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高齢の親が一人暮らしになったら確認しておくこと いざというときあわてないために

父が急逝してからもうすぐ1か月が経とうとしています。

父の死を悲しんだのは葬儀が終わるまでの数日間で、その後はたくさんの諸手続きに追われ、悲しむヒマもなく現在に至ります。

少しずつ日常生活に戻りつつある今、高齢の母が一人暮らしになったことで、いろいろな面で心配事も出てきました。

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父の死で困ったこと

葬儀ってリハーサルはできないのですよね。当たり前だけど。
父の死で、初めて自分たちが葬儀を執り行うことになったのですが、これは何もわからなくてもほぼ大丈夫です。

なぜなら葬儀社のスタッフが本当に親切に何から何まで教えてくれて、段取りを導いてくれるからです。

本当に大変なのは、葬儀が終わって自宅へ戻ってから。
自分でやらなければならない山のような諸手続きが待ち構えています。

 

いただいた香典を集計しリスト化しておかないと、後々大変な目にあいます。

香典返しは半返し 冠婚葬祭費は気持ちのやりとり
香典返しのマナーは、地域によって違うと思いますが、私の住む地域では「忌明けに半返し」が一般的です。 葬儀が終わったあとの...

 

役所関係の手続きもいろいろあります。

葬儀後2週間以内に行った手続き 今後もっと大変になる予感
父が亡くなりあっという間に2週間が過ぎました。 葬儀が終わり自宅に戻ってからは、父の遺影を見るたびに悲しくて涙がハラハラ...

https://soratohana.com/sousaihi160605
年金の手続きも大変でした。

遺族年金の手続きに3時間 今から管理しておきたいもの
父が亡くなったので、母の遺族年金受給のための手続きをしたのですが、書類作成に2時間、必要な書類をそろえてポストに投函する...

 

車の廃車手続きもしました。

亡くなった父の車の廃車手続き問題
父が乗っていた車は、廃車手続きすることにしました。 10年以上経つ車でしたし、あちこちぶつけたりこすったりした形跡があり...

 

幸い、書類関係は母が管理していたので、必要書類はだいたいそろえることができたのですが、どこにどんな記載があるかはわからないので、それらを探すのに一苦労しました。

しかも書類作成は、すべて私。
高齢の母には絶対に無理な作業でした。

そして、これらの作業をしているうちに、二次的不安が襲ってきたのです。

近い将来、母が亡くなった時に、同じような大変な思いをするのは嫌だ!!・・・と。

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高齢の母に確認しておくこと

母も80代です。
足が悪いので、あまり長距離を歩くことはできないのですが、今のところ大きな病気を抱えることもなく、日常生活は一人でも大丈夫です。

父が亡くなってからも、基本的に食事は自分で作って一人で食べています。

私たちとは、食事の時間帯が合わないので、私が作った夕食を取り分けて母のところへ持っていくと、翌日のお昼か夜に食べているようです。

まだ元気だから・・・といっても、父のように数日前には友人たちと日帰り旅行を楽しみ、前日まで車を運転し、庭の草取りをしていて、翌日には亡くなってしまった・・・ということもあるので、これを機に母にもきちんと確認しておきたいことをまとめました。

  • 後期高齢者保険証・介護保険証
  • かかりつけ医の診察券とおくすり手帳、飲んでいる薬
  • 母の通帳・印鑑・キャッシュカード
  • 公共料金引き落とし口座
  • 年金証書・年金手帳・年金額改定通知書・基礎年金番号
  • マイナンバー通知書

これらの書類でコピーがとれるものは、すべてコピーをしておこうとも考えました。

さらに、母が亡くなった時に知らせるべき交友関係は、今回の父の葬儀で把握できましたので、これは大丈夫だと思います。

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一人暮らしの母のサポート

我が家は二世帯住居とはいえ、生計も生活もまったく別にしていましたし、暮らすスペースもかなり離れています。

つまり、同じ敷地内には居るけれど、なかなか目が届きにくい場所で生活しているので、母は一人暮らしのようなものです。
日中は、私も夫も仕事で誰も家には居ませんし。

これまでは、父か母のどちらかが具合が悪くなった時は、どちらかが知らせにきてくれましたが、今一人暮らしとなった母が、万が一具合が悪くなり動けなくなったら・・・?ということを考えるようになりました。

自宅の電話から私のスマホへ知らせるという方法もありますが、緊急時は電話をかける動作だって大変ですよね。

そんな時、介護用品でワイヤレスチャイムという、病院でいうなればナースコールの役目を果たすものがあることを知りました。

値段は、数千円から1万円以上するものまで。

ボタンひとつで離れた場所にいる家族へ知らせてくれるので、母の居間にひとつ、ベッドにひとつ、お風呂場にひとつ設置しようと思っています。

母にとっても、少しは安心できるかな・・・?

ボタンひとつでスマホへ連動して知らせてくれる機器も増設できるようなので、これなら日中仕事をしている私や夫も安心です。

 

 

いつまでも元気でいてほしいけれど、いつかは親を見送らなければならない時がくるわけで、その時まではお互いが安心して暮らせるよう、少しずつ生活様式を変えていくことも必要となるんですよね。

どんなに親のためにあれこれやったとしても、親が亡くなると、こうしてればよかった・・・という後悔は必ずついてくるものだと思っています。

今はまだ元気だから・・・ではなく、親が年老いたなぁ・・・と感じるようになったら、先回りしていろんな手を打っておいても、やりすぎだということはないのかな・・・と、今になってつくづく思うのです。

 

コメント

  1. えりあママ より:

    お父様を送られてからの諸手続き、ご苦労様です。
    お仕事をしながらというのは大変だと思います。家にいる私でさえ投げたくなりますものね。無事に法要が終わることを祈ってます。一歩ずつですが先に進んでいくしかないですものね。今だから思うけど、三十五日法要も四十九日法要も、残された家族の一歩目の心の整理を付けるのにちょうど良い時間なのでしょうね。過ぎてから解った気がします。
    「救急医療情報キッド」ってご存知ですか?最近聞きますよね。高齢者の薬情報、家族名簿、かかりつけ病院、保険証のコピーなどを、キッドの中に入れて冷蔵庫で保管しておくものがあります。うちはそれを利用してます。
    先日も救急車を呼んだ時に、冷蔵庫からそのキッドを取り出して救急隊員に渡して、すぐに情報を伝えることができて便利でした。
    キッドが冷蔵庫に入ってますよ~というシールを玄関と冷蔵庫に貼っておくと、一人暮らしの高齢者でも冷蔵庫から救急隊員の方が取り出して持って行ってくれます。
    病院から帰る時に返却してもらえます。

    • そらはな より:

      えりあママさんへ♪
      手続き関係も、何かひとつが片付くと、また前進した気持ちになります。
      節目の行事って、遺族の心の整理のためでもあるんですね。私も、つくづくそう思います。
      救急医療情報キッドっていいですね!
      ケースに入れてひとまとめにしておくと便利ですね。
      これはぜひぜひ取り入れたいと思います。