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子どもの結婚 親の気持ち ご祝儀の相場と我が家の場合

子どもが大学を卒業し、社会人として独立したら、ある程度の距離感を持って付き合おうと思っていました。
我が子といえども、社会的にも精神的にも、そして経済的にも完全に独立したのですから、大人としての付き合い方が必要です。

そして、もしも子どもが結婚するようなことがあれば、ある程度のご祝儀を渡そうと思っていました。

そのもしも・・・は、ある日突然やってきました。

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子どもの結婚宣言

長男が結婚するという話は、突然やってきたわけではありません。
実は薄々、感じてはいました。

付き合っている彼女がいるということを聞いたのが1年以上前のこと。
「彼女ってどんな人なの?」と聞いた私に対して、「とても素敵な人だよ」と答えた長男。

そんな風に言える人と結婚してくれたらいいなぁ・・・と、ずっと思っていたので、お正月の帰省の際に彼女を連れてくると聞いた時には、それはもう本当にうれしかったのです。

これはもう結婚するという報告だよね?
それしかないよね?

そんな期待を胸に秘めつつ、こちらからはその話はあえて聞かずに、その時を待ちました。

「あ、そうそう。ゆうべ言いそびれたんだけど、来月入籍します」
長男がさらっと言ってのけたのは、翌朝になってから。

前の晩は、2年ぶりに家族全員が揃い、そこに長男の彼女も揃い、話が尽きることがなかったのですから、長男も結婚すると言うヒマがなかったのでしょう。

よかった、よかった、本当によかったと、うれしさと同時に親の役目を終えたという安堵感も広がりました。

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親から子どもへ結婚のご祝儀の相場はいくら?

そんなわけで、長男への結婚祝いをどうしようかと、しばし考えました。
独立した子どもであっても、やはり親子という距離間は近いため、子どもへのご祝儀はどうしたらよいのか、ちょっと悩んだりします。

そこでネットでの情報をあちこち調べてみました。

結婚情報誌ゼクシィによれば、半数以上の人が親から結婚資金援助があったと答えており、その平均額は179万円。
ただし、これは挙式や披露宴を挙げた方たちの場合です。

コロナ禍になって、結婚式を挙げないカップルも多くなりましたから、単純に子どもへの結婚お祝い金となれば、相場は10万円~30万円が妥当な額らしいです。

しかし、我が子へ渡すお祝い金に相場なんてものは関係ないと思っています。
家庭の事情はみんな違いますし、考え方も千差万別です。

自分の身の丈を考え、心から我が子へ贈りたい金額。
それでいいのだと思います。

・・・って、さんざん調べておきながらも、実は長男へのお祝い金は、何年も前から決めていました。

長男への結婚お祝い金 我が家の場合

長男が大学生の頃、国民年金保険料は親が立替払いをしました。
子ども自身の年金になるものですから、子どもが自分で払うのは当然だと思っています。

しかし、学生の間は収入がありませんから、社会人になってから返してもらうという約束の元、無利子無期限でお金を貸しました。

さらに、自動車教習所のお金も貸しました。
これは、私自身も親からお金を借りて自動車学校へ通い、社会人となってから親にお金を返したからです。

国民年金保険料と自動車学校のお金と合わせて732,800円。
長男は、約4年かかって返済しました。

祝!借金完済 長男が4年で返済した親ローンのお金はいつか返そうと思っている
このたび、長男が借金を完済しました。 長男へ貸していたお金は約74万円。 いわゆる「親ローン」を、長男は4年かかって返済...

この時のブログには

「長男が4年をかけて返済したお金は、いつか何かの節目に長男へ返したいと思っています。」と綴っていましたが、実は結婚のお祝い金として長男へ贈ることができたらいいなぁと、ずっと考えていたことでした。

そして、ついに贈る時がきたのです。

長男が入籍した翌日、お祝い金としてまずは267,200円を送金しました。
長男からお礼の連絡があった後、さらに732,800円を送金しました。

つまり、結婚のお祝い金として100万円を長男へ贈ったわけです。

732,800円というのは、長男が4年かけて返済したお金です。
それにご祝儀をプラスして100万円となるようにしたのです。

結局、子どもの国民年金保険料も、自動車学校のお金も、「貸す」と言いながら出してやったことになりますが、子ども自身が責任をもってお金を返すということを覚えてほしかったことと、73万円ものお金を自分で貯めることができたという自信につなげてほしかったのです。

