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子ども3人の大学受験費用は節約なんてできなかった!という経験話

季節は秋から冬へと移り変わり、いよいよ本格的受験シーズン到来です。
大学受験を推薦でサクッと決めてしまった方は、最小限の受験費用で済みますが、我が家の3人の子どもたちは、いずれもセンター試験を受けてからの大学前期試験に臨みました。

子どもが3人いようとも、いくら受験生の親としての経験があろうとも、子どもの大学受験費用に関しては、経験を活かしての節約をすることはできませんでした。

我が家の子どもたちの受験費用が、誰かの何かの参考になれば幸いです。

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大学受験費用の平均

大学受験にかかる費用は、20万円とも30万円とも50万円とも言われます。
これだけ幅があるのは、国公立大学のセンター試験や私立大学をいくつ併願するのかによっても差が出てきますし、遠方の大学を受験する場合の交通費や宿泊代などもかかるので、受験生それぞれが住んでいる場所や受験する大学が違えば、当然のことです。

よって、大学受験費用の平均費用はと聞かれても、人それぞれ・・・というのが答えです。

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我が家の3人の子どもたちの受験費用

さて、今年の春3番目の娘が晴れて大学生となったので、我が家は3人の子どもたち全員が大学受験を経験しました。
そして私も、受験生の親という立場を3回経験しました。

3回経験してわかったことは、大学受験なんていうものは、本当に人それぞれだということ。
兄はこうだったから、あなたはこうしなさい・・・というのは通用しません。
同じ兄妹でも、それぞれみんなちがいますもんね。

受験費用に関しても、兄はこれだけかかったんだから、次の時には節約してこうしよう、なんてこともできるわけがありません。
子どもたち本人にとっては、すべてが初めての経験で、すべてが一発勝負だからです。

そんな我が家の3人の子どもたちの受験にかかった費用です。
なお、子どもたちは全員県外の国立大学へ進学しました。

国立大学と私立大学センター利用受験した場合の費用

長男は、関東地方の国立大学へ進学しました。
本命はこの国立大学1本だったのですが、当時大学受験に関してよくわかっていなかった私。

「滑り止めに私立大のセンター利用受験をしたい」と長男が言うので、そんな便利なものがあるのか!と大変驚き、センター試験の結果だけで受験ができる私立大学のセンター利用受験に、ホイホイ出願しまくりました。

ちなみに、国立大学を受験する場合は、センター試験を受け、その結果を踏まえて、志望する大学の前期試験へ願書を出すことになります。
前期試験で合格しなかった場合は、ランクを落として別の国立大学を受験するという後期試験もありますが(もちろん前期試験で受けた大学を後期試験で受験してもOK)、出願は前期・後期ともに同じ時期に出さなければなりません。

よって、前期試験で合格すると、後期試験は受験資格がなくなりますが、払った受験料が戻ってくることはありません。

長男の高校では、センター試験は学校単位で試験会場の近くのホテルに前泊し、受験に臨むというのが恒例です。
雪国なので、当日朝の交通機関の乱れも考慮しての対策です。

センター試験受験費用は、交通費宿泊代含め48,340円。

私立大学センター利用受験は、3つの大学の中から5つの学科を受験しました。
いくら現地に出向いて試験を受けなくてもいいといっても、5つも受験すると受験費用だけで8万円。
また、私立大学は願書代も高く、全部の願書代だけでも6,000円。

私立大学センター利用受験費用は、93,570円。

国立大学二次試験は、現地に出向いての受験となるので、関東までの交通費や宿泊代がかかります。
また、私も現地へ出向いてアパートの仮契約を済ませたので、交通費や宿泊代は私の分も計上しています。

国立大学前期試験受験費用は、122,250円。

さらに、想定外だったものが、私立大学の入学金。
私立大学をセンター利用受験し、合格したのを喜んだのも束の間、本命の国立大学の合格発表前には入学金を納めないと入学取り消しとなってしまうので、泣く泣く支払いました。

結果、国立大学に合格したので、もちろん喜びの方が大きかったのですが、あの時の25万円があったら、新生活準備の足しにできたのにな・・・と、しばらくは思い出して悔しがっていました(笑)。

