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忌明けの準備 今一番困っていることは忙しいことではない

実は今、私を一番イラッとさせているものが、忌明けの準備。

35日で忌明けとなるので、忌明けの挨拶状と香典返しのリスト作りでとても忙しいのです。
葬儀が終わったら即、香典帳づくりをエクセルでやっておいたほうがいいと実感しています。

でも、本当に私をイラッとさせるものは、忙しいということだけではなかったのですけどね。

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香典帳作り

父の葬儀が終わって自宅に帰ったその夜、すぐにパソコンに向かって作業を開始しました。
葬儀で集まった香典を数える前に、エクセルで香典帳を作ったほうがいいと考えたからです。

香典の半返しや忌明けの挨拶状のためにも、リスト化しておいたほうが、後々便利ですもんね。

香典帳のひな形は、長男に作成をお願いしました。

名前、郵便番号、住所、電話番号、香典金額などを入力さえしてしまえば、あとは自動で集計もしてくれるし、コピペも削除も簡単です。

あとになって気づいたのですが、ネットで検索すると無料の香典帳作成ソフトがダウンロードできます。
最初からこっちを使えば、わざわざ長男に時間を割いてもらって作成する必要もなかったなぁ・・・、なんて思いましたが、きっと父も長男が作ってくれた香典帳に喜んでいるにちがいありません。

しかーし!!

