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ジャーマンアイリス花後の管理 育てるのは子どもも花も同じなのだ

華やかな大輪を咲かせてくれたジャーマンアイリスの花が、すべて終わりました。
昨年は、そのまま何もせずに放置していたのですが、今年はきちんと手を入れました。

ジャーマンアイリスは、花後にこそきちんと手入れをすることで、来年はさらにきれいな花が咲くことでしょう。

花が咲いたら終わりではないのですよね。

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ジャーマンアイリスの花

一般的にアイリスという名前で知られている花も、実はアヤメ、カキツバタ、ハナショウブなど世界中には150種もの品種があるそうです。
ジャーマンアイリスは、いろいろな種類のアイリスを交雑して作られた品種で、ドイツで品種改良されたことから、ジャーマンアイリスという名前となったようです。

我が家のジャーマンアイリスは、オレンジ色。
アヤメやショウブに比べて花が大きく、5月の庭を華やかに彩ってくれました。

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宿根草(しゅっこんそう)

何年間も続けて成長し、毎年開花の時期になると花を咲かせる植物を「宿根草」と呼びます。
ジャーマンアイリスも宿根草ですが、花が終わったあとも緑の葉が残り、冬の間は雪の下でじっと春が来るのを待つのですよね。

ところが私、これまで庭の植物にはまーったく関心がなかったため、雪解けのころにはどういう状態だったのか記憶にないのですよ。
気がつけば4月の末には、すでに青々とした葉っぱがニョキニョキと生えている状態でした。

落ち葉が絡まっている葉っぱの根元をきれいに片付け、この時初めてこの植物が「ジャーマンアイリス」だということを知りました。

ジャーマンアイリスの育て方

ど素人が、育て方を語るな!って話ですが、ジャーマンアイリスって見た目豪華で目を惹く花なのに、たいして手もかけないのに毎年勝手に花が咲く丈夫で管理のしやすい花だと思います。

寒さに強く高温多湿に弱いので、日当たりが良くて風通しのよい場所に植えると、北国秋田でもよく育つのです。
地植えであれば、特に水やりも必要ないし、肥料などを与えると逆に株が腐りやすくなるのだとか。

父がどのような管理をしていたのかはわかりませんが、昨年父が亡くなったあとも、私は一切ジャーマンアイリスの手入れはしていませんでした。というより気が回らなかったと言う方が正しいのですが。

しかし、5月にはツボミがつきました。

 

1本の茎から、4つも5つもツボミをつけるのですね。
私がやったことと言えば、ジャーマンアイリスの根元の雑草を取り除き、風通しを良くしたことくらい。

そして見事に開花しました。
真上から見たジャーマンアイリス。
なんだかエーリアンの口っぽいな・・・。←コラコラ!

ジャーマンアイリス花後

約1か月にわたって、次々に花を咲かせて楽しませてくれたジャーマンアイリスも、とうとう全部の花が終わってしまいました。

花がらはこまめに摘み取ります。
また、根元に雑草が生い茂ると、日当たりや風通しが悪くなり病気の原因となるので、こまめに雑草を抜いておくことも大切。

とはいえ、昨年はひとつもそんなことはせず、しかもジャーマンアイリスの周囲は草ボーボーだったのに、今年もきれいな花を咲かせてくれたのですから、いかに手間いらずの丈夫な花だということがよくわかりました。

 

花が終わったあとの茎は、それ以上花をつけることはないので、今後の生育のためにも根元から切ります。
ところが、上記のように花の茎だけ切ってはダメなんです。

梅雨時期になると、切った茎の株元が腐りやすく、株まで腐ってしまうことになるので、思い切りよく株の根元から切ってしまうのがいいそうです。

 

剪定ハサミを使わなくても、根元でポッキリと折ることができます。

 

折った株元は乾燥し、夏にかけてこの株が成長していくわけです。

初めて手をかけて管理したジャーマンアイリスが、来年はどんな花を咲かせてくれるか楽しみとなりました。
ジャーマンアイリスは、3~4年で植え替えしたほうがいいそうですが、おそらく我が家のものは10年以上も植え替えはしていません。

来年は、花後に掘り起こして株分けし、ジャーマンアイリスを増やしていきたいなと目論んでおります。

育てるということ

ちなみにこちらはキショウブ。

ジャーマンアイリスと同じ仲間ですが、キショウブは水辺などに咲く湿った土地を好む花。
なので、我が家のキショウブは、半日陰となる場所に生えていました。
実は今年になって柿の木を伐採して初めて「こんなところにキショウブが!!」と気づいたのです。

花を育てるということは、とても深い。
何も手をかけなくとも、毎年勝手に咲く花もあるけれど、花のことを知って手をかければかけるほど、いろんな気持ちがふつふつと沸いてきます。

ああ、子育てと一緒だなぁ。
子どもたちが成長し親元を離れていくと、今度は花や野菜を育てたくなるというのは、こういうことだったんだなぁ。
そして、花が咲いたら終わりではなく、さらによりよく育つためには、手をかけて見守っていくこともとても大切なんです。

その夜私は、社会人2年目となった一人暮らしの長男へ、久しぶりに連絡したのでした。

 

追記
その後、移植したジャーマンアイリスは、5年経った今も花壇の中で可憐に咲いています。


▲2022年5月 ジャーマンアイリス

コメント

  1. とも より:

    こんにちは。
    毎年花をつける植物を、宿根草というのですね。
    うちの庭にも色々とあります。
    紫蘭、著莪、彼岸花、水仙と四季ごとに咲きます。特に彼岸花は、きちんと秋のお彼岸の頃に咲きます。
    今は宿根草ではありませんが、くちなしの花が花盛りです。かぜに乗って、香りもします。
    花が咲き始めると、毎年、夫婦共に渡哲也の『くちなしのはな』を口ずさんでしまいます。
    年がバレる、ふたりの宿根草です。

    • そらはな より:

      ともさんへ♪
      ともさんのお庭にもたくさんの花が咲いているのですね。
      ふふふっ(#^^#)
      「くちなしのはな」ですかー。
      私は「赤いスィートピー」かなっ。
      庭にはスィートピーはないのですが、若い子ぶってみました。・・・・ってそんな若くもないか・・・?

  2. イブ より:

    こんにちは!

    私は独身で子育てをしたことはもちろんないのですが(笑)、木などよりも花が好きです。
    小さい頃両親と祖母と一緒に暮らしていましたが、田舎だったので庭が広く、祖母が色んな種類の花を植えて育てていました。祖母の後ろをくっついて花の手入れや草むしりなど手伝っていたのでその影響かなと思ってます。

    私は祖母と違いマメじゃないのでもっぱら切り花ばかり飾ってますが、花や緑のある生活って良いですよね!
    今朝、去年切ったサクランボの切り株を母と二人がかりで掘り起こしました。木はもう植えないでおこうと母と話しましたが、本当に管理が大変ですね(T-T)

    • そらはな より:

      イブさんへ♪
      木は本当に管理が大変ですね。
      それこそ1日中職人のように庭で剪定作業をしていないと、素人にはすぐに手に負えなくなりますもんね。
      サクランボの切り株を掘り起こしたんですか!すごい~!
      うちにも何年も前に伐採した何かの切り株があるのですが、やってみようかな~。
      いや、いや、その前に、まだまだやることがいっぱいあります。
      老後もゆっくりしている暇などなさそうです(^-^;
      でも、やっぱりお花や緑がある生活は、癒されますね。