ゴーヤの種を早く発芽させるために、先端をカットするとか、一晩水につけるとか、いろいろ言われていますが、本当のところはどうなの?
という疑問がわいてきたので、ゴーヤの種の発芽実験をしてみました。
…というのは、後付け理由なわけで。
実は、4月末に畑に直播したゴーヤが2週間過ぎても発芽しなかったからです。
昨年自家採取したゴーヤの種だったので、子孫を絶やしてしまってヒジョーに残念という悲しみが原動力となっています。
市販の種を、条件を変えてポットに蒔いてみました。
ゴーヤの種の発芽実験
ゴーヤの発芽適温は、25~30℃。
この温度があれば、7日~10日で発芽するらしい。
というわけで、プラケースの下には電気アンカを敷いて、ケース内の温度は常に23~24℃以上。晴れた日には30℃にもなるという発芽環境を整えました。
どうだ、ゴーヤよ、これで満足かい?
種は、条件を変えて4つのパターンで発芽実験してみました。
2.ゴーヤの先端をカットしただけの種
3.一晩水につけただけの種
4.何も手を加えずそのまま植えた種
私の予想は、発芽適温さえ保てれば、水につけようが、カットしようが、なんにも手を加えなくとも、みんな同じ時期に発芽するのではないかというもの。
▲種まき実験 果たして最初に発芽するのはどれかな?
1つのポットには2粒の種を蒔きました。(右下のポットだけ種は1粒です)
これで準備万端、ゴーヤの発芽実験のスタートです。
一番最初に発芽した種
最初に動きがあったのは、種まきから5日後のこと。
▲発芽目前!かわいすぎる~
ややややっ!
まさに今、土の中から重い頭を持ち上げようとしているではありませんか!
超かわいいー!
この姿が見たいから、種まきフェチになってしまったのよね。
この栄えある最初の勝者は、先端をカットしただけの種でした。
▲発芽の様子は超萌える
ちゃんと2粒同時に発芽しました。
種をカットすれば、硬い殻を破って芽を出しやすくなるんですね。
まぁ、考えてみれば当たり前。
だけど、カットして水につけた種は、ウンともスンとも言いません。
次に発芽した種
さらに翌日。
▲やばい、発芽の瞬間は何度みても萌えキュンだ
種まきから6日めに発芽したのは、何も手を加えずそのまま種を蒔いたものでした。
やっぱりねぇ。
発芽には温度が必要なんだよねぇ。
たとえ硬い殻でも、温度さえあれば、芽はこじ開けてこれるってことなんだよねぇ。
しかし、水につけた種はウンともスンともビクともしていません。
水につけた種は発芽しなかった
まだ発芽していない水につけた種。
そのうえ、カットして水につけた種でさえ、発芽しません。
1~2日後には発芽してくると思っていましたが、待てど暮らせど発芽しない。
▲沈黙の種たち
くぅぅぅぅ。
こんなに待ち望んでいるというのに、10日経っても発芽しない!!
電気アンカで温めて、プラケースで保温して、こんなにあの手この手で育てても発芽しないんかーいっ!
と、種に八つ当たりをしてもしかたがない。
原因を作ったのはこの私。
種を一晩水につけて溺れさせてしまったのよね。
そういえば、誰かが「種を水に沈めてはいけません。種は濡らしたキッチンペーパーにくるむのが良いです」って言っていたっけなぁ・・・と、今更遠い目をしても後の祭りです。
それに、昨年は水没させた種でもちゃんと発芽したのですから、いずれこの水につけた種も発芽するでしょうね。
だけども、発芽日数を早めるために「水につける」というのは、やらなくても良いひと手間だということが、よーくわかりました。
何事も、自分でやってみなくっちゃわからないことってありますよね。
ちなみにゴーヤの種は全部で11個使っての実験でしたから、母体数が少なすぎると言われればそれまでです、ハイ。
しかし来年は、種の先端をカットだけして種まきをしようと心に決めた次第です。
▲自家採取したゴーヤの種から発芽
さて、畑には奇跡的に20日めで発芽したゴーヤがケナゲにがんばっています。
このゴーヤ、水没させられ、先端をカットされ、透明マルチをかけられての、さんざん余計なお世話をされての過干渉されつくしたゴーヤです。
自家採取モノなので、大事に育てようと思います。
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