少し早いですが、水菜の種を蒔きました。
昨年、秋に種まきをした水菜は、害虫や台風被害に遭い全滅してしまったので、その経験を活かしてあれこれやってみたくなりました。
何事も経験。
その経験は次に生かしてこその財産となります。
水菜の発芽適温
日中の最高気温がようやく10℃を超えるようになった秋田ですが、水菜の種を蒔きました。
最低発芽温度4℃、最高発芽温度35℃
昨年は5月中旬に種まきをしていますから、1カ月も早いことになります。
早めに種を蒔く理由は2つあります。
昨年の経験から
昨年、春に種まきをした水菜は、ビギナーズラックとでも言いましょうか、特に害虫の被害に遭うこともなく、何か苦労したわけでもなく、大豊作でした。
水菜ってこんなに簡単に育てられるんだと、おおいに喜びました。
しかし、調子にのって8月の終わりに種まきをしたものは、散々たる結果に。
カブラハバチの幼虫に葉っぱをかじられ、ネキリムシにはことごとくなぎ倒され、アブラムシの御一行様もやってきて、最後は台風でとどめを刺され、結局全滅することとなりました。
よって、早めに種を蒔く理由のひとつは、虫たちがまだ活動する前に水菜を大きくしてしまおう!というわけです。
春ならば、台風による塩害もほとんどないと思われますしね。
そしてもうひとつの理由が、「水耕栽培に失敗したから」。
今年はサニーレタスの水耕栽培がとてもうまくいっているので、調子にのって水菜も室内で育てようと思ったのですが、サニーレタスと同じようにやったら、発芽してすぐに徒長してしまったのです。
理由はよくわかりませんが、この失敗が私の菜園魂に火をつけました。
もう、土に種を蒔いてやるーっ!ってね。
水菜の種まき
さて、水菜の種はとても小さいのですが、適当に種を蒔いてはいけません。
支柱を使って1cmの溝を作り、そこに種をスジ蒔きします。
支柱で溝を作るというのは、実はとても大事なこと。
それは、種の深さを均等にすることにより、発芽もそろいやすくするためです。
昨年は、そんなことも知らず、適当に指でざざざーと掘って、溝を作りました。
結果、発芽が不揃いで、その後の間引きに苦労することになりました。
また、スジ蒔きといってもある程度等間隔になるように種を蒔いたほうが、後々楽となります。
密集、密接した種を土で密閉すると(いわゆる3密)、発芽が重なり、間引くのが大変になるからです。
しかし、今回使用した種は昨年使った残り。
有効期限も昨年の秋で切れていますから、発芽率は悪いと思われます。
なので、密集、密接で種を蒔きました。(ごめんなさい!)
果たして、どのくらい発芽するでしょう。
これはこれで楽しみでもあります。
種を蒔いて土をかぶせたら、軽く上から手で土をおさえます。
これは、種に土を密着させることで、水分が吸収しやすくなるため。
昨年は、こんなことも知りませんでした。
水菜の害虫対策と保温 不織布
昨年の秋は、さんざん害虫被害にあった水菜ですが、まだ春早い時期ですから、土の中の虫たちの活動も鈍かろう・・・。
と思ったら大間違いで、虫は空から飛んでくるのもあります。
すでに数日前にはモンシロチョウが飛んでいるのを目撃しましたからね。
なので、水菜は不織布をトンネル掛けしました。
防虫ネットにしなかったのは、保温効果も期待しているからです。
不織布の遮光率は80%ですから、お日様の光を浴びながらの保温です。
さらに、防虫ネットは格子状の網ですが、不織布は織らずに繊維を水圧等でからませた布です。
つまり、編み目よりも小さい虫は防虫ネットを張っていても入ってきてしまうのですよね。
特ににっくきアブラムシ!
まだアブラムシは活動していなけれど、昨年は本当にアブラムシが憎くて憎くて、可愛くないうえに憎さも100倍でした。
どうだ!
不織布ならば、アブラムシも入れまいっ!
昨年、経験したことをひとつひとつ振り返りながら、今年に活かせるってとてもワクワクします。
失敗したら、それを来年に活かせばいいんだもんね。
家庭菜園をやるようになったら「来年も同じように春を迎えられますように」という願いがとても強くなりました。
野菜を育てるのに失敗すると、また1年待たなければならないのですが、50歳を過ぎた頃から自分がいつまで生きていられるかな?ってことも考えるようになりました。
だから今年も春を迎えることができて、とてもうれしい。
生きているってすばらしい!
1週間後、水菜が発芽しました。
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