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死んでからでは遅かった 実家の食器の断捨離

実家の食器棚の中にあった食器の約半分を捨てました。

欠けたり汚れが目立つようになっていた食器はすべて捨て、一度も使うことなくしまわれていた使い勝手の悪そうな食器も処分しました。

処分してから気が付きました。

死んでから断捨離しても、もう遅いということに。

 

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食器の断捨離の基準

  • 欠けている食器、汚れの目立つ食器
  • 使い勝手の悪い食器
  • 似たような形がたくさんある食器
  • 使わずにしまわれている食器

これらを処分の基準にしました。

 

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実家の食器棚の中には、これでもかってくらい食器が詰め込まれています。

父と母の二人暮らしなのに、毎晩誰かを呼んで晩餐会でもしてるんかーいっ!ってくらいある食器たち。

実は、上の写真は食器を3割くらい破棄したあとに撮影したもの。
いかに食器が詰め込まれていたのかがよくわかります。

父が亡くなり、母が一人になったのだから、もうこんなに必要ありません。

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捨てた食器棚のもの

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汚れの目立つ食器はすべて捨てました。

使わずにしまっていた食器は、形が複雑だったりやたら重い食器だったりしたもの。
今まで使っていなかったのだから、今後も使うはずがないのです。

 

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タッパー類も薄ら汚れてベタベタするのに、穴でも開かない限り使い続けていたので、すべて処分。きれいなものだけ数個残しました。

 

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ここまで鍋を使ったら、鍋も本望でしょう。
取っ手がぐらぐらしているのは、危険ですしね。

死んでから断捨離しても何もならない

子どもが大学生になり家を出たことをきっかけに、私が子ども部屋の断捨離を始めたのが2~3年前。

私がせっせと断捨離している姿をみて、当時母は言いました。

「私たちが死んだら実家のものはすべて捨てて、処分してちょうだい」と。

「モノがいっぱいで、もうどうしていいかわからないから、今さら片付ける気にもならない。だから死んだらすべて捨ててちょうだい。頼むわね。」

そう言われた時の、私のどうしようもない虚脱感は、今でも覚えています。

もしもあの時、実家の断捨離もやってと言われたら、私は喜んでやっていたと思います。

しかし、戦後のモノが少ない時代を生きてきた親にとっては、モノは自分が生きてきた証でもあるんですよね。
そういう気持ちも少しはわかるので、それ以上は何も言えなかった私。

だけど、あの時もう少し言いかたを工夫するとかして、実家の断捨離をすることができていたなら、父はもっときれいな湯飲み茶わんでお茶を飲むことができていただろうし、きれいなシャレた食器でご飯を食べることができたかもしれない。

もう父が亡くなってしまった今では、どうしようもないことなんですけどね。

死んでしまってから断捨離しても、なんにもならない。
生きている今が大切で、今を快適に暮らせるように断捨離をするのです。

姉が実家に来てくれたので、二人で母に食器の処分の提案をしました。

「私なんかやれないから。」「なんにもできないから」と繰り返す母に、姉と二人で何度も言いました。
「だから私たちが食器棚を片付けてやるから」「お母さんはなんにもしなくていいから」「私たちが全部やってやるから」と。

