確定申告の書類をようやく作成しました。
1年間の所得に対する税金は、毎月給料支払い時に引かれていますが、払いすぎた税金は自分で申告しないと戻ってきません。
年末調整で、すでに差額は還付されましたが、医療費控除やふるさと納税の寄付控除は、確定申告をしてきっちり返してもらいます。
自分で確定申告するもの
確定申告することで、所得から控除されるものが増えれば、払いすぎた所得税が戻ってきます。
場合によっては、翌年度の住民税が安くなる可能性もあるわけですから、めんどくさいなどと言って申告しないのは、非常にもったいない話なのです。
すでに会社の年末調整では、生命保険料控除や社会保険料控除はしてもらい、還付金を受け取っています。
社会保険料控除は、大学生の子どもの国民年金保険料も対象ですから、長男の時からかれこれ6年は申告していることになります。
しかし、医療費控除や寄付金控除は自分で申告しなければなりません。
そんなわけで、毎年この時期になると、国税庁のホームページにアクセスして、確定申告の書類を作成しているというわけです。
書類の作成も、以前よりもかなり簡単に作れるようになりました。
私は毎年、作成した書類を税務署に直接届けに行くのですが、e-Taxを利用してネットで送信できる方法もあります。
すごく便利ですよね。
自宅から一歩も出ずに、確定申告できちゃうんだもの。
しかし、これはICカードリーダライタを持っていないとできないので、これまであきらめていました。
ところが。
税務署で発行されたID・パスワード方式の届出完了通知を利用してe-Taxができるということを、今年初めて知りました。
税務署で前もってパスワードの交付を受けていないとできないそうなので、今年の確定申告で出向いた際には、交付の手続きをしてきたいと思っています。
確定申告で控除申請するもの
今年の確定申告で控除申請するものは、3つあります。
1.地震保険料控除
昨年秋、火災保険に付帯して自然災害共済に加入しました。
近年の集中豪雨や突風や竜巻被害など、被害がとても増えてきたことが理由です。
自然災害には地震も入るのですが、地震保険料って控除の対象になるんですね。
保険料の控除証明書が届いたのが12月になってからで、職場の年末調整には間に合わなかったので、確定申告することにしました。
2.医療費控除
家族全員の1年間の医療費を合算して、10万円を超えた場合は医療費控除が受けられます。
昨年の医療費は11万円でしたので、控除額としては1万円なのですが、1万円も大切なお金です。
この医療費控除の申請は、名前ごと、病院・薬局ごとに金額をまとめ、明細書を作らなければならないのですが、以前よりもかなり簡素化されたように思います。
3.寄付金控除
ふるさと納税は、寄付金控除の対象です。
私はワンストップ特例申請書は提出していないので、確定申告で控除を受けています。
確定申告の書類では、市町村の名前をクリックするだけで、住所も自動入力となるので、とても簡単です。
あとは市町村から届いた証明書を添付するだけでOKです。
その他控除できるもの
その他控除対象となるものに、雑損控除というものがあります。
台風や地震の被害に遭ったり、自宅が火事になった場合。
シロアリの災害も対象ですし、盗難や横領の被害に遭った場合も、雑損控除が受けられます。
住宅ローン控除というのもあります。
ローンで家を新築した場合や中古住宅を購入した場合、またローンで大規模修繕をした場合などが対象です。
これらも自分で確定申告しなければなりません。
雑損控除申請なんていうものは、できればしたくないものですが、頭の隅に入れておけば、いつか役立つ時がくるかもしれません。
いや、役立つ時は来ないでほしいですけどね。
税金って、引かれるときは自動的で、払いすぎたものを返してもらうには、自分で申告しなければなりませんから、なんだか癪に障ります。
だからこそ、どうせ少しのお金だから、とか、手続きがめんどくさいから、なんていうのは、とんでもないことです。
いろんな知識は、損をしないよう生きていける最高の宝物であり、その学びは、子どもの頃の学校とちがって、自分で行動しなければ誰も授けてくれないのですよね。
「時は金なり」っていうけど、私にとっては「知識も金なり」・・・だと思ってます。
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