Circle of Life
命が巡るように

Circle of Money
お金も巡りめぐって戻ってくる

そんな風に思っています。

 

コメント

  1. かず より:

    そらはなさん
    おめでとうございます。ご長男とのLINEのやり取り素敵ですね。

    • ゆきこ より:

      こんばんは。
      入籍おめでとうございます!
      私も就職してから結婚するまでの、実家に入れていた月3万円をそっくりそのままもらいました。
      毎月の3万円、しっかり積み立てられていて驚きました。
      100万円、じゃなくて別々に贈ったことにそらはなさんの愛を感じました。

      • そらはな より:

        ゆきこさんへ♪
        ありがとうございます。
        ゆきこさんのご両親も、しっかり貯金していたんですね(#^^#)

        • ゆきこ より:

          毎月積み立てられた通帳をもらったので、金額よりも通帳に涙でした。
          今も捨てられずに、どこかにあるはずです(笑)

          • そらはな より:

            ゆきこさんへ♪
            ご両親の気持ちがうれしいですね。
            親がしてくれたことって、知らず知らずのうちに、自分も我が子へそうしているんだなぁ・・・と気づかされます。

    • そらはな より:

      かずさんへ♪
      ありがとうございます(#^^#)
      親としてほっとしています。

  2. 水仙 より:

    おめでとうございます。暗いニュースが続く中、うれしい出来事ですね。
    母上の計画はとても素敵です。

    • そらはな より:

      水仙さんへ♪
      ふだん長男は「お母さん」と呼ぶのですが、なぜかLINEの時は「母上」になるんですよね~(^-^;

  3. しまりす より:

    おめでとうございます。(*^-^*)

    しっかり返済される息子さんも、計画的なお母様も素敵ですね。

    私は娘の結婚の時にいくらしたのか・・・もう覚えてないです。(^-^;

    • そらはな より:

      しまりすさんへ♪
      うちは、あと2人いますので、その時もちゃんとお祝いを渡せるようにしたいです。

  4. 匿名 より:

    おめでとうございます♬
    親子といえど
    そらはなさんの一線の引き方(お金を1度は返させるを含めて)がすばらしいと予々思っております。
    その上での温かい思いやり合い、ジーンときます。
    そらはなファミリーに幸多かれ!

    もう30年前になりますか、
    私の結婚時、父母から貰ったものは生活口座の定期預金につけて赤字が出たときのお守り、私が家に入れていたお金を貯めてくれたものも定期預金、未だ不測の事態に備えてスタンバイしてくれています(笑)。ありがたいことに一切手をつけることなくやってこれました。このまま老後資金になるのかな(≧∀≦)
    一方、祖母から貰った定額貯金の証紙、早々に換金、ミキモトに換えました〜。今も手元で愛でています。
    私が娘時代に、成人のお祝いやお嫁入り道具などでパールネックレスを親から贈られる人、増え始めていました。
    紀子様効果もあったのでしょうか?
    私は自力調達 (と言えるのか?!(๑˃̵ᴗ˂̵))
    妥協せずに選べたのは祖母のお蔭様です。

    • そらはな より:

      匿名さんへ♪
      ありがとうございます(#^^#)
      ご両親からの贈り物、いまだにスタンバイ中だなんて、素敵なお話です。
      そしておばあ様からのお金はミキモトに換えたという話を聞いて、私も思い出しました。
      私の祖母が亡くなった時、祖母が孫たちのためにと貯めていたお金があって、そのお金で母が私と姉にパールのネックレスを買ってくれたのです。
      今でも冠婚葬祭時にはつけているパールのネックレスは、祖母からの贈り物だったということを、思い出しました。
      ありがたいですね。
      こういう気持ちを私も子どもたちへ受け継いでいきたいです。

  5. すだち より:

    ご結婚おめでとうございます。うちも、子供3人で上二人は結婚しました。真ん中の長男は、入籍はしていますが秋に結婚式の予定です。お祝い、ほんと3人いると平等にしないといけないので難しいです。
    そらはなさんと一緒で、末っ子の次女が今月大学卒業です。
    うちは、今月に入りやっと内定もらい肩の荷がおりました。
    長男さん、お幸せに。

    • そらはな より:

      すだちさんへ♪
      ありがとうございます。
      そして息子さん、ご結婚予定なのですね。おめでとうございます。
      娘さんも大学卒業で、お互いやっとひと段落しますね。
      3人の子どもたちへは平等にしたいと思っているので、私ももうひと踏ん張りですかねぇ。