以前から、母の部屋のテレビの音が大きすぎるとは思っていましたが、うるさすぎてイラッとするようになったのは、ここ1〜2年でしょうか。
認知症の母に注意したところで解決するわけもなく、1日中爆音で流れるテレビの音には、本当に困っていました。
外にいてもテレビの音がうるさいと感じる
90歳を過ぎた高齢者なんだから、母の耳が遠くなるのはしかたがないと思っていました。
さらに認知症も加わり、今更補聴器を使うのも無理でしょう。
私の声ですら、叫ぶように話さないと母は聞き取れないのですから、テレビの音はなおさらです。
しかも、母にとって唯一の娯楽がテレビ。
内容なんて理解はしていなくても、とにかく朝から晩まで1日中テレビをつけっぱなしにしています。
暖かくなり窓を開けるようになると、庭仕事をしている私にも、テレビの声はっきり聞き取れるほどの大音量。
田舎なので住宅密集地ではないのが幸いですが、これ、都会だったらご近所さんから苦情殺到、はたまたトラブルに発展しそうなレベルです。
「少し音を低くして」と、母に言ったところで、数分後には忘れて元通り。
「イヤホンつけて」と、お願いしたところで、「嫌だ」と断固拒否。
本当に困っていました。
スピーカーを検討
高齢だから、認知症だから、田舎だから、と我慢してきたテレビの大音量問題も、さすがになんとかしなきゃと思いたち、母がいつも座っているソファーの近くにスピーカーを置くことを考えました。
・操作はテレビリモコンでできる
・配線がジャマにならない
・充電式や電池式ではないほうがよい
というのが理想です。
認知症の母は、新たな機器は扱えないので、テレビ操作は今まで使ってきたリモコンと連動するものがよいです。
また、母の近くにスピーカーを置くとなると、電源からコードが床の上に伸びて危険ですが、かといって、ワイヤレスのものだと充電や電池交換など定期的にチェックしなければならないので、直接コンセントに差し込むほうが望ましい。
二世帯住宅の、日中はほぼ一人で過ごす母がストレスなく、かつよく聞こえるスピーカーはないものか、あれこれ探しました。
ミライスピーカー
そして買ったのがミライスピーカー。
ステレオタイプもありますが、アナログのミニで十分だと思いました。
接続は、コンセントに電源アダプターを差し、テレビのイヤホン端子にコードをつなぐだけ。
これまで使っていたテレビリモコンからも音量操作ができます。
なにより!
母のテレビの音量は45〜50だったのが、25~26でも大丈夫になったこと!(テレビの音量レベルはメーカーによってちがいます)
音量は小さくても、聞きやすい音に変換してくれるスピーカーなので、耳の遠い人にとっても家族にとっても聞こえやすくなります。
スピーカーは、テレビのすぐ横に設置しましたが、音波が広がって届くので、母のソファーの近くに置かなくてもまったく問題ありませんでした。
ちょっとお値段高めでしたが、買って良かったです。
母は、いつもと変わりなくテレビを観て、私は大音量のテレビに悩まされることがなくなったので、ミライスピーカーは高齢の母のためというよりは、周囲の家族のため(私のため)に買ったようなものでした。
ステレオタイプもあります。
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