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秋田体験型観光スポット 日本三大うどんのひとつ稲庭うどんを手作りできるお店

日本三大うどんのひとつである秋田の稲庭うどんは、つるつるで滑らかなのど越しが特徴で私も大好きなのですが、実はその本場である湯沢市で稲庭うどんを食べたことがありません。

今回は、稲庭うどんの老舗である佐藤養助商店で稲庭うどんをいただき、さらに手作り体験もしてきました。
稲庭うどんって本当に人の手で1本1本ってってばして作られているんですね。

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稲庭うどん佐藤養助商店

稲庭うどん発祥の地は、秋田県湯沢市稲庭町。
今から350年以上も前につくられていたそうですから、その歴史はとても古い。

その湯沢市には稲庭うどんのお店がいくつかありますが、今回は佐藤養助商店を訪ねました。

ところがですね、佐藤養助総本店を訪ねるつもりが、手前にあった別館に入ってしまいました。
もともとはここが本店だったのですが、150M先に総本店を作ったのが2008年のこと。

日曜日ということもあり、店内はとても混雑していましたが、タイミングよく数分待ったところで席に案内されました。
総本店のほうは長蛇の列だったようなので、別館で稲庭うどんを食べることができてよかったです。

なぜならこのあと13時から、稲庭うどん手作り体験をする予定でしたので。

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稲庭うどん手作り体験コース

稲庭うどんのお店はたくさんあれど、稲庭うどんを手作り体験できるのは佐藤養助商店だけなのです。

「気軽に職人気分が味わえる製造体験コース」と言うキャッチフレーズですが、とてもじゃないけれど職人気分にはなれません。
うどんを1本1本均等な太さに手綯てないするなんぞ、100年早いわ!というくらい難しいのですから。

 

それでも、うどん粉に塩水を混ぜて練って熟成された生地を小巻きにされたものがちゃんと用意されているので、素人でもここからならなんとか形にできるものです。

 

出典:佐藤養助商店HP  https://www.sato-yoske.co.jp/inaniwa-udon/experience/

その小巻きの生地を手で取って伸ばしながら、2本の棒に手綯いしていきます。
手のひらを合わせてうどんに捻じりをきかせて棒にかけていくのですが、素人なので均等な太さにできるはずもなく・・・。

お手本をみせてくれるスタッフのお兄さんは、1分もあれば2本の棒に手綯いうどんをかける作業が完成するのに、私ときたらモタモタ、オタオタ、ヒィヒィ言いながら5分はかかったでしょうか。

「だいぶ慣れてきましたね」
「初めてにしては上手ですよ」
と、合間、合間に声をかけてくれるスタッフのお兄さんは神です。

 

手綯いうどんは、こちらの台の上で片栗粉をかけてさらに引き延ばし、ローラーでうどんを平たくするという作業をします。

 

そのうどんをさらに洗濯物を干すようにぶらさげ、重力で足先まで引っ張って120cmほど伸ばすという作業をします。
ここまでが、手作り体験できます。

その後1日かけて乾燥させ、裁断し一定の太さにそろえるという作業があるのですが、これは工場のほうでやってくださり、自分で作った稲庭うどんは後日自宅へ宅配してくれるようになっています。

稲庭うどんができあがるまで、実に4日間を要し、それがすべて人の手作業で行われるのですから、おいしさにも納得した次第です。

【稲庭うどん製造体験コース】
場所:佐藤養助総本店 別館
体験所要時間:約60分
休業日:年末年始
料金:幼児 無料 小学生 500円 中学生以上 1,000円
予約・問い合わせ:TEL : 0183-43-2911(代表) FAX : 0183-43-2921
E-mail : ys@sato-yoske.co.jp
*稲庭うどん送料別途かかります

手作り稲庭うどん

1週間後、自宅に稲庭うどんが届きました。

茹で方やだしのつくり方のレシピ付き。

 

きれいに裁断されて袋に入っている姿は、それなりに立派!