香典を受け取る側になって初めてわかったこと。

みんな、自分の名前と住所と郵便番号、電話番号はきちんと正確に書いてください。
省略されて書かれると、こっちですべて調べなければならないので、とても大変です。

もうひとつのお願いは、読めるような字を書いてください。
これ、切実な願いです。

父の交友関係をすべて把握しているわけではないので、まったく存じ上げない方もいるのです。略字や達筆な文字で書かれると、お手上げ状態です。

まぁ、父の友人であれば80代でしょうから、字を書くのもなかなか大変だとは思いますが・・・。

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葬儀後も弔問客がやってくる

香典帳を作り、香典の金額とエクセルの集計結果が一致してほっとするのもつかの間、葬儀後2週間くらいまでは、自宅にちりぽりと弔問客がやってきます。

毎日、父の祭壇に上がった香典を集計するのが、1日の終わりの日課となりました。

さらに、遠方で弔問に来ることができない方は、現金書留で香典を送ってきます。
これも、毎日抜けないよう確認してリストアップする作業がありました。

ああー。
頼りの長男は、葬儀後とっとと帰ってしまったし、高齢の母はなにひとつできないし、結局やるのは私しかいないのです。

遠方に暮らす親御さんがいらっしゃる方は、いったいどうしてるんでしょう。

香典料は銀行に入金

平日で休みの日には、銀行へ行って母の通帳に香典料を入金しました。
いただいた香典料は、全額口座に入金し記帳したほうが、後々の証拠になっていいかと思ったからです。

香典料から、あれこれ支払いをして差額を入金すると、あとでわけがわからなくなりますし、親族間でのもめごとにも発展したりすることも・・・。

もっとも、うちはもめごとになるような複雑な親族関係はありませんし、私も香典料をごまかしたりはしませんけど、一応証拠のために。

よって、葬儀が終わってからの土日の休みの日には、手続き関係の書類作成のための時間にあて、平日の休みの日は市役所へ行ったり銀行へ出向いたり。

私自身のプライベートな休みは、まったくありません。
毎朝、父の写真に向かって「今日も力を貸してください」とお願いする始末。

人間って、追い込まれると何かにすがるものが欲しくなるんですねぇ・・・。

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今困っていること

父が亡くなって3週間目にもなると、弔問客もぱたりと止みました。

花屋さんでお花を買って、そこに庭で咲いていた花を足して、父の祭壇を飾りました。
相変わらず、ニコニコとほほ笑んでいる父。

お父さん。
私が今一番困っていることは、自分のイライラを母にぶつけてしまうことなんです。

母は、何度説明しても同じことを繰り返し聞いてきます。
前の日は、「Aにしてくれ」と言っていたのに、翌日には真逆のことを言います。

もともと気の強い母だったので、絶対に自分の意見を曲げません。

香典返しは、葬儀の日に即日返しとして渡していますが、予想以上に多く香典を包んできてくださった方へは、忌明けの挨拶状とともの少しばかりの香典返しを送ります。

この香典返しの品と金額について、毎日毎日180度違うことを母から言われます。

高齢の母ですから、私も相当辛抱強く繰り返し何度も説明をしてきたし、Aと言われたらAに変更し、翌日Bと言われたらBに変更してきました。

二転三転する母の話は、しかたがないとあきらめていたけれど、二十転三十転した日には、とうとう私も声を荒げて母を怒ってしまいました。

「もう!この数日間で何十回リストを作り直せばいいのよっ!」

仏の顔も三度までって言うけれど、さすがの私も三十回目にはキレるよっ!

すると母が、はじめて「ごめんなさいね」と言ったではありませんか。

今までは母に「昨日Aって言ってたよね?」と言えば
「そんなこと言ってない」と全否定していたのに、急に母に謝られると、ものすごい罪悪感なんですけど。

あああああー。

自己嫌悪、じこけんお。
高齢の、80歳過ぎの母に声を荒げてどうする。

「母を怒ってごめんなさい」
私が謝ったのは、母ではなく父の写真に向かってなんだけど・・・。

 

お父さん、もっと素直になれるよう力を貸してください。

 

コメント

  1. しろみ より:

    私も
    認知症がひどかった母に
    ついつい 怒ってしまっては自己嫌悪に陥りました。
    今となっては 反論も困ったことも言わなくなったので
    天使の様な娘になってます

    怒ってしまっても 母との関係は変わりませんでした。
    母娘なんてこんなものかもって
    思ってます^ ^

    • そらはな より:

      しろみさんへ♪
      しろみさんは、本当によくやっていると思います。
      今は天使のようになったというしろみさん。逆にそれが切なさを覚えます。
      親と喧嘩したり言い合いしたりできるのも、元気な証拠で幸せなことなんだと思わなければいけませんね。
      怒ってしまっても母との関係は変わりない・・・・、まさにそうなんです。
      毎日、親に感謝して暮らせるような広い心を持ちたいものです。

  2. まりねづみ より:

    お父様が亡くなる前に、そらはなさんのブログでツボって爆笑させてもらったり、
    うなずいて即実行させて頂いたり…
    貴女のブログで生きる知恵を学ばせていただいています

    大好きなそらはなさん
    お気持ち察します

    あなたならやり抜けますよ

    いつでも、いつまでも応援していますから、ねっ

    • そらはな より:

      まりねづみさんへ♪
      ありがとうございます。
      なんだか勇気がわきてきました。
      怒っても、笑っても時間は同じように過ぎるのだから、毎日笑って過ごしたいものです。

  3. 水仙 より:

    わかります、みなさん、どうか住所と名前を書いてください。ですよね。田舎のほうだと、名字だけの方もいらっしゃいます。親の交友範囲を把握していないので、後から悩みました。この方は、、、、誰?だっていただいたらお返しが必要じゃないですか?香典返しだけでなく、その後のお付き合いも。私はしばらく週一で通いました。そらはなさんと同じく葬儀関係の通帳を作り、すべて一度入金してから支払いして証拠を残してます。
    3回忌までの費用はここから出したいので兄弟にも通帳を見せつつ、お寺さんの費用など予算を立ててます。
    ちりぽり訪れる方はうちの父には、嬉しかったみたいです。一人残されるといろいろ考えますから。

    • そらはな より:

      水仙さんへ♪
      そうそう!住所の番地を書いてない人とか、電話番号を書いていない人!郵便番号は調べればわかるけれど、やっぱり書いてほしい。だって手間が省けるもん。
      そっか!3回忌の費用のことも頭に入れておかなければなりませんね。
      お寺へのお金って、不透明ですから(失礼だけど)。