長男の場合の大学受験費用総額は、514,160円となりました。

国立大学のみの受験の場合

次男は、東北地方の国立大学へ進学しました。
最後の最後まで、受験する大学が決まらなかった次男。
第一志望の大学はセンター試験の結果がイマイチで諦め、第二希望の大学を受験することになりました。

「やりたいことがわからないから、大学へ行って見つけたい。特にコレを学びたいというものがないから、こんなオレがいくつも大学を受けてもお金の無駄だから」
そう言って、次男は私立大学の併願はせずに、国立大学1本しか受験しませんでした。

もしも合格しなかった場合は、県立大学を受験する予定でした。
センター試験の結果もイマイチ、国立大学の前期試験の結果も「よくわからない」と言っていた次男は、国立大学の合格発表の前日まで高校に通い、先生から県立大学の入試科目である論文指導を受けていましたからね。

受験では一番ハラハラさせられた次男でしたが、フタを開けてみれば次男の受験費用は96,290円。
国立大学1本しか受験しなければ、10万円以内に収まるということです。
受験する大学が同じ東北地方だったので、交通費や宿泊費が安く済んだというのもありますが。

結果的には、お金の面で一番親孝行な次男でした。

国立大学と私立大学センター利用+一般受験をした場合

「お母さんは受験のベテランでしょう」
娘の担任にはそう言われましたが、いやいや、受験する年も変われば、みんな個性もちがうので、ベテランとか関係ないですって。

娘の場合は、第一志望の大学は最後の模試までD判定だったので、センター試験の結果をふまえて、第二志望の大学へ出願することにしました。
実は、娘は第一志望だった大学のAO受験をしていて、不合格となっています。

なので、国立大学の前期試験を受ける前に私立大学を受験し、「合格した」という安心感を持って国立大学前期試験に臨みたいと言い出しました。
ダメとは言えませんでした。

結局、受験した私立大学は1校のみだったのですが、入り口がたくさんあるんですよ。
センター利用受験の中では、①3教科で受験する、②5教科で受験する
一般入試では、娘が受験するA学部a学科は、③全学部共通試験、④a学科のみの試験というように、いくつも併願が可能なんです。

高校の担任からは、「受験するチャンスがいくつもあるのなら、それを活用しなさい」などと言われ、すっかりその気になった娘は、4つの入り口から受験をしました。

娘の大学受験でかかった費用は、257,790円。(AO受験の費用は含んでいません)

結局、私立大学は不合格となり、長男の時のように無駄に入学金を払うことはありませんでした。
また、本命の国立大学が不合格だった場合は、もう他の大学へ行く気はないと娘が言い放ち「浪人させてください」とも言われました。
なので、国立大学の後期試験は出願しませんでした。

結果オーライだったので、よかったのですが、受験は親子共々「度胸」も必要です。

受験費用は計画的に

他の人はどれくらい大学受験費用がかかっているのかなぁ?と知ったところで、食費や日用品費のように節約できないのが受験費用です。

我が家では「子どもが自ら学びたいと言ったことに関しては可能な限り叶えてあげたい」というのが教育方針でした。
もちろん家計と相談した上なので「可能な限り」という条件付きです。

だから子どもたちが大学へ行きたいと言ったときのために、子どもが生まれたらすぐに学資保険に入りましたし、教育費に関しては計画的に貯めてきたつもりです。

しかし、教科書通りにいかないのが受験。
子どもの偏差値も、行きたい大学も、学びたいことも、考え方も、みんなみんな違うので、レールの上を走れるわけがないのです。

大学に合格したらしたで、今度は入学金や授業料、仕送りなどなどさらにたくさんのお金が必要となりますので、受験にかかった費用も少ないと感じるほど、金銭感覚がマヒしてきます。

だからこそ、子どもの教育費用は計画的に貯めるべきものだと、声を大にして言いたい。
特に、20年ほど前に、疲れたと言ってはすぐに外食したり、作るのが面倒と言ってはすぐに宅配ピザを注文していた自分に、この声が届くといいのにな・・・。

 

大学合格したら、次に考えるのはこちら↓

大学合格してから入学前までにかかった費用総額
娘が引っ越すまであと1週間となりました。 新生活を始めるのに必要なものは、ほぼ準備完了しました。 大学合格がわかってから...

