家計簿アプリ「マネーフォワード」を使い始めて5年となります。
自動で集計してくれるマネーフォワードは、便利すぎて手放せない家計簿ですが、この他に手動で年間収支をエクセルでまとめています。
この年間収支表は、年金生活を不安のないものにしてくれます。
マネーフォワードのメリット
現在使っているアプリは、「マネーフォワードfor住信SBIネット銀行」です。
最初に使っていたマネーフォワードよりも便利に使っています。
1.収入・支出を自動で取り込んでくれる
マネーフォワードに銀行口座を連携させると、利用明細が自動で反映されるようになります。
食費や日用品費なども自動で項目別に振り分けてくれます。
たまに違った項目に分類されることもあるので、時々チェックはしますが、自動集計のおかげで、家計簿は「つける」のではなく「管理する」ようになりました。
2.カード決済も取り込んでくれる
日常の買い物は、デビットカード決済です。
カードもマネーフォワードと連携させているので、自動で家計簿に取り込んでくれます。
3.その場で家計簿をつけられる
世の中キャッシュレス化と言えども、まだまだ地元では現金で支払う場面もあります。
例えば、地元の個人の歯医者さんや個人の飲食店など。
また、友人同士でお金のやりとりをする場面など。
しかしマネーフォワードはクラウド上に家計簿があるので、現金の出し入れがあったその場で家計簿をつけることができます。
昔は、夜に自宅で家計簿の記入をせっせと行っていましたが、今はスマホさえあればいつでもどこでも家計簿をつけることができるので、記入漏れがありません。
旅行先でも、その日のうちにホテルで家計簿をつけられるというのはとても便利です。
4.集計も自動で行ってくれる
もちろん1か月の項目ごとの集計も自動で行ってくれます。
今月の食費や日用品費が一目瞭然です。
昔は、収支と残金が合わなくて使途不明金も多発していましたが(←どんぶり勘定)、今は1円単位でお金の管理ができるようになりました。
マネーフォワードのデメリット
こんなに便利なマネーフォワードですが、もちろんデメリットもあります。
1.慣れるまでに時間がかかる
マネーフォワードに限ったことではありませんが、アプリに慣れるまで時間がかかりました。
自分が管理しやすいようにカスタマイズするのが大変でした。
2.無料会員では1年以上前のデータは見ることができない
マネーフォワードの利用は無料なのですが、残念ながら1年以上前のデータは見ることができません。
また、連携する銀行口座やカードの数も、制限されます。
有料会員(月額500円)になれば、データの閲覧や連携口座は無制限となります。
3.個人情報流出のリスク
クラウド上にある家計簿で、銀行口座を連携しているのですから、個人情報が流出する危険性というのは考えなくてはなりません。
パスワードや二段階認証など、最近はセキュリティがしっかりしていますが、自分でもこれらをきちんと管理する必要があります。
しかし、これまで使ってきて特にトラブルはありません。
年金生活前の家計管理
そんなわけで、もう手放せなくなったマネーフォワードですが、私にとってのデメリットは、無料会員ゆえ家計簿のデータが1年経つと閲覧できなくなる…ということ。
そこで始めたのが、マネーフォワードの収支を月ごとにまとめ、1年間の収支表として保存すること。
数カ月に1度、マネーフォワードの集計データをエクセルに入力し、1年分をA4サイズの用紙にまとめています。
これにより、1年間のお金の収支を可視化でき、お金の流れが明確となりました。
また、年金生活では一年間の収入は決まっていますから、お金も年単位で管理しなくてはいけないということに気が付きました。
50代のうちに年金生活をシミュレーションしておくことは、将来の不安要素も減らすことにつながります。
急な出費もありますが、今から年間の収支を把握しておけば、ある程度の予想もできます。
例えば、今年は家電買い替え年で、いくらかかったかなど記録に残すことで、次の買い替え時期や費用もある程度わかりますもんね。
将来への不安の大半は、お金のことだと言いますが、家計を可視化(透明化)することで、暮らしも見通しが立てられるので、不安も軽減できます。
節約とは、お金を使わないことではなく、無駄を省くこと。
さらには、目的をもったお金のつかい方をすることなのだと思うようになりました。
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