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カイヅカイブキをすべて抜根 年齢とライフスタイルに合わせた庭造り

手間のかかる庭木「カイヅカイブキ」。

成長が早く剪定が大変なこの木を、老朽化したブロック塀とともに抜根し、管理が楽な「ローメンテナンス庭」に変えました。

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カイヅカイブキとの長い戦い、そして別れ

我が家の庭には、ブロック塀沿いに10本以上のカイヅカイブキが植えられていました。

▲2017年8月撮影 カイヅカイブキ

この木は成長が早く、枝葉が密集するため、剪定を怠ると樹形が乱れるうえ、内側は日光不足で枯れてしまいます。

年月が経つにつれ、幅2メートル近くにまで肥厚したカイヅカイブキ。

 

▲2017年 肥厚したカイヅカイブキ

素人の私たちでは手に負えなくなり、数年前に庭師さんに相談しました。
その際、「ここまで大きくなるとスリム化は難しいですね」と言われました。

透かし剪定でなんとか形を整えてもらいましたが、その後も管理は年々大変になりました。

さらに、当時の庭師さんの一言が心に残っていました。
「カイヅカイブキは、手がかかるから大変なんだよね。」

これをきっかけに、「いつか伐採しよう」と心に決めていました。

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ブロック塀の撤去と一緒に抜根作業

今年、老朽化したブロック塀と車庫を解体することになり、それに合わせてカイヅカイブキの抜根を決行しました。

▲ブロック塀解体作業中 カイヅカイブキ抜根中

プロの業者が重機を使い、2日間かけて行った作業は見事なものでしたが、太い幹や枝葉の撤去にはそれなりの手間がかかりました。

それでも作業後、庭を見渡すと広々とした光景が広がり、「もっと早くこうしていればよかった」と実感しました。

一方で、これまで自分たちで試行錯誤しながら剪定してきた経験も無駄ではなかったと思います。

ローメンテナンス庭への第一歩

カイヅカイブキ抜根後の庭作りのテーマは「ローメンテナンス」。

以前、庭師さんからは「落葉樹を植えてみては?」と提案されたこともありましたが、還暦を迎える私たち夫婦にとって、今後はその管理すら負担になるかもしれません。

▲水はけのための砂利敷の部分はカイヅカイブキがあった場所

そこで、思い切って木を植えるのはやめ、新しく建てた車庫とフェンスの周辺はコンクリートで覆うことにしました。

コンクリート敷きのメリットとは?

カイヅカイブキを抜根し、その周辺にコンクリートを敷いたことで、次のようなメリットが生まれました。

1. 駐車スペースが確保できた

帰省する息子や来客用の車が停めやすくなりました。

2. 雪国ならではの使い道

冬場の雪かき後の雪置き場としても重宝するでしょう。

3. 草取り不要で楽ちん

草取りの手間がなくなり、庭の維持が非常に楽になりました。

 

▲細い花壇を作ってもらった

とはいえ、コンクリート敷きだけでは味気ないので、一角に花壇を設けています。
春になったら何を植えるか考えるだけで、今からワクワクしています。

ライフスタイルに合った庭作りを

「庭は手をかけてこそ美しい」という考えもありますが、年齢や生活スタイルに合わせて庭を作り変えるのも選択肢のひとつです。

父が遺した広すぎる庭の管理に困っていましたが、8年かけてようやくここまでこぎつけました。

今後は、手間が省けた分、ほかの趣味や楽しみに時間を使えるようになります。

これからの暮らしがさらに楽しみになりました。

 

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