 

コメント

  1. みけ より:

    こんにちは!久しぶりにコメントさせてください(^-^)
    今の私にひしひしと伝わってきました。最近第三子を出産しまして(>_<)今からこれからの子供たちにかかる費用にドキドキしながら勉強させてもらっています!とってもためになります(^-^)

    • そらはな より:

      みけさんへ♪
      まずは、ご出産おめでとうございます(#^^#)
      お子さん、3人になったのですね。
      にぎやか、かつ、楽しい、かつ、宝物のような貴重な時間を楽しんでくださいね。
      お金の貯め時は、子どもが義務教育の間です。
      その当時はピンときませんでしたが、今ならよーくわかります。
      がんばってください!(^^)!

  2. gonchan より:

    参考になりました。
    我が家は子供2人、上が今年大学受験生です。
    国立志望ですが、私立はセンター併用で手裏剣のように受ける可能性があります。
    自宅生なので、費用は少な目になると思いますが、リアルな数字で参考になりました。ありがとう御座います。

    • そらはな より:

      gonchanさんへ♪
      今年、大学受験ですか。
      私立、手裏剣のように・・・で笑ってしまいました。
      いやいや、真剣勝負ですよね。ほんとに、ほんとにがんばってください。
      自宅通学できる環境がうらやましいです。
      国立大でも、結局アパート借りて一人暮らししたら、私立と同じくらいかかりますもん。
      なにはともあれ、親は節約して子どもの教育費を捻出する生き物なのだと、つくづく思います。

  3. つばめ より:

    こんにちは。いつも参考にさせていただいています。
    我が家も今年の始めに大学受験を経験し、国立二校と私立三校(うちセンター入試一校)
    で40万ほどかかりました。
    学資保険で受験代、一人暮らしの準備、入学、一年生の学費を賄おうと思っていたのですが
    甘かったです。
    私立だったら、もっと住居費のかかるところだったら、どうなっていたことか・・・
    恐ろしいです。(受けた中で一番家賃の安いところに決まりました。)

    一度、経験したつもりだったのですが、現在、下の子のの高校受験で一人一人違うことを
    実感していたところです。
    高校でこれなら、大学受験はもっとですよね。

    日々、細々と生活していますが、そらはなさんのように自分の時間も作っていければと
    思います。

    • そらはな より:

      つばめさんへ♪
      こんにちは(#^^#)
      私も、子どもが生まれたときに加入した学資保険は、これで大学4年間の学費が賄えると思っていました。
      が、受験費用から始まって、新生活準備のためのお金もジャンジャン飛んでいって、全然足りませんでしたねぇ。
      下のお子さんは、高校受験なのですね。
      がんばってください。
      そして、親が楽しそうに暮らしている姿は、子どもにとってもうれしいことなんだと思います。
      暮らしの中で、自分が楽しいと思えることを、積極的にやっていきたいものです。

  4. シナモン より:

    そらはなさん、こんにちは。シナモンです。今春、大学受験だった二女は、センター利用、私大一般で50万超でした(冷静に考えて、センター利用はほぼ無駄だったです)。うちは、宿泊費は不要でしたが、自宅から受験地までの交通費が往復1000円前後でした。センター試験が一番近くて通学定期も使えたので100円程でした。

    高校受験と違って、住んでいる場所と受験する大学によって、かかるお金がかなり違いますよね。

    長女は指定校推薦で、1回分の受験料で済みましたが、一般受験は本当お金がかかりました。

    学資保険も大学受験と20歳からの年金のことを考えて、もっと満期金を高くしておけばよかったと少し後悔です。

    • そらはな より:

      シナモンさんへ♪
      自宅から通える範囲の大学へ行くのが、一番の節約ですかねー。
      といっても、子どもが学びたいことは、地元の大学にあるとは限りませんしね。
      こればっかりはどうにもできませんよねぇ。
      今年の私立大センター利用って、倍率が軒並みものすごーく高くなかったですか?
      例年だと合格しているはずの点数でも、今年はことごとくダメでした。
      恐るべし、大学受験です。
      学資保険に入ったとき、国民年金のことなんて1ミリも考えたことなかったです!