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【実家の片付け③】納戸のタンスを処分して得た教訓

実家の納戸にホコリをかぶって放置された複数のタンス。
これらを運び出し、処分しました。

まだまだ実家の片付けは続きますが、とりあえず難関クリアです。

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実家の納戸の片付け

2年前、重い腰を上げてようやく実家の納戸の片付けに着手しました。

これまで納戸の中は、見て見ぬふりをしてきた場所です。


▲2022年12月 実家の納戸

しかし、父が亡くなって数年、母も認知症となり、私自身も還暦が目前に迫ってきたこともあり、今やらなければもうできないのでは?という思いに駆られて、やっと動き出すことができました。

まずは、床に置かれていた大量の額縁を処分。

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その後、納戸の上の棚にギュウギュウに押し込まれていた大量のお椀やお盆を処分。

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しかしこの時、どうしても処分できなかったものがあります。

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大量の掛け軸

それが、引き出し3段に渡って押し込まれていた大量の掛け軸。
初めて見た時には、怖くてそのまま引き出しを閉めてしまいましたが、あれから1年半。

今回は目を背けず、きちんと片付けようと思いました。

引き出しの中に大量の掛け軸

ご先祖様には申し訳ないけれど、私にとってはまったく思い入れのないものなので、逆に紐解くのが怖い。

 

なぜこんなに大量に?

それでも、今回は頑張って掛け軸を開いてみると、大半は今で言う「御朱印」みたいなもの?
その他は市町村からの表彰状みたいなものだというのが、なんとなくわかりました。

父の親世代のものなので、明治とか大正時代でしょう。
当時は、掛け軸で授与されていたんですかね?

一通り目を通し、今回は潔く処分します。

タンスを処分

タンスの中の掛け軸を全部出したので、あとはタンスを下へ運び出すだけです。

武家屋敷にありそうなタンス

実家は、私が中学生の時に建て替えしたのですが、どうしてその時に古いタンスを処分してくれなかったんでしょうね。

 

タンスだらけ

わざわざ二階に納戸をつくり、その中へ父自身もどうしてよいかわからなかった親世代のモノを詰め込んだのでしょう。

 

反対側にもタンス

今でこそ、ミニマリストだの断捨離だの、必要のないモノは処分するという傾向にありますが、戦争を体験した父や母がモノを捨てることができなかったというのは、なんとなく理解できます。

 

引き出し開けたら分解したタンス

しかし。

自分のものは、感謝の気持ちを持って「さよなら」できますが、なんの思い入れもないモノを捨てるのは、精神的にも肉体的にも苦痛でしかありませんでした。

 

納戸西側 スッキリ!

それでも2時間に渡って、夫と2人で納戸からダンスを運び出したら、気分もスッキリ!

 

母の婚礼家具

ただし、母の婚礼家具であるタンスには、着物がビッシリ入っていて、今回はそのままにすることにしました。

 

納戸東側

母が元気なうちは、母のものはそのままにしておこうと思います。

実家の片付け教訓

今回、父の親の代のタンスを処分して、感じたこと。

モノには、その人の想いが詰まっているからこそ、モノの持ち主がしっかり片付けをしたほうが良いということ。

うちの両親は「(自分たちが)死んだら全て捨ててくれ」というスタンスでしたが、それでは使ってきたモノに対してあまりにも失礼だと思いました。

ましてや、父自身もどうしてよいかわからなかった自分の親のモノを、そのまま納戸に詰め込んで蓋をしておくなんて・・・。

あらためて私は、自分のものは自分できっちり始末をつけようと思いました。

 

車庫に運び出しました

子どもに迷惑をかけないように、とよく言いますが、人が亡くなれば生きた証を消していく手続きは、誰かに託さなければなりません。

ならば、物質的なモノは極力減らしていかなくては、とつくづく思った今年の夏。

でも、気分は爽快となったので、二階の納戸で汗だくになって、よいダイエットになったと思うことにします。

 

 

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