畑で採れた小さいじゃがいもの食べ方　緑のじゃがいもは毒に注意

夫が畑でわんさかじゃがいもを作ります。
自分で作って自分で収穫したじゃがいもを、従妹に送ってやるために、毎年山のように植えるのです。

おかげで、冬になってもじゃがいもは買うことがないのですが、従妹にはとびきり大きくて形のいいじゃがいもを送るので、当然我が家に残っているじゃがいもは、イビツであったり未熟で小さなものばかり。

そんな小粒なじゃがいもも、火が通りやすく料理しやすいというメリットがありますが、実はじゃがいもによる食中毒を引き起こすこともあるので、要注意です。

小さなじゃがいもは時短で節約

じゃがいもは、皮つきのまま丸ごと茹でるのがおいしい。

皮を剥いてから茹でるのと、茹でてから皮を剥くのでは、ホクホク感が全然ちがいます。
皮つきのまま茹でて皮をむくと、水っぽくなくホクホクで、じゃがいもの味が濃いのです。

また、じゃがいもに含まれるビタミンCやカリウムなども、皮を剥いてから茹でると水の中に栄養素が流れ出てしまいます。

私は、じゃがいもの皮をきれいに洗ったら、レンジ用の蓋つき容器に入れて、レンジでチンしています。
レンジのほうが、さらにホクホク感が増しておいしいと思います。

そんなわけで、我が家では小粒のじゃがいものほうが、実はありがたかったりします。
コロッケやポテトサラダなどつぶして使うものであれば、なおさらです。

カリッとポテトチーズボール

じゃがいもの煮っころがしもいいけれど、オシャレな感じに仕上げたいなと思い、カリッとポテトチーズボールなるものを作りました。

直径4cmほどの小粒じゃがいもです。
レンジでチンする場合は、なるべく大きさが同じくらいのもののほうが、火の通りも均一になってよいですよね。

 

レンジでチンして、柔らかくなったところでじゃがいもの皮を剥きます。
超熱いので、ペーパータオルを使って皮を剥いています。
それでも熱いのですが、皮はペロッと剥きやすい。

 

つぶしたじゃがいもに、溶けるチーズを入れて、塩コショウとコンソメスープの素を少々。
片栗粉も大さじ1杯程度入れてよーく混ぜ合わせます。

 

ひと口サイズに丸めて、少ない油で揚げ焼きにします。
油の中に入れたら、表面がカリッとするまでは動かさないこと。

表面が揚がる前に動かすと、チーズは溶けるわ、じゃがいもは分解するわで、悲惨な結果となりますので、ご注意を。

 

そして完成。
カリッとポテトチーズボール。（←ネーミングセンスなさすぎ）

外側はカリッと、中はホクホクチーズ味の、おしゃれなおつまみって感じになりました。

小粒じゃがいもの食中毒

ところで、じゃがいもの芽に毒があるという話は、小学校の授業でも習いましたので誰もが知っていると思います。

が、小粒なじゃがいもに毒があるってご存知でしたか？

農林水産省のホームページでも注意喚起がされていますが、私、知らなかったんですよね。

ジャガイモの芽（芽とその芽の根元）や、皮（特に光が当たって緑色になった部分）には、天然毒素であるソラニンやチャコニンが多く含まれているので、これらの部分を十分取り除くことが大切です。

http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/naturaltoxin/potato.html

じゃがいもには、微量ながら毒素が含まれています。
芽の部分はもちろん、じゃがいもの皮が緑色になっている部分にも毒が多く含まれています。

特に未熟なじゃがいもは日光に当たることにより、皮が緑色に変色しやすい。
保管する場所は冷暗所で、光に当たらないようにする工夫が必要です。

上記のじゃやがいもも、皮が緑色になっていますよね。

たまに皮つきのままフライドポテトにすることもあるのですが、食べた時に舌がヒラヒラするような感覚になるのは、まさにソラニンという天然毒素のせいだったんですねぇ。（今頃）

未熟で小さいじゃがいもを皮つきのまま食べるのことはしないようにしましょう、と農林水産省の方もおっしゃってます。
そして、家庭菜園で収穫したじゃがいもは、早めに消費しましょう、とも言っています。

とはいえ、大事に育てて収穫したじゃがいもですから、皮が緑色になった部分は、厚めに皮を剥いていただきたいと思います。（食べるんかい）

 

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