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生麹と乾燥麹のちがい ホームベーカリーで甘酒を作るなら乾燥麹のほうが断然良い

ホームベーカリーで甘酒を作るために、乾燥米麹を買いました。
これまでは生の米麹を使っていたのですが、乾燥米麹とどう違うの?
甘酒を作る上では、違いはあるの?

なんてことが気になったので、調べてみました。
そして実際に乾燥米麹で甘酒を作って飲んでみた感想です。

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生米麹と乾燥米麹のちがい

米麹とは、蒸したお米に麹菌が生えたものをいいます。
できたそのままのものが生の米麹で、乾燥させたものが乾燥米麹。

それぞれのメリット、デメリットは以下の通り。

生の米麹 乾燥米麹
メリット そのまま利用できる 長期保存が可能
デメリット 冷蔵庫保存で1週間程度しか保存できない
雑菌に弱く品質劣化が早い
水で戻して使う必要がある
時短調理では「芯」が残ることもある
デンプンを糖に変える力が生麹よりも弱い

栄養価は、生のほうが高いのかな?と思いましたが、乾燥のものと比較してもさほど大差はないようです。

一般家庭では保存が難しかった生の米麹を、長期保存を可能にしたものが乾燥米麹なんですね。
これぞ技術の進歩です。

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生の米麹と乾燥米麹で甘酒を作ってみた

昨年までは、必死に温度管理をしながらステンレスボトルで甘酒を作っていました。

毎週甘酒を作る私の失敗しない甘酒作りのコツと甘酒効果
朝食に1杯の甘酒を飲むようになってから早1か月。 週に1度は、まるで麦茶でも作るような感覚で、甘酒を作っています。 昨年...

最初はスーパーで生の米麹を買って作っていたのですが、その後乾燥米麹をネットで買いました。
乾燥米麹ならば、1年近く保存できるのでいつでも自分の好きなタイミングで甘酒を作ることができます。

実際に、生の米麹と乾燥米麹で甘酒を作ってみたのですが、甘さに関しては大差ありませんでした。
ただし、乾燥米麹のほうは、ちょっとだけツブツブ感が気になりました。いわゆる「芯」が残っているような食感です。

そして、その時初めて知ったのです。
乾燥米麹は、最初に水で戻してから使う必要があったということを。

私は、生の米麹で甘酒を作る時のように、乾燥米麹を水で戻すことなくダイレクトに使っていたんですよね。
これじゃあ、「芯」が残って当然ですよね。

乾燥の米麹を使うのって、なんだかめんどくさいな。
そんな風に思ってしまい、以降乾燥の米麹は買わなくなりました。

ホームベーカリーで甘酒を作るなら乾燥米麹が最適

22年ぶりに買い換えたホームベーカリーは、パナソニックの「SD-MT3」というもの。
甘酒作りも、材料を入れるだけで簡単にできます。

ホームベーカリーで作る米麹だけの甘酒が一番おいしい 
飲む点滴とも言われる甘酒。 本当ならば1年中毎日欠かさず飲んだら効果てきめんなのかもしれませんが、やはり夏の間はどうして...

そして、甘酒作りの材料として推奨しているのは、生の米麹ではなく乾燥米麹なのです。
しかも、乾燥米麹は水で戻す必要がなく、そのままパンケースに投入するだけ。

さっそく乾燥米麹で甘酒を作りました。

【材料】
温めたご飯 200g
水     300ml
乾燥米麹   100g

乾燥した米麹は、一粒一粒がパラパラになっています。

 

パンケースに入れるご飯は、玄米入りの白米。

 

水と乾燥米麹を入れてよく混ぜたら、あとはホームベーカリーにおまかせです。
メニューボタンは36番の甘酒コース。
出来上がり時間は、8時間後にしました。

 

20分後、パンケースにくっついた米粒落としをします。
生の米麹で作ったときよりも、水分が少なくめちゃくちゃモタモタしか感じになっています。
果たして、出来上がりはどうなるかなぁ?という不安と期待を胸に、あとは時間がくるまで待つのみ。

 

そうして8時間後にできた甘酒がこちら。
すごいトロトロの甘酒が完成しました。

 

すぐに容器に移して、粗熱をとってから冷蔵庫へ入れます。
茶色っぽいツブツブは玄米です。
乾燥米麹のツブツブ感はまったく感じられず、トロットロの甘酒になりました。

しかも、めちゃくちゃ甘い!
本当に甘い!
だけど、後味スッキリな甘さなんですよ。

 

使用した乾燥米麹は、秋田県産米を使ったあめこうじ。
秋田県人でいながら今まで知らなかったのですが、秋田で開発されたオリジナルの麹なのだとか。

秋田弁の「あめえ(甘え)」と「こうじ」を組み合わせて「あめこうじ」と命名されたそうですよ。
だから、いつにも増して甘い甘酒が出来たのですねぇ。

そして、乾燥米麹をそのまま使っても芯が残らずトロットロの甘酒ができるのは、ホームベーカリーで一定の温度管理がしっかりできるからなんでしょうね。

こちらの乾燥米麹の賞味期限は約1年間。
ただし、開封後は冷蔵庫保存をおすすめしています。
900g入りの乾燥米麹の袋には、密閉できるチャックがついているので、安心です。

これで、いつでも自分の好きな時に自分のペースで甘酒が作ることができます。

ホームベーカリーで甘酒を作るなら、使い勝手がよく甘い甘酒となる乾燥米麹が断然良いな!
そんな結論に達しました。

 

コメント

  1. ふんわり より:

    そらはなさんこんにちは。

    すごい出来上がりがきれいですね。
    まるで市販品のようです。
    私は時々ヨーグルトメーカーで作るのですが
    水分がなくぶつぶつだらけでお湯で薄めて
    飲みます。

    こういうのを見ると欲しくなりますよ。
    どんどん進化していくので楽しいですね。
    次はロールパンというか、巨大なコッペパンとか
    できるようになればいいな。

    • そらはな より:

      ふんわりさんへ♪
      やはり機械の力にはかないませんでした(^-^;
      私が自力で作るよりもはるかに簡単だし、手間いらずだし、おいしいし。
      ヨーグルトメーカーを買おう考えたこともありましたが、時々パンを作る私にとっては、ホームベーカリーで甘酒が作れるというのは一石二鳥でした。
      材料放り込んで、ロールパンとかコッペパンが自動でできるようになればなおいいですねー!(^^)!