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【昨年、年賀状を出すのを辞めました】辞めるきっかけとタイミング

昨年、年賀状を出すのを辞めました。
きっかけは父の死が大きかったのですが、それ以外にもいろいろ思うところがあって、思い切って辞める決断をしました。

そして、年賀状を辞めてどうなったか?

あくまでも私個人の考え方ですが、もしも年賀状を辞めたいな・・・と思っている人の参考になれば幸いです。

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年賀状を辞めようと思ったわけ

3年前父が亡くなった時、何十年分の山積みの膨大な数の年賀状をみて、途方に暮れました。

父はとても交友関係の広い人だったので、80歳を過ぎても毎年200枚近い年賀状をやりとりしていました。
その方たちへ、父が亡くなったことを知らせるにはどうしたらよいのかとても悩みました。

亡くなった父がやりとりしていた年賀状相手へ 喪中はがきと死亡通知と寒中見舞い
今年は父が亡くなった年なので、喪中はがきを準備しなければならないなぁ・・・と考えていました。 私の友人たちとはメールなど...

近年、終活の第一歩として年賀状終いをする方も多いと聞きますから、父も徐々に年賀状を縮小していってくれたらよかったのに。
そんなことすら思ってしまいました。

相手のことを思いながら、1枚1枚年賀状に言葉を添えていた父のことはとても尊敬しますが、そんな父の年賀状終いをしたのはこの私。

父がやりとりしていた年賀状をひとつひとつ確認する作業は、父の想いを理解する貴重な時間であったけれど、たくさんの時間と労力も使い果たしてしまいました。

そして思ったのです。
私も年賀状終いをしなくては、と。

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年賀状の辞め方

携帯電話の普及により、いつでもメールやLINEで連絡を取れるようになった昨今。
昔は、年に1度の年賀状だけのやりとりだった遠く離れた友人たちとも、今ではLINEで簡単に連絡を取り合えるようになって、以前よりもお互いの近況がわかるようになりました。

だから、数年前から年賀状のやり取りが義務化しているなと感じていました。

また、年末の気忙しい中、年賀状を書くための時間がなかなか取れず、いつも差し迫ってからバタバタと年賀状を作成するのは、けっこう大変でした。

なので、LINEでつながっている友人たちへは「年賀状を辞めます宣言」をしました。
いつもLINEでやりとりしているので、年賀状を出す必要性はなくなってしまったのですよね。

父の死がきっかけではあったけれど、年賀状に義務感を感じていたので、ちょうどよいタイミングでした。

そして、LINEをやりとりしていない相手へは、年賀状に「父の死をきっかけにいろいろ思うところがあり、今回で年賀状を出すのは終わりにします」という内容を書き記しました。

LINEでつながっていない相手というのは、それこそ年に1度の年賀状だけの付き合いだったことが多かったので、むしろスッキリしました。
もちろん縁を切るわけではないので、年賀状にはメールアドレスを記し、「メールをください」と書きました。

実際に、すぐにメールをくれたのは半分くらいの人数で、そういう方たちとは今でもつながっています。
反対にメールをくれなかった人というのは、向こうも義務で年賀状を出していたのでしょうね。
だから、本当の年賀状終いとなりました。

年賀状を辞めてどうなったか

もちろん、いまだに年賀状を出している相手もいます。
それは、LINEやメールなどのやりとりがない相手で、かつ、年賀状での挨拶も必要な職場の上司とか、お世話になった親戚の方とか。

わすか片手に収まる人数なので、このくらいであれば年賀状を書くのもさほど時間を要しません。

そして、年賀状を辞めた友人たちとは、LINEでいつでも連絡がとれるので、なにひとつ困ったことはありません。
「今年は会いたいね」などと、お決まりの文句を年賀状に書き添えていた友人たちとは、LINEのおかげで密に連絡を取るようになり、実際に会う機会も増えました。

私にとっては、年賀状を辞めたことで生じる不具合は、ひとつもありませんでした。

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本当に大切な友人とは形式にとらわれない付き合いができる

年賀状を辞めたからといって、友情にひびがはいるわけでもないし、もしもそれがきっかけで連絡を取らなくなるのであれば、それまでの相手だったということです。

年賀状は義務でやりとりするものではなく、気持ちを込めて出すもの。

子どものころは、年賀状を書くのが大好きで、心を込めて手書きをしていたものですが、それも連絡手段が、手紙や電話といったツールしかなかったから。
今はSNSで瞬時に繋がることができる時代ですから、年賀状にこだわる必要はないのです。

そして、50歳を過ぎ子どもたちも独立しつつある今は、本当に会いたい相手へは「今年は会いたいね」などと年賀状に書かなくとも、とっくに会いにいっています。

大切な友人とは、形式にとらわれない付き合いができるということなのでしょう。

さて、今年は義父が亡くなったので、喪中はがきを作成しました。
わずか数枚なのでサクッと終了。

時間にもお財布にもやさしい年賀状終いでした。

 

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