殻付きの牡蠣をいただきました。
殻付きのものを見ると、テンション上がりますよね。
だって、海の恵み感が満載だし、新鮮さを前面にアピールしているし、これが美味しくないわけがないのですから。
この殻付き牡蠣は、レンジ蒸し、牡蠣フライ、牡蠣ご飯にして楽しみました。
生牡蠣を食べない理由
殻付きで届いた牡蠣は、もちろん生食用。
届いた2日後までは生でいただけるとのこと。
岩手県三陸産の生牡蠣は真牡蠣(マガキ)と呼ばれ、10月~翌年2月までが旬の時期となります。
この時期の牡蠣は生食用として流通し、濃厚かつクリーミィーな生牡蠣は、まさに今しか食べられないものです。
しかし、せっかく殻付き牡蠣をいただいても、生では食べません。
なぜなら、数年前に生牡蠣を食べて、食当たりしてしまったのですよね。
嘔吐こそしなかったものの、あの時のなんともいえない気持ち悪さは、今でも忘れません。
ちょうどその頃、ノロウィルスが話題になったこともあり、あらためてホタテや牡蠣などの二枚貝の生食が怖いものなんだと知りました。
夫も、以前は「殻付き牡蠣といえば絶対生でしょ!」と言ってきかなかったのですが、あの時生牡蠣を食べた夫と私と次男と娘がそろって食あたりしたことから、さすがの夫も生牡蠣は食べなくなりました。(長男は生牡蠣が好きではなく、食べなかったので無事でした)
生食用として売られている生牡蠣は、もちろんきちんと検査がされたものなので、生で食べる食べないは個人の自由です。
殻付き牡蠣の開け方
生牡蠣は食べませんが、たくさん届いた牡蠣は、その日のうちに下処理をしてしまいます。
なるべく新鮮なうちにおいしくいただきたいですからね。
まずは、殻から牡蠣を取り出します。
牡蠣は、丸みのあるほうを下にしてまな板の上に置きます。
この時、まな板の上にタオルなどを敷きます。
殻を開けたときに中から海水がけっこう出てくるので、まな板の上がびしょびしょになってしまうんですよね。
しかし、私はタオルは敷いていません。
多少びしょびしょになっても、キッチンなので大丈夫かと思ったのでね。
さて、牡蠣の口が少し開いていればラッキーです。
開いている口から、牡蠣専用ナイフを差し込みます。
果物ナイフなどは絶対使ってはいけません。
刃が間違いなく折れるでしょう。
もしも牡蠣専用ナイフが無い場合は、バターナイフやステーキナイフで代用できると思います。
しかし、牡蠣の口がぴったりと閉じられている場合は、本当にお手上げです。
牡蠣は3年かけて成長し、殻がミルフィーユのように何層にもなっているんです。
なので、どこが口なのかは本当にわかりにくいんですよね。
そんな時は、この丸印の部分を牡蠣ナイフでガンガン叩いて殻を壊します。
牡蠣の殻は、ここが一番薄くなっています。
また、この部分に貝柱がついているので、牡蠣ナイフが殻の中に入ったら、牡蠣の上面に沿ってナイフを入れ、貝柱を外します。
もうね、ここまでくると必死の殻開けです。
無理やりこじ開けようとして、牡蠣ナイフを手に刺してしまうわ、牡蠣の殻で指を切ってしまうわで、素人には殻付き牡蠣を開けるのは難易度高しです。
軍手などをはめて作業をするのが賢明かと思われます。(すでに手は負傷だらけ)
苦労の末、ようやく牡蠣の身と対面。
ああーっ。おいしそう。
このままポン酢を垂らして、ちゅるっと食べてしまいたい。
でも、食べませんよ。
剥いた牡蠣の身は、塩水で振り洗いし、ビニール袋にいれてチルド室へ保存します。
殻付き牡蠣の食べ方
殻から外さなかった牡蠣は、殻付きごとお皿にのせて、ラップをふんわりかけてレンジでチンします。
牡蠣1個につき1分程度。
温めると、牡蠣の口は自然に開くので、殻を外してポン酢を垂らして食べるのが、一番簡単で美味しい食べ方です。
大根おろしをのっけてポン酢をかけると、牡蠣の濃厚なおいしさと大根おろしのさっぱり感が口の中で合わさり、絶妙な旨さ。
翌日は、レモンを添えて牡蠣フライにしていただきました。
さらにその翌日は、牡蠣ご飯で。
実家の母にもおすそ分けしつつ、夫と2人で旬の殻付き牡蠣を堪能いたしました。
牡蠣好きの次男と娘にも食べさせてあげたかったな・・・と思いつつ、たらふく牡蠣をいただけで、シアワセ。
旬のものをいただけることこそが、一番の贅沢ですね。
牡蠣の殻剥きで手が傷だらけだけど、おいしいものを食べるためなら、このくらいどってことないわ。
殻付きホタテもさばいています。
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