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初めてキャベツを収穫してみてわかったこと 重要なのはただひとつ

家庭菜園でキャベツを育てると聞いてどう思います?

えっ!無理、ムリ!
キャベツって青虫がうじゃうじゃつくじゃん!
管理が大変そうだからキャベツなんて育てるのは絶対無理!

こんな風に思っていた私なので、どんなに家庭菜園にハマろうとも、キャベツだけには手をだすつもりはサラサラありませんでした。

なのに。
「キャベツ採ったどー!」
まさに今、そう叫びたい気分。

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キャベツを育てることになったワケ

今年から、家庭菜園にハマっている私のことを知った友人が、キャベツの苗をくれたのですよ。

「キャベツの苗、持っていく?」と聞かれ、一瞬ひるんだのですが、見たらなんとも美しいキャベツ。
その姿に惚れて、喜んでもらってきました。

友人の実家はキャベツを出荷しています。
友人に育て方を聞いたら
「実家では農薬を1回だけ使うけれど、自宅用の少量のキャベツなら農薬は使わず防虫ネットを使う」と言うので、さっそく私も苗を植えてすぐに防虫ネットをかけました。

植える時に肥料を少し混ぜて耕したので、その後追肥は必要かと友人に聞くと、
「あなたの感覚にまかせる」
などという、最も困る返答が・・・。

そんなわけで、結局追肥は1度もしないままキャベツを育てました。

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キャベツ成長の様子

キャベツの苗を植えたのが7月上旬。

7月2日 キャベツ定植

植えてすぐに、葉っぱに小さな虫食い跡がみられたのですが、その後は広がる気配もなく。

7月16日 キャベツ

2週間経つと、このくらいまで大きくなりました。
毎朝の水やり以外は特になにもしていません。

 

8月4日 キャベツ

定植から4週間後。
防虫ネットの中でキャベツが窮屈そうになってきました。

 

8月4日 キャベツ結球

4週間でキャベツの中心部の葉っぱが丸まりかけてきたので、いよいよ結球開始です。

 

8月20日 キャベツ

定植から7週間後。
キャベツっぽい形になってきました。

 

キャベツ虫食い

ところがこの頃から、キャベツの葉っぱに虫食い跡が見られるようになりました。

防虫ネットをかけているのだから、犯人は青虫じゃないよね?
ならば、土の中に潜むヨトウガの幼虫とか?
そんなことを考えるも、何か対策をとったわけではありません。

だってキャベツの葉っぱが広がり過ぎて、土の中を掘って探すなんて嫌だったんだもの。

ところがそれから数日後、なんとも衝撃的な光景を見てしまいました。
防虫ネットの中で自由に飛び回るモンシロチョウの姿です。
驚いたのなんのって!

だって苗を植えてすぐに防虫ネットをかけていたのに?ですよ。
いったいモンシロチョウはどこから入り込んだわけ?

その時の様子がこちら↓

キャベツの防虫ネットの中でモンシロチョウを育てていた
2019年8月24日㈯ 晴れ 最高気温 26℃ 最低気温22℃

 

そんなこともありながら、ついにキャベツを収穫する日がやってきました。

9月10日 キャベツ

定植から10週間め。
一番大きそうなキャベツをひと玉収穫しました。

 

キャベツ収穫

重さを測ったら1.1kgでしたので、やや小ぶりかな。

 

キャベツ初収穫

でも割ってみたら、ちゃんとキャベツになっていた!
自分でもびっくり!

家庭菜園初心者でも、キャベツはちゃんと育つということがわかりました。

キャベツを育てる上で重要なこと

ところで、防虫ネットの中になぜにモンシロチョウがいたか?という問題ですが、後になって答えがわかりました。

なんとモンシロチョウは、防虫ネットの外側に卵を産み付けていたのですよ。
後日、防虫ネットの外側に卵が付着しているのを見つけてしまいました。

卵から孵化した幼虫の大きさは3mmといいますが、太さは1mmもないと思うんですよ。
だから編目1mmの防虫ネットなんぞ、簡単に入っていけるんですよね。

キャベツの葉っぱを食害する青虫は、まさに腹ペコ青虫だけど、絵本のように微笑ましく見られず、にっくき青虫です。

だけど、防虫ネットの上に卵を産み付けるモンシロチョウのことを考えた時、なんというか親心を感じてしまい、ジーンとしてしまったんですよねぇ。

だって、生まれる我が子が少しでも食べ物に困らないよう、キャベツの近くに産卵するわけでしょ?
中には、防虫ネットをくぐることができず、餓死する子もいるかもしれない。
それでも、わずかな可能性をかけて防虫ネットの上に産むモンシロチョウの母心!!

泣ける・・・。

泣けるとか言いながら、卵も青虫もすべて捕殺したのはこの私なんですけどね・・・。

以上のことを踏まえて、キャベツを育てる上で最も重要なことはただひとつ。

それは毎日の観察に他ならないと思います。

キャベツが毎日少しずつ成長するのを観察しつつ、害虫や病気に侵される変化を早期に見つけることは、どんなに優れた肥料を与えるよりも大事なこと。

それはすべての野菜においても同じことで、観察こそが良い野菜を育てる大前提なのだと思います。

防虫ネットをかけたからと安心することなく、毎日野菜を見守っていきたい。
でも、野菜命になりすぎて、時にこんな失敗もしてしまいましたが。

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優先順位を考えつつ、これからの秋野菜を楽しみたいな・・・。

 

 

コメント

  1. るり玉 より:

    こんばんは。

    まさに「採ったどー!」ですね。
    すごくきれいなキャベツ♪
    農家さんのお友達がいるなんて心強いこと!
    私も不思議に思ってたの。
    防虫ネットしてるのになんで中に青虫がいるんだろうって。
    なーーーるほど!
    またまたお勉強になりました。
    蝶々の知恵に感動感心しちゃった。
    いやいや、それにしても素晴らしいキャベツ。
    これは嬉しい美味しいですね。

    • そらはな より:

      るり玉さんへ♪
      自分でもこんな風にキャベツが育つってわかってとってもうれしい。
      それにモンシロチョウのことも勉強になりましたし。
      まだまだ世の中はわからないことだらけです。
      いろんなことを経験してみたいな・・・。