20歳になった大学生の娘の国民年金保険料を、親が立て替え払いすることになりました。
学生納付特例制度を利用して、学生の間は支払いを猶予してもらうという方法もありますが、我が家では長男も次男も大学生の間は、国民年金保険料を親が立て替え払いをしています。
子どもの保険料を親が立て替えることにより、親は節税にもなるので、こういったメリットは大いに利用したいと思います。
子どもの年金保険料は全額控除の対象
学生で収入のない子どもの国民年金保険料は、当然ながら子ども自身では払うことができません。
そこで親が立て替え払いをするのですが、年末調整で親の所得から全額控除することができるんです。
6月に20歳になった娘の国民年金保険料は、1か月16,410円。(2018年度の保険料で計算)
これを12月分まで支払うと、16,410円×7か月=114,870円です。
毎年11月に届く保険料払込み証明書を職場に提出し、年末調整の手続きをします。
国民年金保険料として支払った全額に税率をかけた金額が、年末調整として戻ってきます。
例えば、所得税率10%であれば11,487円、20%であれば22,974円です。
これで我が家は毎年お正月に毛蟹を買っています(笑)。
親が立て替え払いするメリット
国民年金保険料1年分では、20万円近い金額となりますから、決して安くはない金額です。
しかし私が、子どもの国民年金保険料を立て替えする理由はただひとつ。
お得だからです。
2.節税でき、年末調整で返ってくる
3.クレジットカード払いによりポイントがもらえる
またクレジットカード決済することで、ポイントもつきます。
さらに親の節税対策にもなり、1~2万円が年末調整でもどってくる。
2年一括前納クレジットカード払いできるのは来年度からになりますが、今年は6か月分をクレカ払いにできるので、割引額は800円+14,520円=15,320円分のお得。
楽天カード払いにすることで、カードのポイントが5,100Pもらえますので、5,100円分のお得。
(*カード払いの手続きが8月分から可能となった場合で計算しています)
娘が20歳となってから大学を卒業するまでは36カ月あり、年金保険料総額はざっくり計算しても約54万円となります。
*今年は1か月分×4回=65,640円の支払いと、6カ月分のクレジットカード払いで97,660円。来年度から2年一括前納で380,880円で、総額544,180円となる試算。
約54万円が親の社会保険料全額控除の対象となります。
子どもの国民年金保険料総額は544,180円と高額ですが、仮にこのお金を銀行に3年間預けていたとしても、利息はわずか150円です。(金利0.01%で計算)
だったら国民年金保険料をカード払いで前納してしまったほうがはるかにお得。
だから私は子どもの国民年金保険料を立て替え払いするのです。
立替えた分は社会人になってから返してもらう
こうして親が立て替えた分のお金は、もちろん子どもが社会人になってから返してもらうことにしています。
長男は、お金に余裕のある時とそうでない時があるようで、不規則ながらも現在まで親ローンを返済中。
今年社会人となった次男は、先月のお給料からさっそく返済を始めました。
うちは、大学生の間にとった自動車運転免許のお金も貸すという形をとっているので、長男は約70万円の親ローンがあったわけですが、現在の借金残高は1/3となりました。
*追記
長男は2020年3月、4年かかって親ローンを完済しました。
次男は、これらに加えて中古自動車も購入したので、親ローンは200万円近くになります。
ただし、次男は学生の間バイト代から細々と返しており、大学卒業時にはすでに60万円を返済していました。
とはいえ、車の購入で100万円以上の借金を抱える身となりましたので、地道にコツコツ続くことを期待しています。
こうして子どもから返してもらったお金は、いずれまた何らかの形で子どもへ返してあげたい。
もちろん子どもたちには、内緒ですけどね。
まじめに働く社会人になってほしいという願いをこめて。
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