 

でもね、よーく見ると太さがバラバラなんですよねぇ・・・。
ま、これも自分で作ったご愛敬。

 

洗濯もののようにぶらさげたうどんの端っこの部分は、こんな風になっているんですね。

贈答用に売られているものは、ここを切り落として真ん中の部分のきれいに整ったうどん。
端っこの部分は、佐藤養助商店では無料でお持ち帰りできるようになっていました。

さらに製造体験コースに参加すると、うどんの切れ端の詰め放題(無料)ができます。

 

茹でた稲庭うどんがこちら。
なんて艶々で美しいのかしら!

あ・・・。
これは私が作った稲庭うどんではございません。

 

佐藤養助商店別館でいただいた「二味せいろ880円」
醤油ダレと胡麻ダレの二つの味で稲庭うどんがいただけます。

稲庭うどんは温麺もありますが、冷たいほうがのどごしよく、またうどんのコシも感じることができて、私は好きです。

今更ながら、稲庭うどんのつくり方も学ぶことができて、さらに本場の湯沢市で稲庭うどんを食することができて、とても楽しかったしおいしかったです。

なお、日本三大うどんと言われるのは、稲庭うどん、讃岐うどん、水沢うどんだそうですが、いつか本場の地へ行って讃岐うどんや水沢うどんも食べてみたいなぁ!という野望が沸き起こったのは言うまでもあるまいっ。

 

コメント

  1. ゆり より:

    おはようございます。いつもお邪魔しております。神奈川在住です。
    書き込みさせて頂くのは初めてです。私が今一番 笑興味を持っている養助さんのうどんのお話だったので、ビックリでした。手作りうどん良いですね〜。
    お盆に秋田に行ったのですが、(旦那の実家が東北地方です)
    須川温泉そばのお土産屋さんで、切り落としの佐藤養助うどんを自宅用に買ったのですが、とても美味しくて、驚きました!お徳用なのもポイントです。その後今後も購入したいとネットでも調べているのですが、同じものはなく、それに近いものはあったので、次回はそれを買ってみようと思ってます。
    店舗では、切り落とし端っこが無料頂けるのですね。私は、端っこも大好きなんです。
    都内に店舗はあるようなので、ちょっと遠いけど行ってみようかな。
    また書き込みさせて下さいね。

    • そらはな より:

      ゆりさんへ♪
      なんと!一番興味のあることが佐藤養助さんですか!(*^-^*)
      稲庭うどんの切り落としは、秋田のスーパーなどでも売られていますが、佐藤養助商店は切り落としは商品にしていないのだそうです。
      スーパーであらためて稲庭うどんのお値段をみたら、ほんの一束が500円でびっくりしました。
      端っこのうどんも、稲庭うどんのおいしさには変わりないですから、私ももっぱら端っこをよく買いますよ。

  2. 菜の花 より:

    初めまして。県南在住の菜の花と申します。
    そらはなさんのブログ、もう何年も前から読ませていただいていました。
    子どもも同世代で、進学のこと、部活のこと、就職のこと、大変参考になります。
    また、私自身も認知症の親と同居しており、親に対する気持ちの持ちようを勉強させてもらっいます。
    そして、そらはなさんが旅に出るシリーズも大好きです。田沢湖近くの「山のはちみつ屋」さんをブログで知って、どうしても行きたくなり、夏休みに行ってきました。蜂蜜をたっぷりかけていただく熱々のピザ、最高でした!それからもう1つ。帰省の際、ちょっと足を伸ばして田舎館村の田んぼアートも見てきました。ブログに刺激されて、いつもよりアクティブに過ごせた夏でした。
    そらはなさんが稲庭うどんを食べにこちらにいらっしゃったというので、びっくり。これはコメントしなきゃと思った次第です。
    これからも楽しみにしています。

    • そらはな より:

      菜の花さんへ♪
      はじめまして(#^^#)
      県南在住ということは、小町美人ですね(#^^#)
      秋田県といえども、なかなか県南まで足を運ぶことがなかったので、今回は念願かなっての稲庭うどんでした。
      紅葉の時期に小安峡にも行ってみたいなぁ・・・。
      まだまだ知らない名所がたくさんありますし、子どもの頃に行った場所でも、この歳になってから訪ねるとちがった景色が見えるものなんですね。
      だから私も、アクティブに時を刻みたいと思っています。
      コメントありがとうございます(#^^#)