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社会人となった子ども部屋の断捨離 モノの使命と私の願い

長男の部屋の断捨離に着手したのが2年前の春。長男が大学4年生になった頃でした。
勉強机から始まり、本棚や押し入れの中を少しずつ片付けていき、ほぼ完了したのがその年の秋。
約半年かけて、長男の部屋の断捨離をしたわけです。

が・・・。

本当は完結などしていません。
なぜなら、長男の部屋にはまだ長男のモノが置いてあるからです。

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いつまでもあると思うな、気力・体力と時間

私が子ども部屋の断捨離に着手できたきっかけは、「50歳からのリセット整理術 [ 中山真由美 ]」を読んだことからです。
世の中断捨離に関する本はたくさんありますが、私がガツンと頭を殴られたような衝撃を受けたのが「いつまでもあると思うな、気力・体力と時間」という言葉でした。

そうよねー、そうなのよねー。
ここ数年で、体力の衰えはつくづく感じております。
同時に子どもが大学進学で家を出たことにより、自分の時間も増え老後の暮らし方というのも視野に入れるようになりました。
今は、あれもしたい、これもしたいとやる気満々ですが、この気力がいつまで続くかなんてわかりません。
人生折り返し地点を過ぎたのだから、自分に残された時間というのも考えなくてはなりません。

子どもの自立は、子ども部屋の断捨離に着手する絶好の機会なのですよね。

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長男の部屋の片づけ

2年前、長男が大学4年生で就活真っ最中の春、ようやく重い腰を上げて子ども部屋の片づけを始めました。
長男へ部屋を片付けていいかと聞くと、部屋にあるものはもう要らないモノなので、全部処分していいとのことでした。(だったら自分でやっていってよね)

 

2年前、半年かけてやったことです。

1.ゴミを捨てる

まず長男の部屋の中で、明らかにゴミと思われるプリント類やノート類は、すべて捨てました。
長男が帰省した時に、自分である程度ゴミとしてまとめていたものです。
私のやる気スイッチが入らずに、長男の部屋にそのまま置いていたのですが、「いつまでもあると思うな、気力・体力、時間」と言われ、断捨離に火が付きました。

 

2.勉強机周辺の片づけ

勉強机の引き出しの中は、案の定そのままモノが詰め込まれていたので、すべて出して片付けました。

からっぽになった勉強机は、娘の部屋へと移動しました。
娘の勉強机は、私が子どもの頃に使っていた年代物だったので、処分しました。

 

3.押し入れの中

いろんなものが詰め込まれていたので、一旦全部出し、中に入れていた古い箪笥も処分しました。

 

長男の部屋を片付けたことで、何か未練が残るかなぁ・・・と思いましたが、全然そんなことはなく、逆に気持ちがすっきりしました。
「さぁ!社会に羽ばたきなさい。これからは自分の足でしっかり歩いていってね」と、長男を社会に送り出したような、そんな気持になりました。

ようやく子離れができた・・・と、その時思ったのですよね。

時間をかけて子ども部屋を断捨離する

2年前に長男の部屋を片付けたときは、もうこれで完了だと思っていたのですが、先日長男の部屋へ入ってみると、またまた不要なモノが目につきました。

長男の本棚にあるONE PIECE総集編の雑誌。
数年前、夫が買ってきて子どもたちと一緒に読んでいたものなのですが、マガジン雑誌なので用紙が湿気を吸って膨れ上がり、ヨレヨレに・・・。

長男の部屋の本棚に飾ってあった雑誌は、この3年間誰も読むことがなく、埃のたまり場と化していました。
断捨離決定です。

夫は残念そうにしていましたが、「今後、この雑誌を開くことある?」と聞くと「ない」とのこと。もう開くことのない雑誌で占拠する本棚のスペースがもったいないということに、夫も同意してくれました。

 

長男が高校時代に使っていた辞典や参考書。
もしかしたら娘が使うかもしれない・・・と、とっておいたのですが、結局娘には娘の時代の参考書があるのです。

長男が高校入学時はちょうどアナログな辞典からデジタルな電子辞書への移行期であり、高校側では「自分で辞書を引くことが大切だ」とアナログ辞典を買うことを勧めてきたので、購入しましたが、結局時代の流れで長男もいつしか電子辞書を使うようになりました。

娘が高校入学時には、さすがに学校側もアナログ辞典は勧めませんでしたねぇ。

 

2年前に片付けたときは、これらの書籍類は「まだ使うかも」という気持がありましたが、2年経った今は、スッパリ「要らない」と思えるようになりました。

 