食器棚が半分空いた

ギュウギュウに押し込まれていた食器棚の半分のスペースがガラ空きになりました。

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もちろん母が一人で使うにはまだまだ多い食器。

だけども、今まで箱にしまわれてい食器が日の目を浴び、きれいな食器を使えば気分もいいし心も豊かになることができます。

贈答用にいただいた食器を、今使っている食器がまだ使えるからと言っては、箱にそっくり入れて奥へとしまっていた母。

いただいた食器は、すぐに使い、その分古い食器は処分する。
そういう使いかたをしたほうが、食器をくれた方に対しても、食器に対しても失礼にならないのですよね。

どうしても趣味に合わないような食器は←コラ、しまっておくよりリサイクルショップへ持っていく。そのほうが食器にとってははるかに幸せです。

すっきりとした食器棚をみて、母が言いました。

「きれいになったわねぇ。よかった、よかった」と。

いただいたものは使うこと

歳をとるごとに、気力も体力も失われていきます。

モノがあふれていても、どうしていいかわからないというのは、すでに気力が失われている証拠。

しかし、幸い私はまだ、断捨離意欲満々です。

姉いわく
「55歳を過ぎると、急激にやる気が失われる」そうなので、私の断捨離活動もあと5年をめどに、なんとかやっていきたいと思っています。

使わないモノ、必要のないモノをとりあえずしまっておくというのは、自分の子どもたちに負の財産をのこすということなんですよね。

同時に、いただいたものは使ってこそ感謝の意をあらわすことができるのです。

母が何度も言っていました。
「このきれいな皿や鍋は、孫たちが結婚してカマドを持ったら使えばいいんじゃない?」と。

いいえ、お母さん。
孫たちは自分でそろえますって。
お母さんがいただいたものは、お母さんが使わないとね。

あーあ。

父に、このきれいな夫婦湯飲みで、お茶を飲んでもらいたかったなぁ・・・。
もう父はいないけど。
こんなことを言っても、もうどうしようもないけど・・・。

 

コメント

  1. えりあママ より:

    ああ、まるで我が家をみてるような気がします。
    うちもタッパー大量に捨てました~。
    え!55歳過ぎると急激にやる気が無くなるんですって!!!
    マズイ、私にはもう時間がないじゃないか!焦らねばね~~。

    • そらはな より:

      えりあママさんへ♪
      実家にはなぜにあんなに大量のタッパーがあるんでしょう?
      昔からずーっと思っていたことですが、このたびほとんどのタッパーを捨ててすっきりしました。
      家電量販店や銀行などからいただいたタッパーとか食器とか、箱にしまわれたままたくさん出てきたので、それらを全部出しました。
      モノは使わないと、活かされないのにね。
      そうそう、55歳まであと少し!それまでめいっぱいがんばって断捨離です。

  2. やじまっぷ より:

    そらはなさん
    いろいろお疲れ様ですm(__)m
    今日の記事の中で私の心に1番残ったことは、お姉様の『55歳過ぎると~』でした
    あと2年しかない~‼って…
    実家の断捨離を諦めた私は、今日から、ひたすら我が家の断捨離に励むことにします‼
    梅雨入り前、体調を崩されませんように、ご自愛くださいね

    • そらはな より:

      やじまっぷさんへ♪
      姉が何度も言うのですよ。
      55歳!55歳!って(;’∀’)
      気力、体力があるうちに、やれることはやっておかなければなりませんねー。
      私は、今年は実家の断捨離をがんばります。

  3. しろうさぎ より:

    凄い断捨離パワー!!
    2軒の実家から引き揚げてきたモノを捨てきれない貧乏性には爪の垢でも煎じて飲みたいです。
    義母が亡くなって少しづつ整理を始めると贈答品やら娘たちが買ってきた衣類やらが山のように出てきました。
    ボチボチ整理してあったので義父が施設に入る時はなるべく贈答品やしまい込んであった客用寝具を持ち込んで新規に買うのはカバー類だけですみました。

    母の家は幸い粗大ごみを自己搬入できるセンターが近かったので何度も往復して片づけました。

    大変だったけど自分で苦労すると子供にこういう苦労をさせてはいけないと思うようになります。

    断捨離は大事だけど不動産関係の書類は絶対に捨てない方がいいですよ。
    将来お子様たちが独立して現在の家に住む予定がないから売却する時は売却益から20%税金とられます。
    40年前のボロ家で不動産売買としては無価値でも不動産譲渡所得税の上では5%は控除額になるらしいです。
    義父が不動産関係の書類をまとめて残してくれたおかげで税金払わずにすみました。
    それでも古い書類なので読みにくくて何の書類かは相当夫婦で頭を使ったんですけどね。

    • そらはな より:

