青森県の日本海側に位置する不老ふ死温泉へ行ってまいりました。
ここは、たびたびメディアで取り上げられている温泉なので、知る人ぞ知る有名な温泉なのですが、これまで行ったことがありませんでした。
最近、日帰り入浴にハマっている夫に付き合って、海と一体化できるという露天風呂と、深浦マグロステーキ丼のランチを楽しむべく、いざ出発です。
不老ふ死温泉はどこにある?
不老ふ死温泉は、世界自然遺産である白神山地の麓、青森県深浦町にある温泉旅館です。
地図を見て察しがつく方もいると思いますが、アクセスはかなり悪いです。
車であれば、青森市や秋田市から2時間半以上。
電車であれば、青森駅や秋田駅からでも、いろいろ乗り継いで3時間以上はかかると思われます。
そんなところに位置する不老ふ死温泉が、様々なガイドブックやメディアで取り上げられるのは、海まで1mしかない距離に作られた露天風呂でしょう。
▲不老ふ死温泉パンフレットより
海と一体化できる露天風呂。
特に、日本海に沈む夕日で一面が黄金色に染まる様子は、感動するでしょうね。
その前に十二湖青池散策
私は秋田県側から向かったので、不老ふ死温泉に向かう前に十二湖の青池散策をしました。
▲十二湖周辺 遊歩道
10月中旬。
紅葉は、色づき始めといったところ。
▲十二湖 ブナの森
おそらくあと1~2週間もすれば、紅葉が見頃となるでしょう。
▲十二湖周辺
それでも、森林浴は気持ちの良いものです。
▲2022年10月 青池 展望デッキより
青池は、今日も青かった。
しかし、秋は落葉が池に浮かんでいるので、個人的には新緑シーズンが最もインクブルーの池を楽しめるのではないかと思っています。
▲2021年7月 青池
昨年の7月に来た時の青池は、それはそれはきれいな青色でしたが、暑すぎて快適な散策とはなりませんでしたから。
深浦マグロステーキ丼ランチ
そんなこんなで、不老ふ死温泉に到着したのがお昼ちょうど。
お食事処夕陽で、お風呂の前にランチをいただくことにしました。
ここは、日帰り入浴でも利用できますし、食事だけでも利用できるそうです。
メニューは、海鮮丼系からラーメンなどありますが、私はここに来たら「深浦マグロステーキ丼」を食べると心に誓ってきました。
深浦町は、青森県内一のマグロ漁獲量を誇るそうですよ。
ならば、町おこしの一環として作られた「深浦マグロステーキ丼」略して「マグステ丼」を食べないわけにはいきますまいっ。
▲深浦マグロステーキ丼 1,500円
注文して3分で運ばれてきました。早い。
一度に三種のマグロ丼が楽しめるようにと考案されたマグステ丼。
お皿に乗ったマグロはお刺身として。
1本目の串のマグロは、片面だけ焼いて。
2本目の串のマグロは、両面焼きで。
そのために、ご飯もタレも三種類用意されています。
火の通りにくい野菜から先に焼いてください・・・と、説明を受けるも、いざジュウジュウ焼き始めたら、野菜もマグロも同時進行。
焼いてる間に、生のマグロをご飯にのっけて食べよう。
とか、モタモタしていたら、おっと、片面焼きにするはずのマグロが鉄板にくっついて、それを剥がそうとしたら身がボロボロに・・・。
で、これはトロッとした甘辛ダレをつけて、錦糸卵のご飯にのっけて、食べる。
そして、両面焼きのマグロは、どのタレだ?
とかなんとか、一人でオタオタしながら、まるでアトラクション張りのマグステ丼ランチとなりました。
▲お刺身定食 1,500円
ちなみに夫はお刺身定食だったので、優雅にゆったりランチを楽しんでいました。
もちろんマグロはおいしかったです。
そして、一緒に焼いた野菜も甘くておいしかったです。
つるつるワカメの汁物もおいしかったです。
深浦町特産「雪にんじん」ゼリーも、まったく人参臭さがなく、おいしかったです。
不老ふ死温泉入浴
さてさて、肝心の温泉です。
不老ふ死温泉は、『海沿いの露天風呂』、新館大浴場『不老ふ死の湯』、本館大浴場『黄金の湯』の3つの浴場があるのですが、今年の8月の豪雨被害により、本館の黄金の湯は当面の間、利用できないとのこと。
なので、新館の不老ふ死の湯に入りました。
この温泉の泉質は、含鉄・ナトリウム・塩化物強塩泉です。
なので、しょっぱい!(←味わってどうする)
そして、身体の中から温まるので、自分ではそんなに暑いと感じていないのに、額から汗がポタポタ流れてきます。
保湿にも優れているのか、お肌はツルスベになりました。
露天風呂もあり、温泉につかりながらの海の景色は、いつまでもボーっと眺めていたくなるほど。
本当によいお湯でした。
写真は撮れないため、不老ふ死温泉のHPをご参照ください。
海辺の露天風呂には入らず
で。
結局、超目玉である海沿いの露天風呂には入りませんでした。
なぜなら、ここに行くには、いったん新館大浴場を出て服を着て、本館まで移動し、そこから外へ出て露天風呂へ移動し、再び服を脱いでの入浴となるからです。
夫と、「めんどうだね」ってことで、新館大浴場のみ満喫しました。
ちなみに上の写真は、お食事処の窓から撮影したものですが、マル印のところが海辺の露天風呂です。
ズームしてみると・・・わかります?
海の前の岩場を、軽く目隠し程度に囲ったところが露天風呂なんですよ。
いろんな意味で勇気のいる露天風呂です。
まぁ、他では体験できない、これが売りなんですけどね。
もちろん湯あみ着のレンタルはあります。
海との一体感、沈む夕日を眺めながらの絶景温泉を体験したい方は、おすすめです。
しかしながら・・・
唯一残念なところを挙げるとすれば。
窓をきれいに掃除してほしいなぁというところ。
せっかくの迫力の海辺のロケーションなのですから、お食事処の窓も大浴場の窓もきれいだったら、もっと絶景が楽しめるのになぁ・・・なんてことを思いました。
それでも楽しかった日帰り温泉の旅。
これで私は不老ふ死?(怖い)
コメント
ご無沙汰してます。
何年かぶりのコメントです。
不老ふ死温泉行きました!
夫が秋田にいた頃なのでかなり前ですが、JR五能線に乗ってしまえば最寄り駅から近くて便利でした。鉄オタなら大丈夫(笑) 五能線はよい列車です。
あの温泉入りましたよ!
施設そのものは秘湯って感じでもないけれど、温泉はほんとに海の一部みたいでした!混浴と男湯、女湯とあって、裸で入ったんじゃなかったかなぁ(うろ覚え)。茶色いお湯も珍しかったです。
青池も行きました。
大きくないけれど、絵画になりそうな神秘的な池でしたねぇ。あんな色はなかなかないんじゃないかなぁ。
秋田にいた頃に、あちこち行って楽しかったなぁ。
しっぽさんへ♪
わぁ!海辺のお風呂に入られたのですねー。
入ったら、絶対いいと思うんですよ。だって海がすぐそこなんだもの。
また機会があれば行ってみたいと思います。
ちなみに、五能線は8月の豪雨でいまだ復旧していません。
海沿いを走るローカル線のリゾートしらかみ、早く復旧してほしいものです。