長い時間をかけて買いそろえ、使ってきたモノには、当然愛着があります。
けれども、モノには必ずその使命を終える時がくるのです。
捨てようかどうしようか迷ったときは、まだその使命は終わっていないのだと思います。

だから断捨離と言っても、なんでもかんでもすべてを捨てる必要はないのです。

 

毎回、捨てようと手に取り、中身を確認しては、やっぱり捨てることができないもの。
それは、長男が保育園時代に毎日園とやりとりしていた「お便り帳」。
何気ない毎日が綴られているだけなのですが、一度読んでしまうと当時の忘れていた記憶がよみがえり、感傷に浸ってしまいます。

見なければ見ないで、お便り帳の存在すら忘れているというのに。
今回も捨てるつもりでいたのですが、ついつい中身を読んでしまい(だから読むなって)再び同じ場所へ逆戻りです。

思い出の品は、ゆっくり時間をかけて断捨離していくのもアリだと、最近思うようになりました。

 

長男の部屋の本棚には、まだまだたくさんの書籍たち(ほぼ漫画)。

ブックオフへ売りにいこうと思ったら、娘から「待った」がかかりました。
自分が受験が終わったら、ゆっくり読むんだって。
つまり、この漫画たちの使命もまだ終わっていないのですよね。

 

3人の子どもたちが全員自立するまで、どうか私の気力・体力、時間が残っていますように。
これが今の私の願いです。

 

コメント

  1. 丘の上の住人 より:

    分かります、分かりますっ!
    お便り帳とか工作とか・・・思い出の詰まっている物って捨てられませんよね(笑)

    巷では「写真の画像データとして置いておくと、かさばらない」って言われてますけど、私は紙や画材の質感も好きなので・・・(^_^;)
    結局なかなか捨てられず、専用スペース行きです(笑)

    ・・・が、試してみても良いのかもしれません。

    • そらはな より:

      丘の上の住人さんへ♪
      そーなんですよねー。
      子どものモノって、なかなか捨てられない。
      でも当の本人は、なんら覚えていないのですから、あとは私の気持ちの整理しだいなんですよね。
      画像データに残す方法も以前考えましたが、結局最終的にそれすら管理できなくなると思うので、気持ちの踏ん切りがついたところで処分しようと思っています。

  2. シナモン より:

    シナモンです。こんにちは。
    先月は、子どもたちの衣類を中心に断捨離しましたが、今は、片付けお休み中です。片付けって体力、気力がいりますよね。
    目標は、4畳ほどの収納部屋に新しい整理箪笥が欲しいんです。箪笥を買うなんて、断捨離とは逆行してますよね。現在ある箪笥に入らない衣類は無印のプラスチックケースに衣類入れているのですが、セーター類は、箪笥に収納したい気持ちがあって。。。

    そらはなさんのブログ読んでいたら、片付けたい気持ちがまた出てきました。

    • そらはな より:

      シナモンさんへ♪
      冬の間は寒くて、片付けもお休みしていたのですが、そろそろ春とともに再開しようと思っています。
      まだまだ家の中には不要なものがたくさんありますから(^-^;
      収納専用のお部屋があるなんて、うらやましいですね。
      結局、片付けって、他の家族が困らないようにするためのものなんだと思います。
      私は、父の遺品整理もぜんぜんやっていなくて・・・。たぶん母がいるうちは無理だなーと思ってます。
      なので、せめて自分の身の回りをせっせと片付けようと思います。

  3. plam935 より:

    子供部屋の片付け、我が家の長年の課題でした。(リビング、台所等含)
    次男部屋は自分で片づけし、処分したり、○○倉庫・○○○オフに買い取ってもらったり(三万円位になったらしい)、私の思いがありそうなものは、段ボールに詰めて廊下に。学習机のみのスッキリした部屋に。

    2月次男から「4月から毎週末泊まりたいし、二年後家族で住みたいから家中片付けて」と連絡が…「春休み中だと少しは手伝える」とも。
    定年後に私達夫婦が秋田に戻ったとしても体力(生きているのか?)的にできるのか?
    長男の了解を得て、次男と彼女(当時)に片づけ依頼しました。
    先月帰省しましたら、処分するもの、買い取って貰えそうな物、私の思いの詰まった物ときちんと分別されていて、あとは私の指示の元サクサクと断捨離が進みました。
    いずれ孫にと屋根裏収納に保存していた玩具・絵本等々は“娘”に仕分けしてもらい、第一次断捨離完了。
    私の性格を十分理解し、思いの詰まった物は大事な物として新しいコンテナに分別してくれた次男と娘に胸が詰まりました。