      しろうさぎさんへ♪
      2軒の実家のモノですか!!それはすごいでしょうねぇ。
      私も、自分が大変な思いをしている分、我が子たちには同じ思いはさせたくないですねー。
      自分のことを整理するのも大切ですよね。
      不動産関係の相続については、今はまったく何もわからないです。
      父がすべてやっていましたので、なにがどうなっているかは未知の世界。
      これから自分でも調べたり勉強したりして、自分なりに整理していかなければなりませんね。
      不動産譲渡所得税なんて言葉も初めて聞きました。
      落ち着いたら不動産の書類をさがしてみます(^-^;

  4. みみっこ より:

    あぁ・・・そらはな様のお母様うちのママと同じです。
    実家、恐ろしくものが多いのでいらないものは処分するように再三言ってるんですが、お金は残しとくから家ごと処分しろと(ー ー;)

    タブレット持って行って、この記事読んでもらいます!

    • そらはな より:

      みみっこさんへ♪
      自分のモノは、自分で判断して捨てることができますが、親のモノって何をどうしたらいいかわかりませんよね。
      なので、親が元気なうちになるべく一緒に片付けるのが一番かと・・・。
      タブレットを実家に持っていくんですねー(^-^;
      私が四苦八苦している様子がわかっていただけたら、幸いです(;’∀’)

  5. ぬーぼー より:

    初めまして、いつもためになる記事を読まさせていだたいてます。
    団塊世代に親を持つ団塊jr(S49生)です。実家が200km(高速で3時間/新幹線で1時間)離れているのでなかなか帰れませんが、いろいろ参考になります。
    これからも、参考にさせていただきます。

    • そらはな より:

      ぬーぼーさんへ♪
      はじめまして。
      ご実家が離れていると、いろいろ心配なこともありますよね。
      でも、できることをやるしかないのですから、できないことは行政に頼むとかいろんなサービスを利用する方法もありますしね。
      毎日やらなければならないことが山積みです。
      私の悪戦苦闘が参考になれば幸いです(#^^#)

  6. リン子 より:

    うちも2年前に義父が亡くなりました。
    そらはなさんの記事は、そうそう、と思い当たることばっかり。
    でも唯一違うのは、うちは義父母ってところです。
    実の親じゃないので、断捨離なんてできません。
    義母も一人暮らしなのに物で溢れかえっています。
    「私が死んだら、、、、」って
    ものすごく元気な義母。
    どっちが早く逝くかわかりません。

    ちなみに相続関係は私が法務局に行って自力でやりました。
    頼めばお金を掛かるしね。

    • そらはな より:

      リン子さんへ♪
      たしかに、義父母の家って断捨離できないですよねー。
      私も夫の両親の家なんて絶対できないです。
      リン子さんの義母さんは一人暮らしでもお元気なのですね。
      相続関係の手続きを法務局で教えてもらえるなんて、みなさんのコメントで初めて知りました。
      法務局なんて入ったことないですから、行ってみようかな。

  7. ちかちか より:

    こんにちは、そらはなさん。
    我が家は義父母の家の隣、二人が亡くなり空き家になった家を毎日開けて風通し、夜は電気つけ空き家ではない泥棒よけ?アピールしてます。家が二軒、いろいろ大変です。認知症になった義母の台所を泣きながら片付けたのは3年前ゴミだらけでした。去年リフォームして、ようやく台所は落ち着きましたが、まだまだ義父母の服、着物、書類との格闘が続いてます。去年、途中で嫌になってやめちゃったのです。しかし55才ですか〜、どうしよう〜〜。自分の家の断捨離もしないと。ここで私が死んだら絶対息子に恨まれる。今日話をした60代の方が頭ではわかっていても、身体が動かないの、と言ってました。今年あと半年でやらねば!と思った記事でした。ありがとうございます。
    うちは義父の相続はプロに頼みました。相続人に認知症の人がいると、遺言書もないと、大変なんです。お金かかりましたが、義母の状態がよくなかつたので次の相続が発生する前に、と大急ぎでやってもらいました。自分でやろうと思って国税庁のホームページから書類印刷したのですが、税制変わって引っかかり、わからない部分多くてギブアップしました。すごいストレスでした。結果、相続税はかからなかったのですが、申告は必要でした。去年は公認会計士も税務署も大変だったそうです。登記は司法書士に、良心的な額でやってもらいました。登記の税金がうーーん、でした(泣)いつも長くてすみません。

