寄生で、地域によっては絶滅危惧種に選定されるところも多くなってきたんだとか。

そうとは知らず、私、ミノムシをかたっぱしから取り除いて、その辺にポイポイと飛ばしちゃいました。

そもそもミノムシはガの幼虫。

大量発生すると、木が丸裸にされるほど葉っぱを食い尽くされるそうなので、それが嫌ならミノムシをつぶしてしまうのが良いそうですが・・・。

つぶすこともできずに、とりあえす放り投げたミノムシたち。

それってどうなるんだろうか・・・・?

月桂樹の剪定後

<before>

dsc04151

 

<after>

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だいぶスッキリしました。
切り落とした葉っぱできれいなところは、お友達にあげました。

 

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透かし剪定で、木の内部にまで日が差し込むようになりました。

これでミノムシも巣をつくれまいっ!

庭木の剪定のお値段

月桂樹の剪定にかかった時間は、約3時間。

素人なので、木の前に立ち、あーだこーだと考えながらやっているので、とても時間はかかります。

こういった作業を、プロの方に頼むといくらくらいかかるのか調べてみたら、1本の木の剪定で3,000円くらいが相場のようでした。(木の大きさにもよる)

また、庭師の日当は1日1万円~2万円とも聞きますが、これが高いのか安いのかはよくわかりません。

だって、やっぱり体を使う労働ですから、大変です。

でもね・・・。
剪定は楽しいのですよ。

途中、ミノムシを発見しては驚いたり、毛虫を見ては卒倒しそうになりながらも、嫌いじゃないのですよ、私。

そんな楽しさを、お金を払ってプロの方に頼むなんて、もったいなくてできません。

1日、庭木の剪定をして1万円の日当が浮くと思えば、これで劇団四季のチケットが買えるんですもの。←基準がなんでも劇団四季

いずれ、いつか、自分でできなくなる日が必ず来るのだから、せめてそれまでは庭木の剪定を楽しもうと思います。

絶滅危惧種に出会えるという貴重体験もできますしね。

だけど、やっぱりもう少し管理のしやすい庭がいいなぁーーーーー。

 

コメント

  1. 丘の上の住人 より:

    ミノムシ、絶滅危惧種なんですね。
    確かヤドカリもそうだったかと思います。
    ヤドカリの数に対して、引っ越し先の貝の数が少な過ぎるんですって☆

    ミノムシポイポイ!(笑)
    私も、ポイした後どうなるのかと思いながらも、ミノムシにもアゲハチョウの幼虫にも同じ事をしています(笑)

    • そらはな より:

      丘の上の住人さんへ♪
      そうなんですって!ミノムシが減りつつあるんですって。
      でも、我が家の庭にはふつーにいましたけどね(^-^;
      ヤドカリは、住処となる貝殻が少ないのかぁ・・。
      都会の住宅事情みたいですねぇ。
      ミノムシポイポイは、踏みつけられなければ、地面の上でもガになるんでしょうかね?

  2. えりあまま より:

    みの虫見なくなりましたよね。
    うちの庭ではすでに絶滅しとりますよ。
    月桂樹は普通に乾燥させれば使えるのかな?
    そのままでも良い香りがするのかな?
    気になりまっす!
    我が家は山椒があったけど虫にやられて枯れちゃいました。残念です。
    私もいも虫毛虫と闘ってるよー
    この前、親指くらい太い茶色のいも虫を見つけてしまい、剪定を断念したよ〜
    アレは何に成長するのかしら?追跡したいようなしたくないような。。。

    • そらはな より:

      えりあママさんへ♪
      えりあ家では絶滅しましたかー・・・ミノムシ。
      月桂樹は、そのままでも香りはしますが、乾燥させるとさらに良い香りとなります。
      しかし・・・親指くらいの芋虫って・・・もはやモスラ!
      うちには夏になると10cm近い緑色の毛虫が出現することがあります。
      シラガタロウという名前で呼ばれていますが、あれをみると気を失いそうになります。

  3. ちかちか より:

    こんばんは、そらはなさん。
    何だか私も木を剪定したくなってきました。わかりやすい解説書を読んだ気分です。いい仕事してますね!

    うちの木は脚立に上ってもまだ上がある、どれもボーボーに伸びてるので私ができる木は限られてます。今、一番大きい木、二階の屋根より高くなってしまってるのを切る見積もり頼んでます。前はベランダから腕いっぱい伸ばしてベランダに伸びた枝を切ってましたが、もう届かないので、思い切って根元から切ろうかと。。いくらだろう。こわいなぁ。仮にうちを売るとしたら、今は庭に木なんかいらない、切ってから売ってくれと不動産屋に言われるそうです。切る手間賃より切った枝などの処理代もかなりするようです。お金かかることで自分でできることは自分でやるしかないようですね。
    ため息出ます〜〜。親の遺したものを楽しんで受け継げるといいですよね。

    • そらはな より:

      ちかちかさんへ♪
      あはははは(^-^;
      庭師気取りですが、枯れてもいいや・・・って気持ちでやっているので、大胆にあちこち剪定できるのかも。
      これがひと様のお庭であれば、絶対にできません。
      木は、手の届く範囲を超えてしまったら、自分では手におえなくなりますよね。
      私、今日脚立にのぼって、枝をのこぎりで切りました。
      すっきりしたけど、キリがない。これがずーっと続いていくのは、嫌だなぁ・・・とも思いました。
      家を売却するのも、木はジャマになるんですね。
      木を植えるときは、最初が肝心!って、これから新居に住む方に教えてあげたい~(笑)

  4. kumakuma より:

    この前の柿の木コメント見て、うちのも見たら、まさに病気の葉っぱでした。私は柿、嫌いですが、今回、売っているのと、同じ位、大きかったので、収穫して、欲しい人に、あげました。収獲は楽しいです。そんなわけで、柿の木そのままにしときます。

    柿のヘタを取り、ビニール袋に入れて笹の葉(殺菌)も入れて、カメとかに入れて、田植えの頃まで、かまわずにいると、汁が出て、上澄みに白いのが出ますが取り除き、沸騰前まで加熱して冷ますと柿酢が出来ます。

    収獲の時、この枝が切るべき枝だ、など思いながら、収獲しました。そんなこと、思えたのも庭師のそらはなさんのブログがあったからです。

    • そらはな より:

      kumakumaさんへ♪
      柿酢!!
      そんなものまで作れるのですねー!
      数か月、カメに入れて放置ですよね?
      やってみたいような、怖いような・・・(^-^;
      うちには柿の木が2本あって、1本は老木で切ることにしたのですが、もう1本は残すことにしました。
      なぜなら、近所の方が数名柿を取りにきたからです。
      「ここの柿が一番おいしい」といって、みなさん喜んで柿を持ち帰りました。
      私は今まで知らなかったのですが、父はこうやってご近所付き合いしていたんだなぁ・・・と思ったら、柿の木は1本残そうと思いました。
      先日、はしごをかけ、柿の木の上部の徒長枝をのこぎりで切りましたよ~。
      もう、どこまで庭師として突き進むのかしら?と自分で自分がおかしくなりました(^-^;