60歳の畑じかん|今年は“追われない畑”で夏野菜を植えました

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5月中旬。
ようやく畑に夏野菜の苗を植えました。

今年は自宅のリノベーションや引っ越しで、4月いっぱいは家の中を整えるだけで精一杯。

例年なら「早く畑を始めなきゃ」と焦っていたはずなのに、不思議と今年はそうならなかったのです。

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今年の主役たち

今年は苗の数をぐっと減らしました。
出だしが遅く、畑の整地が間に合わなかったこともあります。
でもそれ以上に、「体力に合わせて、無理のない畑にしよう」と思ったのです。

今年植えたのは、
・小玉スイカ 2株
・パプリカ(りんりん・らんらん) 各1株
・ピーマン 1株
・万願寺とうがらし 1株
・タカノツメ 1株
・キュウリ 2株
・ナス 2株
・トマト(大玉・中玉・ミニ) 各1株
・長ネギ 30本ほど

定植を待つ苗たち

例年なら、この倍近く植えていました。
けれど今年は、「これくらいが、今の暮らしにはちょうどいい」と思っています。

ゆっくり整えた畝づくり

4月はほとんど畑に出られませんでした。
でも、その時間が結果的によかったのかもしれません。

急がず、無理せず、必要な場所だけを少しずつ整える。
土をほぐしながら、自分自身のペースも受け入れていくような感覚がありました。

畑のスペースも例年の半分です

年々、体の動きはゆっくりになっているのをひしひしと感じます。

でも最近は、その“ゆっくりさ”が以前ほど嫌ではありません。
むしろ、季節の移ろいをちゃんと感じられる速度なのかもしれないと思うのです。

行灯が並ぶ、5月の畑

秋田の5月は、暖かくなったようでいて油断できません。

とくに風!!

突然の強風で、植えたばかりの苗が折れてしまうことも経験済みです。

そこで今年も、すべての苗に行灯をかぶせました。

私は行灯信者です

根が活着するまでの1〜2週間、風よけ代わりです。

透明な行灯が畝にぽつぽつ並ぶ風景は、まるで小さな温室のよう。
その中で苗たちが静かに呼吸しているように見えて、私はこの景色が好き。

小さな工夫と、畑の知恵

植え付けでは、毎年続けている小さな工夫があります。

・植え穴にリキダス1000倍液を入れて活着を促す
・長ネギを混植してアブラムシ対策
・行灯で風と寒暖差から苗を守る

特にナスは50cmくらいになるまで行灯は外しません

失敗した年や天候に振り回された年を重ねながら、少しずつ身についた“わが家の畑のやり方”です。

“追われない畑”でいたい

夏野菜は、育ち始めると本当に勢いがあります。

昨日まで頼りなかった苗が、数日後には「俺が夏の王様!」みたいな顔をし始めます。

いまだにトマトはうまく育てられたことがない

そして、毎日のように収穫が始まり、食べることにも追われます。
嬉しい悲鳴ではあるけれど、時には少し疲れてしまうことも事実。

だから今年の量は、きっと今の私にちょうどいい。

以前は、過去の自分と収穫量を競っていたように思います。
でもこれからは、畑に立つ時間は“季節を感じるための時間”。

ゆっくりでいい。
焦らなくていい。

夏野菜の周囲にはマリーゴールドなどを植える予定

今年の畑の季節がまた静かに始まりました。

 

 

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