スポンサーリンク

遺族年金の手続きに3時間 今から管理しておきたいもの

父が亡くなったので、母の遺族年金受給のための手続きをしたのですが、書類作成に2時間、必要な書類をそろえてポストに投函するまで実に3時間以上の時間を要しました。

書類作成が複雑で、途中何度もくじけそうになった私に、母は
「あとでゆっくりやれば?」と言うのですが、ジョーダンじゃありません。

今できる目の前のことを片付けておかなければ、手続き関係はたまる一方です。

しかし、遺族年金の手続き。
高齢の母一人では絶対無理だとつくづく思いました。

スポンサーリンク

遺族年金手続き

父が亡くなってから年金事務所に電話を入れると、「必要な手続きはこちらですべて進めます」とのことだったので、やや安心していました。

年金関係の書類なんて、年金自体を受け取っていない私にとっては、おそらくチンプンカンプンでしょうから。

ところが数日後届いた書類をみて、固まる私。
必要な手続きをやってくださるというのは、「必要な用紙をそろえて送る」ということで、記入するのはすべてやらなければならなかったのですよね。

ざっと目を通しただけで、何を聞かれているのか言葉そのものが理解できない。
仕事が休みの日に、腰をすえて取り掛かりましたが、4部の書類作成に2時間はかかりました。

さらに、必要な書類をコピーしたり市役所へ取りにいったりで1時間。
遺族年金の手続き書類をポストに投函したときには、どっと疲れが出ました。

母が受け取る遺族年金なんですけどね。
高齢の母には絶対にできません。

こういう手続きも司法書士などに依頼できるようですが、とりあえず私でもできました。

スポンサーリンク

遺族年金手続きに時間がかかるわけ

遺族年金手続きにとても時間がかかる大きな理由は、手元に必要な書類がすぐに出てこないということ。

例えば「亡くなった方の基礎年金番号は?」となれば、「お父さんの基礎年金番号はどこにあるの?」から始まり、「年金受け取り開始日はいつ?」とくれば「ええーっ?そんなのどこに書いてあるの?」となる。

「遺族年金を受け取る方の、これまで受け取っていた年金の種類は?」と聞かれれば「お母さんの年金手帳みせて」と、探す。

「遺族年金送金先の口座番号記入」で、「お母さんの通帳出して」となる。

「亡くなった方の年金証書添付」と言われても、いったいそんなのどこなのー?と、もはやパニック。

幸い、うちの両親はきちんと書類は管理していて、保管している場所はすぐにわかったのですが、きちんと管理しすぎていて、何年も前の必要のない書類まですべて保管しているものだから、今何が必要なのかすぐに出てこない。

それらを発掘して、必要な個所を探すのが本当に時間がかかりました。

遺族年金書類作成のために必要なもの

書類作成のために、しっかり管理しておくもの。

  • 亡くなった方の年金証書
  • 遺族年金を受け取る方の年金証書
  • 亡くなった方の年金額改定通知書
  • 遺族年金を受け取る側の年金改定通知書
  • 遺族年金を受け取る側の基礎年金番号と年金手帳
  • 遺族年金振込のための通帳
  • 死亡診断書(コピー)

年金を受け取っていない私にとっては、親の年金証書も年金額改定通知書も初めてみるものばかり。

特に年金額改定通知書は、数年ごとに年金額が改定になるたびに送付されてくる用紙なのですが、私だったら「あー、はいはい。また減ったのね」と目を通したら、捨ててしまうかも。

母の遺族年金請求のための手続きをしてみて、ぐったり疲れたけれど、勉強になりました。

自分が年金を受け取るようになったら、こういうことを覚えておけば、しっかり管理できますもんね。

523a62d045da3dc39f4ece3b386aafd7_s

遺族年金請求のために市役所で取得するもの

市役所で取得する書類。

  • 戸籍謄本 原本(死亡日以降に発行された父と母の続柄がわかるもの)
  • 亡くなった方の住民票(除票)原本
  • 請求する側の住民票世帯全員分 原本
  • 請求する方の所得証明書

いずれもコピーは不可。原本提出なので、書類にかかったお金は1,000円ほど。

これらの必要書類をすべて封筒に入れて郵送しました。
切手代は自腹で200円ほど。

10時半からとりかかり、お昼前には片付けてしまおうと思っていたら、結局ポストに投函して帰ってきたのは午後の2時近くになっていました。

「私なんか、なんにもわからない」を繰り返す母。すべて丸投げです。
それでも、私が「あれ、出して」「ここ書いて」と指示をだせば、まだ動けるだけいいと思わなければいけませんね。

