秋田でノートルダムの鐘公演は可能ですか？

先日、あきた芸術劇場ミルハス2周年の記念イベントへ行ってきました。

秋田県内最大規模の大ホールは、クラシックや歌舞伎、オペラなど幅広い公演に対応できるようになり、これは、もしや、劇団四季のノートルダムの鐘も公演可能なんじゃないかしら？と淡い期待を抱いてしまいました。

ミルハス2周年記念イベント

誘われたら、たいていなんでもホイホイのってしまう私。

友人のお子さんが、舞台の音響のお仕事をしている関係で、ミルハスの2周年記念イベントにやってきました。

 

昨年、ミルハスの大ホールでディズニー・オン・クラシックのコンサートを観賞しましたが、何気なく見ていた舞台には、客席により効果的に音が届く設備が施されているということを、初めて知りました。

 

舞台を取り囲む壁や天井は、すべて音響反射板になっていたんですね。

また、客席側の壁のあちらこちらにスピーカーが内蔵されているというのも、言われなければわからないことでした。

 

大ホールの壁面は秋田杉が施されているのですが、単にインテリア的な要素だけではなく、やわらかい音質となる設計だというのも、すばらしいではないですか。

 

音響反射板は、舞台上部に吊るされて収納する形です。

また、照明機器も吊るしてあるので、何十トン？何百トンの重さにも耐えられる設計なのですね。

さらに！

オーケストラピットの中にも入ることができましたよ。

この視点で見ることって、なかなかないですから、興味津々。

 

オーケストラピットを使用しない時は、下に収納されている座席4列分が出てくるそうです。

とても興味深い舞台見学でした。

劇団四季ノートルダムの鐘は公演できますか？

大ホールは、2,000人収容可能になり、音響設備もバッチリ、舞台の上にはあんなに重いものを吊り下げられるなら、もしやノートルダムの鐘も吊り下げられるんじゃないの？

と、劇団四季アタマの私は、すぐに妄想してしまいましたよ。

で、説明してくれたスタッフの方に聞いてみたんです。

「ここで劇団四季のノートルダムの鐘は公演可能ですかー？」って。

するとスタッフの方もノリノリで「私もノートルダムの鐘観たいですよー！来てほしいですよー！」と。

そして、設備的にはなんの問題もないし、舞台セットも設置可能だと。

だか、しかし。
ここからがオトナの事情。

劇団四季のノートルダムの鐘を秋田で公演するならば、少なくとも2週間以上の公演をすべて満席にしないと、採算が取れないようで。（←こんなに明確に言ったわけではありませんが、そのように感じました）

うーん、秋田じゃ満席にならないかなぁ？

だったら、連日通っちゃうよ？ワタシ。

ノートルダムの鐘の聖歌隊を、秋田杉の音響で聞いたら、さらにトリハダもんだよねー。

1幕最後のカジモドとフロローとフィーバス隊長のハモリなんて、トリハダ通り越して髪の毛逆立つよねー。

などなど、楽しい妄想にしばし浸ることができました。

今度、他の劇場に行ったら、音響板とかスピーカーの位置も、しっかり見ようと思いました！

楽しい社会科見学でした。