    断捨離は残された人が困らないよう、自分が元気で判断力があるうちにある程度しておくべきですね。

    私は次男が言い出さないでいたら65歳で秋田の家の物品とこちらでの荷物で業者に処分依頼していたことでしょう。

    そらはなさんは今、自分で断捨離実行、お見事です。長男さんの部屋キレイですね。

    第二次断捨離は寝室、クローゼットの服。娘と身長が同じなので流行りのないカシミヤコート、スーツ等は娘へ。(手伝ってもらいたいだけ?)まだまだ続きます。

    ○○倉庫○○○オフに買い取って貰った総額合計六万円位に。勿論色をつけて息子夫婦に。

    • そらはな より:

      plam935さんへ♪
      次男さん、行動力ありますね~。
      家は、誰も住んでいないと風化しますからね。誰かが住んで風通しをよくするだけでも、全然違うって言いますもんね。
      秋田のご自宅は、これで安心ですね。
      ・・・ということは、plam935さんは、いずれ息子さん夫婦と同居するってことになるのかな?
      私も、まだまだたくさんの片づけが必要です。
      ゆっくりマイペースでやっていきたいと思います。
      あ・・・、でも、いつ気力がなくなるか・・・それが問題だなぁ・・・。

      • plam935 より:

        長男次男共に同居はしないです。
        彼らには自分たちの人生を歩んでもらいたいので、私達夫婦でできることは自分たちで、と思っております。
        そらはなさんの実体験でのお母様のようになったら、世話になるのかな?身近に認知症の人がいないので、そらはなさんのお母様症状、参考になります。

        • より:

          横レス失礼します。
          あなたは書きました、
          〉老後の楽しみは元気に定年を迎え、秋田に帰りまた、庭を眺めながらお酒を飲むこと。
          〉次男から「 毎週末泊まりたいし、 二年後家族で住みたいから家中片付けて 」
          ってことは、いずれ同居するってことになるのかな? と、管理人さんはコメント返したのです。
          多分あなたに悪意はないのでしょうが、お母様のことなど、はたから見てもあまりな返答なのでファンとしてやるせなく見かねて横レスしました。失礼しました。

          • plam935 より:

            私に文章力がなく、一さんをはじめ、そらはなさんファン、そしてそらはなさん本人に不可解な思いをさせてしまいまして申し訳ありません。この場をお借りしましてお詫び申し上げます。
            今後コメントは差し控えさせていただきます。
            そらはなさんのファンとしての立ち寄りはお許しください。

        • そらはな より:

          ーさん&plam935さんへ♪
          文字というのは、言葉とちかって相手の表情や仕草がわからないので、伝え方が難しいですよね。
          私が伝えようとしたことが、相手によってはまったくちがったとらえ方や受け取り方をされるのも、致し方ないこと。私の表現力がなかったなー、と思うのです。
          なので、ーさん、コメントありがとうございます。今までブログをみてくださっていたのですね。
          plam935さん、コメント控えるだなんて、そんな寂しいこと言わないでくださいね。
          今まで通り、よろしくお願いします(#^_^#)

  4. とも より:

    こんばんは。片付けは、本当に気力、体力、時間だと痛感しています。
    うちは息子の物より、やはり義父の残した物と闘っております。もうすぐリフォームもしたいので、早く断捨離したいのですが。。。

    身の回りのものは、サイズも合わないので潔く捨てることができました。でもあまり中を見たことのない倉庫は、私を悩ませます。
    1番驚いたのは、大本営発表なんかを聞いてたような古〜〜いラジオ、水屋箪笥。一体いつの時代だー!と言いたくなる物を残してました。
    もう二度と使うことも無いものを、勿体無いと残す。その時代の価値観だとは思いますが、ねぇー?
    町のゴミ回収に出すのも恥ずかしいので、アンティークラジオ買い取り業者に尋ねてみようと思ってます。

    そらはなさんの写真に写ってたプーマの筆入れは、今、私の仕事用のお札入れに再利用しました。分類して入るので、便利です。

    人の物を片付けながら、自分の物との付き合い方を考えさせられる毎日です。

    • そらはな より:

      ともさんへ♪
      あー、わかりますー。
      うちの実家の納戸にも、古ーい箪笥が3つ?4つ?そしてその中には、おそらく誰も着ないと思われる古い着物が入ってます。
      うちの親は戦後の貧しい日本で育ってきた世代ですから、モノは捨てられないんですね。使わなくても、とりあえずしまっとく。同じですね。
      ともさんところは、もしかして骨董品として、すごい価値があるものかもしれないですよ。
      でも、そういうのも、必要とする人の元に行くのが1番の利用法なんでしょうね。