    • そらはな より:

      ちかちかさんへ♪
      空き家が朽ちるのは、風通しの悪さからだと言いますもんね。
      それにしても、毎日の窓開けと電気つけ!ごくろうさまです。
      3年たっても、まだ片付かないのですね。
      私も今日、父の遺したたくさんの本と父が描いたたくさんの絵をみて、どうしたものかと悩みました。
      うちも数年かかりそうかも・・・。
      でも、タイムリミットが55歳~!!気持ちを切り替えてやっていかなければなりませんね。
      認知症の人がいると相続もさらにややこしくなるんですね。
      母の頭がまださえているうちに、なんとかせねば・・・(^-^;

  8. マギー より:

    うちの実家も母一人暮らしです。なのに冷蔵庫2台、その上冷凍庫まであります。もちろん食器も沢山(^_^;)
    新品のタオルや寝具があるのに古いの使ってるし。
    タッパーどころか、イチゴのケースや豆腐のケース、割り箸も洗って保存してます。トホホ…いつか使うんですって。
    母に言っても、私が死んだら家ごと燃やせばいいから捨てなくて大丈夫!って簡単に言うし。
    55歳までに妹と協力し実家の断捨離頑張ろうと思います!

    • そらはな より:

      マギーさんへ♪
      あははは。イチゴのケースに豆腐のケース。
      うちの実家にもありましたよ。
      たくさん入れ物あるのに、なんで豆腐のケースまでとっておくかな・・・と思うのですが、親世代はそんなもんなんでしょうかね。
      それにしても、お母さま太っ腹ですね。
      家ごと燃やせばいいって、これぞ断捨離の究極では?(^-^;

  9. こりこ より:

    はじめまして、そらはなさん!
    こりこと申します。ブログを始めて1ヶ月、分からないことだらけで四苦八苦している者です。たまたまこちらにたどり着きました。お人柄が滲み出るような文章に癒やされます(^^)
    実家の片づけ、いろんな想いに揺れてなかなか進まないものですね。うちも父が先に逝き、母がひとり。使わないというより、使えなくなったミシン。親が生きている間の断捨離も難しいと感じています。
    親の老いを受け止めるのも大変、自分の老いを受け止めるのも大変^^;
    マイペースでぼちぼちやってます。

    • そらはな より:

      こりこさんへ♪
      はじめまして(#^^#)
      わかります、わかりますよー。
      ブログを始めたときは、右も左も前も後ろもなんにもわかりませんでしたから。
      続けていくうちに、ブログのおかげで自分の生活にもメリハリがあるんだなぁ・・って思っています。
      そういえば、私の実家にも足踏みミシンが・・・。
      ちょっと焦っていたところもあったのですが、実家の片づけもゆっくりやっていきたいと思っています。
      その前に自分が年取って、やる気が失われる前になんとかしたいと思いますが・・・。
      よろしければ、こりこさんのブログのURLを教えてください(#^^#)

  10. こりこ より:

    こんにちは!
    今日はずっとブログのテンプレートを変更しようと悪戦苦闘しておりました。
    暑さ倍増です(^^;)
    本当に同じだわ~と共感することが多くて、
    戸籍のお話など、ゆくゆくブログにアップしようと思っていたところです。
    本当に拙い文章でお恥ずかしい限りなのですが、もしお時間がありましたら、
    http://pitikupatiku1616.blog.fc2.com をのぞいてみてください。

    • そらはな より:

      こりこさんへ♪
      ごめんなさい!
      コメントにURLが入っていると、スパム扱いになることを知らず・・・ずーっとコメントに気がつきませんでした。
      ブログ拝見しました(#^^#)
      遠距離介護をなさっているのですね。
      近くにいても同居していても離れて暮らしていても、やっぱり高齢の親の心配は尽きませんよね。
      私もこれからどうなっていくのかわかりませんが、毎日をできることをやる・・・のみですかねぇ・・・。