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実家の片づけ再び 子どもたちへ遺すものはモノではなく言葉

5月だというのに、雨で肌寒い休日。
なので、家庭菜園はお休みして、実家の納戸を片付けることにしました。

まだまだ納戸の中はモノであふれかえっているので、少しでも要らないものを処分していかなければ、後々大変なことになるのは目に見えています。

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実家の納戸の片づけ

実家の片づけを大々的に行ったのは、父が亡くなってから。
父が遺したモノは、半年くらいかけて徐々に処分していきましたが、その後は停滞しています。

実家の片づけ方「死んだら全部捨ててくれ」という母と私の着地点
昨年から、実家のモノを少しずつ整理、処分しています。 父の死後、母は頑なに父の遺品を整理するのを拒み、基本「そのままにし...

母は、モノを捨てられない性分ですが、母が暮らすリビングや寝室、キッチン、洗面所のモノはそのままにしておこうと決めました。

認知症である母の居住空間が変われば、母は混乱するだけですし、日常生活の中で私自身が困ることはありませんから。

ただし、2階の納戸にあるモノは少しずつ処分をしています。
自分のモノではなく、親が遺したモノですから、処分するのも気が重いのですが、いつかはやらなければならないことです。

そして、一度に一気にやるには気力はありませんから、やる気が高まった時に片付けています。

前回片付けたのは、昨年の2月でしたから、1年以上経過しての今回の片づけとなりました。

父の代で処分してほしかった 出てきた遺品を見て心底震えた
実家の納戸にあった古い木箱。 蓋付きのそれを、以前開けようと試みたことがありましたが、長い間蓋が閉められた状態だったため...
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今回の処分品 火鉢とテーブル

今回は夫も休日だったので、納戸の片づけを一任しました。
すると、夫が2階から運び出してきたものは、なんと火鉢!

桐火鉢 昭和六年とかって(汗)・・・。

年代からいって、父の親世代のモノでしょう。

もちろん私も納戸に火鉢があるのは知っていました。
だけどこんな木箱、運び出す勇気も気力も無く、見て見ぬふりをしてきました。

だから夫に頼んで、ホントによかったと思いましたよ。

桐火鉢は、2段の引き出しになっていて、上下段ともに灰が半分以上入っていました。
昭和6年からだから、90年前の灰!!!

ああ、びっくり。

他に、納戸で台として使われていたテーブルも、2階からおろしてきました。
母の実家は、食堂を営んでいたので、そこで使っていたものと思われます。

 

このテーブルは、ベランダに置いて苗の育苗テーブルとして使うことにしました。

戦後の貧しい時代を経て

そして、ダンボールに入った紙類。

中を見てみると、母の職場の書類一式でした。
日誌や出納帳、行事記録、その他いろいろ。

退職した当時は、いつか何かに使うかもしれないと保管していたのでしょうけど、ホコリまみれの紙類を片付けながら、つくづく思いました。

自分のモノは自分で処分してほしかったよ・・・と。

そして、私自身も過去の産物は定期的に処分をしていかなければならないなぁと、あらためて思った次第です。

とはいえ、母の資料の中でおもしろいものを見つけました。

母の辞令です。
昭和39年ですから、私が生まれる前年で、母は32歳。

本俸10,000円。

当時の国家公務員大卒初任給が、18,000~19,000円だったといいますから、田舎で再就職の給料としては、妥当なのでしょうね。

その後、日本は高度経済成長で右肩上がりに給料は増えていったとはいえ、戦争を経験し貧しい子ども時代を送った母が、モノを捨てられないというのも、頷けます。

だけど。

やっぱり私は、子どもたちには不要なものは遺さず、自分の体験や経験は、言葉で子どもたちに遺していきたいと強く思いました。

まだまだ実家の片づけは続きます。

コメント

  1. るか より:

    時々コメントさせていただいています。
    木箱の火鉢って珍しいですね。私たちにはゴミに見えても、年代物だし骨董が好きな人にはお宝かもしれませんね。・・かといって、場所があるからと置いておくと、またそのままになりかねません。昔に祖父母や父母たちが使って、物の役目がすんだと言う事で潔く処分されて正解です。私も思い出などにあまり浸る性分ではないので、結構捨てられるタイプです。

    余談ですが、おそらく私はそらは同世代なので、婚礼写真のぶ厚くて重い立派なアルバム持っていませんか?あの写真を台紙から外して解体し、A4ファイルに差し込んで、簡素化しました(笑)
    場所も取らずにすぐ見れます(見ないけど・・)この話を友人知人にすると、「思い切ったなー」とみんな笑います。でも私はとても満足しています。これからもシンプルな生活を目指していこうと思います。

    • そらはな より:

      るかさんへ♪
      そうなんですよねぇ。
      価値のわかる人にとってはお宝かもしれませんが、私にとっては不要なもので、保管しておく場所がもったいないと感じてしまうのです。
      フリマサイトで売ろうにも、梱包の手間や送料を考えると、やはりためらってしまいます。
      あー--!
      婚礼写真の重くて分厚いアルバム!!!あるある!
      そっかー、台紙から剥がしてしまえばいいんですねー。
      写真の整理もまだ全然していませんが、いつか何かの折に子どもたちへ見せたら、あとは処分しちゃおうと思っています。

  2. るか より:

    訂正*{余談ですが、おそらく私はそらはなさんは・・}と書きたかったのが文字が抜けました。ごめんなさい。