80代の母一人では絶対にできない作業だと思いました。

私が歳をとって、夫が先に死んで(←先に死ぬという設定)子どもたちは遠方に暮らしていたら、果たして私は遺族年金の手続きができるだろうか・・・。

そんなことまで考えました。

その時は、司法書士とか行政書士とか税理士とか・・・お金を払って頼めるものは頼めばいいんですよね。
だからやっぱりお金は大事なんだなぁ・・・。

手続きが煩雑になる理由

父は、生まれた時から亡くなるまで同じ街で暮らしていました。
仕事も就職してから定年退職するまで同じところ。

なので、戸籍関係書類を取り寄せるのも一か所で済みますし、職場も同一なので受け取っていた年金も複雑ではありません。

しかし、私たち夫婦は転勤族であったうえに、夫は1度転職をしていますし、私なんぞ夫の転勤に合わせて何度職場を変わったことか・・・。

自分たちの将来の手続きが、すでに複雑だということが想像できます。

ああー。どうしよう。

なんて、嘆いていてもしかたがないので、せめて今から書類関係は、きちんと整理して管理しておかなければなりませんね。

誰がみてもわかるような整理のしかたが鉄則です。

今年は、自分のエンディングノートを今一度見直しして、更新しておこうと思いました。

 

コメント

  1. レッサーポンタ より:

    うわー・・・うちも転勤族、そして旦那は何回も転職しています。
    もし私達がこの立場になった時のことを考えたら、めまいがしました。
    せめて本籍地を、現住所に移しておくべきですね。
    (転勤族だったため、本籍は旦那の実家=違う市です。)

    そらはなさんは、ゆるりまいさんという捨て変態(?)をご存じですか?
    その方はエッセイマンガを描いていて、2年ほど前に祖母が亡くなったとき
    相続の手続きなどはそういう業者に頼んだと書いてあって
    もしも自分でやるとしたら、こんなに複雑で面倒なんですね。。。
    お疲れさまです。

    自分の身体のこともどうぞご自愛くださいね。

    • そらはな より:

      レッサーポンタさんへ♪
      そうなんですよ、そーなんですよぉ!
      謄本などは本籍地のあるところじゃないと取り寄せできないのですよね。
      しかし、マイナンバーが今後整備されれば、もっと簡単に戸籍もとれるようになるはず・・・。
      年金の手続きは・・・やっぱり勤務した職場に問い合わせなければならないでしょうから、これは複雑かつ面倒でしょうねぇ・・・・。
      ゆるりまいさん?知りませんでした。
      で、さっそくググってみると、なんにもないお部屋の写真がたくさん出てきましたね~。
      シンプルに暮らしたいのと同じくらい、相続の手続きもシンプルにできたらいいのになぁ・・・。

  2. しろうさぎ より:

    ご苦労様です。
    年金の手続き郵送でもできるんですね。
    市役所の年金出張所のような所で手続きしました。
    年金番号がわかればパソコンでチャチャとわかるみたいですが、窓口行くのと郵送とどちらが楽なのかしら?

    年金も介護保険もとても高齢者には無理な書類の山で4人見送って自分たちの老後について考えてしまいました。
    「もう4LDはいらないんだから娘の近くに小さなアパートで住む方がいいのかな?」と漠然と考えるようになりましたわ。

    • そらはな より:

      しろうさぎさんへ♪
      老齢年金と厚生年金の手続き、それに加えて遺族年金の手続きも同時にやったので、自分の頭の中もごちゃごちゃでした。
      基礎年金番号ひとつで、もっと簡素化に手続きができるといいのですが・・・。
      私も、子どもに実家を継いでもらおうとかは全然思っていません。
      子どもには子どもの人生がありますもんね。
      だから、これからは夫婦二人が暮らせるほどのスペースがあればいいと思っていますが、リフォームだってお金がかかりますしね。
      問題山積みです(@_@)

  3. 小梅 より:

    お父様、亡くなられたんですね。
    大変でしたね。
    遺族年金の請求も、すごく手間が掛かるんですね。
    次から次へと、やる事があって、悲しんでる暇もないですね。
    そらはなさん、お疲れが出ないように!

    • そらはな より:

      小梅さんへ♪
      年金の手続きも大変でしたが、今は忌明け用の半返しの品選びとリストアップで大変です。
      ほんとに次から次へといろんなことがあります。
      でも、私が動くしかないので、目の前のことをひとつづつクリアしていかなければ・・・。
      ほどほどに休みながら、がんばります(^-^;