我が家のポタジェガーデンに鎮座していたひまわり。
青い夏空に花開いた黄色の大輪はあまりにも美しく、来年もこの姿が見たいがために、ひまわりの種を取るプロジェクト発足。
ようやく種を取ることができたのは、花が咲いてから1カ月半が経ったころでした。
ひまわりの花
ひまわりなんて知らない人はいないと思われるくらいメジャーなお花。
しかしですよ。
50数年生きてきた私も、ひまわりの花が2種類の花で構成されていると知った2021年の夏。
外側の黄色い花びらは、舌状花。
中央の丸い部分は、小さな花がたくさん集まってできている管状花なんです。
最初に外側の舌状花が枯れ、そのあと中央部の管状花が枯れてきます。
しかし、この管状花というのは、2,000個近くもの花から成り、この花が枯れるとアノおなじみのひまわりの種がお目見えするというわけです。
そんなひまわりの花言葉は、「私はあなただけを見つめる」「愛慕」「崇拝」。
ひぃぃぃ~っ。
2000個近い花に見つめられて、慕われて、崇拝されるって、怖いわぁ…と、ひまわりの花の構造を知ったが故に震える私。
知識は、時に怖さをも生み出してくれます。
ひまわりの種の採取のタイミング
だけども。
夏の青い空に咲く黄色いひまわりは、やっぱり圧巻だったわけで、来年は庭にもっとたくさんのひまわりを咲かせたいという気持ちが沸き起こり、種を取るべくずーっと花が枯れるのを待っていました。
ひまわりは、最初に外側の舌状花が枯れると同時に、管状花の部分の種が肥大してきます。
よって、ひまわりはその重みでガックリと頭を下げるようになります。
花が咲いたのが7月中旬。
そして種の重みで頭を下げるようになったのが7月末。
ポタジェガーデンの花道を塞ぐように頭を下げていたため、8月中は通行止めとなっていましたが、しかたがありません。
なんたってひまわりの種を取るプロジェクト発足中なのですから。
種を採取するには、花全体が完全に枯れて乾くまで。
開花から1カ月半~2か月はかかるといいます。
だから、8月中は通行止めでもずっと我慢しました。
葉っぱも茎も、まだ青々としているんだもの。
しかしです。
ついにその時がやってきました。
下の葉っぱも枯れてきたし、茎も黄色くなってきたことだし。
花をのぞき込むと、管状花の外側の部分はすでに種がむき出し状態。
中央部分は、まだ枯れた花がくっついています。
本当ならば、すべてが乾燥して種がむき出しになるまで待ったほうが良いのでしょうけど、さずがに2,000個もの種は必要ないので、ここで決断です。
開花から1カ月半が経った9月1日。
ひまわりの種を取ることにしました。
ひまわりの種の取り方
まずはひまわりを引っこ抜く。
抜くのは比較的すんなりできたのですが、ひまわりと密着するように生えていたヒャクニチソウも一緒に抜けてきてしまいました。
ヒャクニチソウはまだまだ花を咲かせてくれますから、ひまわりの茎を切断し、ふたたびヒャクニチソウを土に戻しました。
そうして、ようやくひまわりの種とご対面。
怖いくらいびっしりと種が詰まっています。
手で取ると簡単にポロポロと種が落ちてきましたから、これは完全に乾燥している証拠でしょう。
まだ乾燥していない中央部分は、種がうまく取れませんでした。
ひまわりの種の採取の目安は、手で簡単に取れるということがポイントでしょうね。
取った種には、花びらのカスや小さな虫がくっついていたりしますから、私はふるいにかけて細かいゴミなどを取り除きました。
あとは天日に干してしっかり乾燥させます。
取った種は、すべてがぷっくりした肥えたものばかりではありません。
欠けているものや、触ると中身がやわらかいもの、細く痩せたものなども混じっていますから、それらを選別し、丸々とよく太った健康優良児だけを残します。
種は保存袋に入れて、来年まで保管します。
オマケでもらった種から咲いた大輪のひまわり。
この種を取ることで、来年もポタジェガーデンを彩る花たちを見たいという希望が湧いてきます。
来年は、ひまわりの花言葉の想いにこたえることができるかしら・・・?
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