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ふるさと納税をしたら本当に税金が安くなったのか確認する方法

お米が届きました。
ふるさと納税の返礼品です。
おっかなびっくりで始めてみたふるさと納税も、やってみれば楽天市場で買い物するのと同じ感覚で、いとも簡単に納税することができました。

ふるさと納税は、自己負担2,000円で地域の特産品がいただけ、所得税や住民税が控除の対象となる制度です。
今年3万円を寄付した私は、いったいどれくらい税金が安くなるのか、知りたくなりました。

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ふるさと納税返礼品

今回届いたふるさと納税の返礼品は、お米15kg。

10月上旬に申し込んだ大阪府泉佐野市へのふるさと納税1万円。
返礼品は、魚沼コシヒカリ5kg、新潟コシヒカリ5kg、宮城ひとめぼれ5kgの15kg分のお米です。
もちろん新米。

B751 【ふるさと納税】30年産タワラ印厳選米5kg×3セット計15kg

価格はわかりませんが、魚沼のお米なんて5kgで3,000円くらいしませんか?
仮に2,000円だったとしても、3袋では6,000円相当になりませんか?

などと、すぐに計算に走る節約主婦です。

ふだんは秋田こまちを食べている我が家ですが、こんなお米の食べ比べもいいもんだなぁと思いました。

私が今年やったふるさと納税の返礼品は、魚の干物セットや、黒豚カツなどのセット。

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これら全部の返礼品は、実質2,000円でいただいたものです。

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ふるさと納税を理解する

「実質2,000円」と聞くと、非常に胡散臭く感じるのは私だけでしょうか。
まるで携帯電話の料金システムを思い出すではないですか。

最初に〇万円を支払うけれど、後でなんだかんだで戻ってくるから、結果的には2,000円だけでOKなのよ・・・ということなのですが、ふるさと納税のこのカラクリを理解するまでしばらくかかってしまいました。

1万円払って干物セットもらって、後から8,000円が戻ってくるといっても、最初に1万円を払わなければならないんでしょ?
実質2,000円っていっても、ふだんの買い物で干物2,000円分も買わないよね。
節約主婦にとっては、ふるさと納税のお得感がちっともわからんわ。

なーんて、昔は思っていたんですよね。

しかし、2015年にふるさと納税の制度が改正され、限度額が拡充されました。
ふるさと納税は収入により、寄付できる限度額が定められていますが、例えば以前は1万円の寄付しかできなかった人が2万円までできるようになったのです。

1万円の寄付で実質2,000円ならば8,000円のお得ですが、2万円まで寄付できるとなれば、18,000円もお得になります。
この限度額が拡充されたこともあり、ようやく私もふるさと納税に関心を持つようになりました。

ふるさと納税は、最初に寄付金を納める制度ですが、寄付をした自治体からは返礼品がいただける上、寄付した金額から2,000円を引いた分の全額が、来年の所得税や住民税から還付、控除される制度です。
寄付する地域は自分で選ぶことができるので、ほしい返礼品目当てに申し込むことができます。
さらに、楽天市場でもふるさと納税ができるようになったことで、ふだんの買い物感覚でふるさと納税をすることができます。

現在は、こんな風に理解しています。

楽天市場のふるさと納税は、寄付できる自治体の数が少な目ですが、楽天市場での買い物と同じように楽天スーパーポイントがもらえます。
ポイントを活用すれば、実質2,000円の自己負担もタダにできるのです。

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なお、寄付金の限度額は、収入や家族構成、住んでいる地域によって違いますので、自分の限度額を把握しておかなければなりません。

限度額シミュレーションはこちら

結局税金ってどれくらい安くなるの?

ふるさと納税の寄付金額から2,000円を引いた分が、税金控除の対象ですが、所得税の控除は以下の計算式を当てはめると簡単にわかります。

(ふるさと納税額-2,000円)×所得税率(超過累進税率)

所得税率10%の人が、3万円のふるさと納税をした場合
(30,000円-2,000円)×10%=2,800円

確定申告することで、2,800円が還付されます。

なお、ワンストップ特例制度を申請すると、所得税からの還付はなくなり、全額住民税から控除されることになります。

では、住民税です。
3万円の寄付をして、2千円が自己負担で、所得税として2800円が還付されるのなら、来年は住民税25,200円が安くなるってことですよね?

これを確かめる方法が「給与所得等に係わる市民税・県民税・特別徴収税額の決定通知書」なんです。

住民税は、前年の所得によって決まりますが、5月になると「給与所得等に係わる市民税・県民税・特別徴収税額の決定通知書」が届きます。

職場からいただく横に細長い紙です。
高校の授業料無償化制度の手続きにも使った細長い紙です。

そこに「税額控除額」が記載されているので、前年のものと比較するとどれくらい節税になったのか一目瞭然ですよね。

ちなみに、ふるさと納税をしていなかった年でも、2,500円が税額控除となっていますが、これは調節控除というものらしい。(よくわからないけど)

来年の市民税県民税決定通知がきたら、しっかりチェックしようと思います。
税額控除額を12か月で割った金額が、毎月の住民税から安くなるはずなんです。きっと。

それにしても、今まで働いてきて、これほどまでに自分の所得税率とか、住民税とか税額控除額なんて、詳しくみたことがありませんでした。
自営業でもなければ、会社からいただくお給料は、手取り額くらいしかチェックしませんよね?
少なくとも私はそうでした。

ふるさと納税をしたことで、税金の仕組みもちょっとだけわかるようになったことが、一番の収穫だったのかもしれません。

 

コメント

  1. あべま より:

    こんにちは。

    私も去年からふるさと納税を始めました。
    5月に住民税の通知が来て確認したところ、
    ナント、ふるさと納税をおさめすぎていたのです。16,000円も。

    超大手のサイトでシュミレーションをしたのですが、その金額が間違っていたのです。
    入力の際、何度も何度も確認したのですよ。
    印刷しておけばよかったと思いました。
    今年見たらサイトの作りが変わっていました。
    そこでは何かあっても責任は取りませんと書いてありましたけど。

    一か所だけでなく、複数のサイトでシュミレーションをすることをお勧めします。

    • そらはな より:

      あべまさんへ♪
      ひゃーっ。シミュレーションも鵜呑みにしてはいけないということですね。
      私も何度もやってみたのですが、同じサイトで何度もやっても意味がないということですね。
      情報ありがとうございます。
      複数のサイトでシミュレーションしてみますね。

  2. ピーチわんこ より:

    こんばんは。
    私は理解力がないのですが、
    ふるさと納税って住民税が安くなるっていうより、他や自治体に前払いしてるって感じではないですか?
    そしてそのお礼を貰える。
    まあ、普通に住民税払っていたらお礼なんかはもらえないのでその分お得になっている。
    だから安くなるっていうのとはちょっと違うと理解するのですが。
    う〜ん、やっぱり私理解力ないのかなぁ。

    • そらはな より:

      ピーチわんこさんへ♪
      こんにちは(#^^#)
      おっしゃる通りだと思います。
      私もよーく考えてみたのですが、ふるさと納税を「他の自治体への寄付」だと思えば、節税になるけれど、「他の自治体への納税」だと思えば、税金の前払いってことですもんね。
      税金を前払いした分だけ、返礼品が受け取れると理解しておけば、一番すっきりすると思いました。

  3. ちかちか より:

    こんばんは、そらはなさん。
    その通りですよ!
    前にも書いたけれど、市から届く住民税の明細はよーく見るべきです。
    昨年ふるさと納税して、どれくらい減税になるか楽しみにしてたら今年来た通知に載ってなくて市役所に問い合わせ、入力漏れでした。
    一万円のふるさと納税で約7500円住民税が減りました。驚き!え!いいの?って。
    本来、自分の住む市に使われる税金が他の市に回る事になるので、市に入る税金が減るわけで、いいのかなぁと思うのですが、うちの市にもふるさと納税してくれる人がいるのでトントンなのかも??
    お楽しみがあれば乗っかるのが世の常、うちは夫と私で一万ずつにとどめることにしました。お米とお肉を頼みました。上限までやりたい気もするけれどあべまさんのおっしゃるようにシュミレーションがイマイチ不安でした。

    • そらはな より:

      ちかちかさんへ♪
      そうなんですよねー。
      ふるさと納税して、返礼品をもらってよかった!で終わってはいけないのですよね。
      来年、きちんと納税通知書を確認しようと思いました。
      納税額も、ギリギリまで納めるとちょっと怖いですよね。
      例えば、昨年はボーナスが出ていたけれど、今年はいきなりカットされたとか。
      そんなことだってあるかもしれないし、万が一病気や事故で入院して、収入が減るかもしれないですしね。
      この辺の加減が難しいなぁ・・・と思いました。

  4. う~りぃ より:

    そらはなさん、こんばんは。
    私は昨年からふるさと納税を始めて、今年6月に住民税がちょっとだけ安くなりましたよ。
    そらはなさんが言うように納税額から2000円引いた金額÷12なので………
    寂しいほどの金額でした。
    今年は5団体へ寄付しました。
    ワンストップ特例を申請し、手続きを5団体まとめてしましたが
    けっこうな手間暇が掛かりました。
    楽にお得感は味わえない事を実感しました。

    • そらはな より:

      う~りぃさんへ♪
      ワンストップ特例って、簡単に納税できるシステムと思いきや、いろいろな書類をまとめて送らなければならないんですね。
      それを知って、けっこうめんどうだな・・・と思いました。
      楽してお得は味わえない・・・まさに同感です。

  5. でぶねこ より:

    ふるさと納税、流行っていますね。
    お得だから、その自治体を応援したいからという理由でしょうか。
    そらはなさんがふるさと納税された自治体の近くに住んでいます。(和泉佐野市ではなく泉佐野市です)泉佐野市の税収は赤字です。だから返礼品は豪華、税収を少しでも獲得するために必死なんですよね。(地域の特産品なら地域は潤うのに、なぜ魚沼産なのか、もうその時点でアウトです)
    私の住んでいる自治体は今のところ赤字ではなく、お隣近郊から合併したい町となっていますが、赤字の町とは合併できませんね。
    ふるさと納税をたくさんの人がする東京や大阪などの大都市は、税収が減って困っているとニュースになっていますが、法人税がたくさん入っているから、問題はないでしょうね。
    自分の住む町のふるさと納税の返礼品は、全然魅力はありませんから、納税額は微々たるものですよ。でも自分の住む町の人がたくさん他の自治体に寄付するようになったら、赤字になるかもしれない。だから私はしないかなあ。

    • そらはな より:

      でぶねこさんへ♪
      ご指摘ありがとうございます(#^^#)
      変換ミスでした。
      泉佐野市って赤字なんですか。
      本来はその地域の特産品を返礼品にするべきなんでしょうけど、あの手この手でやっているんですね。
      そしてそれにまんまとのっかった私・・・。
      私の住む街のふるさと納税の返礼品も、あまり魅力的じゃないです。
      せめて私は地産地消で協力します(^-^;