チーズが大好き。
でも家では、とろっとろに溶けたチーズを滝のように浴びせて食べる料理なんて、できるわけがありません。
そんな家でできないものを食べるというのが、外食の醍醐味だと私は思っています。
テレビで紹介されているのを見てからずーっと恋焦がれていた、渋谷ヒカリエにあるチーズ専門店ラクレで、ラクレットを食べてきました。
嗚呼、シアワセ。
ラクレットとは
最近耳にするようになったラクレットとは、フランスやスイスで食べられている料理の名前。
そもそもラクレットとは「削るもの」「ひっかくもの」という語源からきているそうで、チーズの断面を直火で温め、溶けたところをナイフで削いでじゃがいもなどに絡めて食べることからついた名前。
アルプスの少女ハイジのおじいさんが、囲炉裏でチーズを炙って溶かして、それをハイジがパンにかけておいしそうに食べていたアレってことですよね。
それにしても、とろっとろに溶けたチーズって、どうしてこうも食欲をそそるんでしょうね。
チーズフォンデュは食べたことがあっても、ラクレットは食べたことがない。
ならばぜひともラクレットを食べなくては!
ということで、渋谷ヒカリエにあるチーズ専門店ラクレにやってきました。
ラクレ開店前の行列
ラクレの開店は11時からですが、私がお店に着いたのは10時45分頃。
すでにお店の前には20名ほどが並んでいるという状態!
都会って並ぶよね。
田舎もんの私にとっては信じられない光景ですが、開店前から行列のできるチーズキッチンラクレに、のこのことやってきた私も同類ですね。
ラクレがオープンしてから4か月が経ちますが、いまだに日曜日のランチは大行列のようです。
行列はどんどん伸びていき、11時の開店時には50人以上が並んでいたように思います。
ラクレの予約はコース料理のみ
そんな大行列を横目に、私は11時の開店と同時にお店の中へ案内されました。
だって予約していたもの。
ラクレは、ホットペーパーグルメにてコース料理のみ予約可能。
ランチコースは、チーズフォンデュコースかラクレットコースが予約でき、いずれも3,000円(税抜)というやや強気の値段設定。
ランチに3,000円だなんて、日常の私にとってはとんでもないお値段ですが・・・。
いいのです。←いいんかい!
だって東京に来たときは、非日常なんだもの。
それに行列覚悟の大人気店に、並ばずに入れるのだから、テーブルチャージ料金も入っていると思えば、こんなものかな。
それに滞在時間は限られているので、ゆっくり行列に並んでいる時間はないんです。そんな旅行者の時間料金とも思えば、3,000円はむしろお得?・・・と、自分を納得させる私。
たぶんこうやって田舎から出てきた人々が、東京で消費していくのよね。
ラクレットランチコース
座席についてほどなく、店内にはチーズの香りが漂ってきます。
それはちょっとばかりクセのあるニオイで、チーズが苦手な人にはダメかもしれない独特な匂いなのですが、チーズ専門店にチーズの苦手な人は来ませんからね。
出されたお水は、レモン水。
さっぱりとした口当たりで、たぶん濃厚なチーズに合うようにしているんでしょうね。
チーズ前菜盛り合わせ。
・手作りモッツァレラチーズと洋梨のカプレーゼ~爽やかシャルトリューズジュレ~
・クリームチーズとラムレーズンのパテ
・キャロット・ラペ ~オレンジ&ディル風味~
いちいちオシャレ。
焼きたてパンビュッフェ。
というものの、ビュッフェの説明はされなかったような?
それとも友達とのおしゃべりに夢中で私が聞き逃したのか?
いずれにせよ、この後出てくるラクレットがボリューミィーで、パンをおかわりしようとは思いませんでしたが。
そしてラクレットの土台が登場。
熱々の鉄鍋に、厚切りベーコンと太いソーセージ。じゃがいもとトマトとパプリカなど。
そして溶けたチーズをかけるパフォーマンス。
こういうのって、目で見て楽しむという「おいしさ」もありますよね。
ああーっ。
チーズの滝やぁ。
これでもかってくらい、チーズを削る、削る。
こんな大量の溶けたチーズ、見たことない!
最後には、外側の香ばしく焼かれた部分のチーズも削って入れてくれます。
とろっとろのチーズとカリカリのチーズ。
たまらん・・・です。
食べてみると、濃厚でやや甘さのあるチーズ。
お店の中に充満しているクセのあるチーズの香りとは相反して、まったくクセのない食べやすいチーズ。
チーズでお腹いっぱいになるって、シアワセです。
デザートは、チーズソフトクリーム。
ほんのりチーズ味ですが、濃厚ではなくあっさりしたソフトクリームでした。
ドリンクは別料金。
レモン水がおいしいので、ドリンクは注文しなくてもいいのですが、メニューをみたらどれもおいしそう!
で、私はオレンジティーレモネード(手前)。
友人はライチ&シトラス ハーブレモネード(奥)。
これがまた濃厚なラクレットに合うように、さっぱり爽やかなドリンクなんだなぁ。
赤いストローが2本入っているのも、オシャレの演出ですかね?
オサレ感を出すにはストローは2本( ..)φメモメモ
コースでなければ、ランチのラクレットは2,200円。
ドリンクとチーズフォンデュとサラダとパンビュッフェ付で、お得感がありますね。
お時間がある方は、行列覚悟で、または開店30分以上前には並んでいたほうが良さげです。
チーズに溺れた大満足のランチでした。
コメント
うわーラクレット美味しそう(*^_^*)
とろけ具合が画面から伝わってきますねー(●^o^●)
私もラクレットは大好きですよ。
以前、渋谷ヒカリエの中にあるカフェでお茶をした時に、パンケーキと飲み物で
1800円しました。
さすがは都会ですね。
北海道のビュッフェより高いかもーと思いつつ、そらはなさん同様、非現実だと言い聞かせました(笑)
ミーナさんへ♪
ふふふっ♪
とろけるチーズ、最高ですね(#^^#)
ヒカリエの中のお店はどこもおしゃれで、高そうでしたー。
都会はなにもかもすごい!という、田舎者の感想です(^^;)
非現実→非日常の間違えでしたm(_ _)m
ハイジを一所懸命見た世代には たまらないですよね〜♡
いやはや日本で食べられる時代になるとは^_^
あの頃の私にも食べさせてあげたいと思いますもん。干し肉も(笑) ←ジャーキーのことなのかしら?
このごろはチーズ好きな人自体、多いですよね〜〜。
チーズものはプレゼンテーション力からして すごいわ(笑) 席でパルミジャーノの上で和えてくれるパスタとかも♡
どうなさったかなーと思ってたら、
東京で羽を伸ばしてらしたんですね(笑)
たっぷり楽しまれたご様子で よございました^ ^
私が思うに、場所代が高いということももちろんありますが
モノ自体だけでなく、快適さとか心地いい雰囲気にお金を払う感覚のようです。それを生み出すのはセンスのいい内装だったり、よく訓練された従業員だったり、思いもつかないようなアイディアを実現しているのだったり…
逆にいうと、安さで勝負しているところに、そういったものを求めちゃいけない、ということですかね。
…ボッタクリもありますけどね(-.-)
TM♪さんへ♪
干し肉!!で思い出したけど、私は「はじめ人間ギャートルズ」のマンモスの肉が食べてみたかった(笑)。
お金の使い方も二分化しているように思います。
ものすごく安いものをそれなりと割り切って買うか、または自分にとって価値あるものは高くてもお金を出すか。
自分が好きなものには、こだわりを持ってお金を使いたいですねー。
ボッタクリに合わないよう、「見る目」も養わなければなりませんね。