季節の変わり目を感じるのは、風のにおいや草花の色だけではありません。
スーパーの野菜売り場にも、ちゃんと季節の便りが届いています。
先日立ち寄ったスーパーで、立派なカブを発見。
なんと3個で98円! 手に取ってみると、ずっしりと重くて新鮮そのもの。
迷わずカゴに入れて持ち帰りました。
わが家流・カブのカルパッチョ
カブを見ると、毎年最初に作りたくなるのが、わが家の定番「カブのカルパッチョ」。
にんにくの香りがほんのり効いた、さっぱりだけどクセになる、我が家の春のはじまりの味です。

カブが立派で安かった!
材料は、どれも身近でシンプルなものばかり。
カブのやさしい甘みとにんにくの香りが絶妙に引き立ち、季節の副菜にぴったりです。
材料(2人分)
- カブ(葉付き):1個
- ポン酢:大さじ1
- すりおろしにんにく:少々
- サラダ油:小さじ1
- 鰹節:適量
作り方
1.カブは皮をむき、スライサーでできるだけ薄くスライスして器に並べます。
2.カブの葉は細かく刻み、軽く塩をふってもみ、水気をしっかり絞ったら、カブの上に散らします。

葉っぱも捨てずに使います
3.ポン酢・すりおろしにんにく・サラダ油をよく混ぜ、全体に回しかけます。
4.最後に鰹節をトッピングして完成です。
アレンジはその日の気分で
もともとは他のレシピを参考にしていたこの料理も、いまではすっかり自分流。
ポン酢がないときは、醤油・酢・砂糖、オイルを混ぜて簡単なドレッシングを手作りしたり、市販の和風や柚子系ドレッシングを使っても、それぞれ違った味わいが楽しめます。
風味の決め手は、ほんの少しの「すりおろしにんにく」。
これがあるのとないのとでは、味の満足度がまったく違います。
野菜だけなのに、しっかりとした一品になりますよ。

カブのカルパッチョアスパラのせ
今回は、畑で採れた細~いアスパラガスもトッピングしてみました。(細すぎて写真ではわからないかも…笑)
器も保存も、“今のわが家”に合ったスタイルで
以前は平皿にきれいに並べていたこのカルパッチョ。
でも最近は、イワキのガラス保存容器に直接仕込んで、そのまま食卓に出すのが定番になりました。
夫婦ふたり暮らしのわが家には、こういう“作り置きっぽい”スタイルがちょうどいい。
残ったら蓋をして冷蔵庫へ。
翌日は私のお昼ごはんに変身します。
旬を味わうということ
「カブのカルパッチョ」を作ると、「ああ、またこの季節が巡ってきたな」と感じます。
毎年同じようで、でも少しずつ違う日々。
そんな日常の中で、旬の野菜を、旬のうちに、おいしくいただく。
それはとてもささやかだけれど、自分らしい季節の楽しみ方のひとつ。
食卓に季節があるって、やっぱりいいなと思います。
手間をかけすぎず(これ大事!)、それでもちゃんと「おいしい」と感じられるひと皿。
素材の味を楽しめるのも、心に少し余裕がある証拠なのかもしれません。

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