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年末調整の還付金が昨年の4倍となった理由とマイナンバートラブル 

年末調整で払い過ぎた税金が戻ってきました。

今年の還付金は昨年の4倍。大幅アップです。

って、喜んでいる場合ではなくて、今年は税金にかかわる面でいろいろ変化があったからなのですが・・・。

 

しかし、この年末調整。

今まで漠然と、「払い過ぎた税金を返してもらう」くらいの認識だったのですが、自分で稼いだお金で自分が納める税金のことなのに、あまりにも知らなすぎ!ということを、つくづく思ったのですよね。

というわけで、今年の年末調整についてのお話です。

 

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年末調整とは

会社からお給料をもらっている人は、毎月会社が税金を給料から天引きして納めてくれています。

納めている税金は、所得税と住民税

これは、社会保険料の額や扶養親族の人数により、だいたいの税金を会社側が大雑把に計算した金額。

健康保険料や介護保険料、厚生年金などの社会保険料をこれくらい払っているから、税金もちょっとオマケしてやるよ・・・という配慮のもとに計算されています。

さらに、所得税がオマケされる項目は、生命保険や地震保険に加入している場合など全部で14種類

しかし、そんな個人の諸事情をすべて会社で把握することは困難なので、自分できちんと申告して、払い過ぎた税金を返してもらうのが、年末調整なのです。

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昨年までの年末調整

昨年、年末調整で私が控除申請したものは2つ。

  • 生命保険料控除
  • 社会保険料控除

生命保険料控除は、加入している生命保険会社から送られてくる「控除証明書」を添付。

社会保険料控除は、次男の国民年金保険料を親が立て替え払いしたので、これも「国民年金保険料控除証明書」を添付。

この申告で、懐が少しだけ温かくなる還付金が返ってきました。

今年の年末調整

今年、新たに申請したのは扶養者控除

亡くなった父は、所得が一定基準に満たなかったので、今年に限り扶養親族として申請できます。

https://soratohana.com/huyousinzoku161027

 

さらに、それまでは父が母を扶養親族として確定申告をしていたのですが、今度から母は私の扶養親族として申告することにしました。

母は身体障害者手帳も持っているので、障害者控除の申請もしました。

 

年末調整で添付した書類

1.生命保険料控除

⇒生命保険料控除証明書

 

2.社会保険料控除

⇒次男の国民年金保険料控除証明書

 

3.扶養親族控除

⇒父の源泉徴収票

⇒母の年金額改定通知書・母の障害者手帳のコピー

 

以上の添付書類により、年末調整還付金は、昨年の約4倍の金額が返ってきました。

そこそこ大きな金額です。

これも、自分できちんと申請しなければ、返ってこないお金なんですよね。

きちんとお金のことを知るということは、税金のしくみなども勉強することになります。

若いころは、なんて無頓着だったのかと悔やまれました。

 

なお、この年末調整により、来年度の住民税の額が決定されるので、来年度は少し住民税が安くなる予定です。

余談・・・マイナンバーのこと

年末調整のさいには、マイナンバーの記入が必須となりました。

扶養親族とする母のマイナンバーも必要となります。

が、亡くなった父のマイナンバーも記入するようにと、勤務先の税理士さんに言われたのですよね。

 

・・・・。

知るか。

 

父のマイナンバーなんて、市役所に死亡届を提出したさいに、返却するようにと言われ、とっくの昔に返却しましたもん。

なので、父のマイナンバーなんて知るわけがない。

 

最終的には、父のマイナンバーは記入しなくとも、年末調整の申請はできたわけですが、その時に、税理士さんから興味深いお話を聞きました。

亡くなった人のマイナンバーがわからないために、生命保険金の受け取りができなくてトラブルになっている例があるんだとか。

うっそ!

亡くなったからって、マイナンバーをホイホイ返却するのではなく、コピーをとっておかなくてはならない時代なのですね。

またひとつ、勉強になりました。

 

 

 

 

コメント

  1. とも より:

    もう年末調整の季節ですね。一年が早いです。
    うちは自営業主の給料制なので、私が源泉事務をしています。
    会社勤めの時は、控除のことなんて全くわかりませんでした。自分で源泉事務をし始めると、税の仕組みがよくわかります。これが役立って、相続税のこともスムーズに進みました。
    所得税はまだ良いのですが、住民税は高いですね。忘れた頃にドカンと納付するので、ハートが♥️縮みます。

    先日の国民年金の学生納付特例制度の追納ですが、確かに追納は任意ですね。
    しかし、追納しなければ満額は貰えないのですね。うちはもし息子が家の仕事を継ぐと、老後は国民年金だけになるので、制度は使いませんでした。本当に支給されるかは、今の状況ではわかりませんが、少しでも助かるようにおさめてやりたいと思ってます。

    • そらはな より:

      ともさんへ♪
      すばらしいです。
      ともさんは、源泉事務をされているんですねー。すごいなー。
      お金のことって、自分で払うときは高いだの安いだの気にするのに、給料から天引きされていると、本当に無頓着になるものです。
      長男が帰省したら、給料明細の見方を教えてやろうと思いました(^-^;
      国民年金の学生納付の追納について、先日年金事務所に電話で聞いてみたんです。
      就職したら、追納のお知らせはこないので、自分で自覚して自分で支払う手続きをしなければならないんだそうです。
      そして追納できる10年の期限が近付いたころに、「追納しないと年金額が減っちゃうよー」というお知らせが届くのだそうで・・・。
      就職して10年経ったころに、ン十万円もの追納のお知らせがきたら、そんな急には払えないものですよねぇ。
      やっぱり払えるときに親が払って、返済は親へゆっくりでいいから返してもらう・・・というほうが、我が家の場合はいいなぁ・・・と思いました。